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木くず 処分できず滞留深刻化 福島
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=14736
日本農業新聞 (2012年06月10日)
東京電力福島第1原子力発電所事故に伴う放射性物質の影響によって、製材業で発生するバーク(樹皮)が処分できず、福島と近隣県で深刻な問題となっている。福島県では産業廃棄物としても受け入れ先がなく、10カ月分以上が木材業者の敷地内で山積みになっている。作業場や丸太置き場などにもバークが積み上がり、製材業を縮小せざるを得ない事態も発生。木の伐採量も制約を受けることが懸念されている。
・木材業者 対応に限界 国は解決策示して
バークは樹木の皮を剥ぐ工程で出る木くずで、福島県内で毎月4000トン前後発生する。原発事故が起こる前は、バイオマス(生物由来資源)発電用燃料や堆肥の原料、畜産農家の敷き料として販売していた。
しかし、稲わらから高濃度の放射性セシウムが検出された昨年7月、敷き料や堆肥に放射性物質の基準が設けられて以来、同県産のバークは敬遠され流通が止まった。県木材協同組合連合会によると、県全体で4万トン近いバークが滞留。産業廃棄物処理場は「東日本大震災で発生したがれきの受け入れで手いっぱい」などとして受け入れてくれない。焼却すると放射性物質が濃縮するとして焼却灰を引き取ってくれる処分場もない。そのため廃業した業者も出始めているという。
積み上がったまま放置すれば発酵が進み、太陽熱で自然発火する恐れがあり、見回りのために警備員を新たに雇った業者もある。
環境省は、放射性物質の濃度が1キロ当たり8000ベクレル超の災害廃棄物は国の責任で処分するが、8000ベクレル以下は通常の廃棄物処理で対応するとしている。林野庁も「バークの処理を国が担うのは難しい。産業廃棄物として処分できるよう業者に働き掛けたい」(木材産業課)との説明にとどまる。
同連合会では、仮置き場として借りられる遊休地を探しているが、周囲の理解を得られないなどで難航。除染の実証試験にも取り組んでいるが、技術はまだ確立していない。苦肉の策として、県内では大手の業者がバークを小さく圧縮する機械2台を購入し、他の業者の分も合わせて圧縮。敷地内に積んでいるという。
同連合会の宗形芳明専務は「業界でできることは全てやった。仮置き場の設置や 焼却灰の保管など国が解決策を示すしか対策はない」と訴える。
県内の森林組合の組合員は約5万3000戸。県森林組合連合会の船木秀晴専務は「このままでは伐採が制限され山が荒れる。組合員はほぼ全員が農家で、森林所有者の農家にも影響が出る」と危機感を募らす。
バークの滞留は栃木、群馬、茨城県などでも問題となっている。全国森林組合連合会の肘黒直次参事は「林業の死活問題。政府は一日も早くバークの処分方法を示してほしい」と強調する。
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汚染された東北や関東北部の森林で、でまだ林業を続ける
つもりなんでしょうか。
しかも、まだ福島で製材業なんてしているのですね。
日本製の家具も怖くなってきました。。
8000ベクレル以下のバークについては、林野庁も「バークの処理を
国が担うのは難しい。産業廃棄物として処分できるよう業者に働き掛けたい」
(木材産業課)
って、日本全国あちこちにばら撒いて処理されるのでしょうか。
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