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吉川タイムズ
2012年06月14日03:56
再稼働反対民主党国会議員、覚悟の“反野田”決起集会を撮った〜院内集会参加議員名簿一覧
6月13日(水)午後5時30分、衆議院第一議員会館地下大会議室において、与党民主党国会議員が作る「再稼働再考を求める有志議員一同」主催の反原発、再稼働反対決起集会が開催され、民主党議員が20名以上、ほか市民、団体、マスコミ関係者が大勢集まった。
呼びかけ人代表は、荒井聰(衆)、増子輝彦(参)議員。呼びかけ人は、衆議院議員が47名、参議院議員が20名、計67名。署名をした議員は、衆議院議員39名、参議院議員が16名、計55名。呼びかけ人+署名者合計は122名にのぼった。
冒頭、荒井聰議員が開会の挨拶を行った。野田政権のこの間の大飯原発再稼働の過ちを痛烈に批判した。
すなわち、野田首相が再稼働会見で行った「福島を襲ったような地震・津波が起きても事故を防止できる」「すべての電源が失われても炉心損傷に至らない」という認識は、3.11以前の「原発安全神話」の復活ではないか?というのだ。
ご存知のように福島原発事故で事故収束に向けた作業拠点となった免振棟は大飯原発にはない、ベント装置もない。国会事故調、政府事故調の報告による事故原因の究明・解析結果もまだ出ていない。つまり、こうしたなかでの再稼働は「原発は安全である。だから住民の安全対策はする必要がない」という誤謬哲学の復活だと。
野田首相は「夏場限定の再稼働では国民の生活は守れない」「エネルギー安全保障の視点から原発は重要な電源」とも言った。「国民の生活を守る」の中身は、福島の住民が味わった悲劇を繰り返さない万全の措置、命を守る政策や決断をいうのではなく、「夏場の関西地域の電力不足」により、産業(界)が悪影響を受ける、国民が不便な生活を余儀なくされる、からこれを政治の責任で解決する、という極めて矮小な世界観で問題のすり替えを図ったものとしか思えない。市民は、こう思っている。「福島のような事故が防げるなら節電、おおいに結構、協力しましょう」と。
しかも、政府の「需給検証委員会」は、融通前供給力低く見積もるなど、電力不足を過大に評価している節がある。
122名の反原発議員が姿を現したこの集会の意味は、民主党の中が完全に二つに割れ、もはや収拾がつかなくなっていることを現している。「原発再稼働」「増税」に“命をかける”野田首相の政治に対し、やろうとしていることは「自民党への逆戻り」ではないかという辛らつな声も出始めたが、いまさら後戻りできないところに踏み込んでしまっている。
一線を超えた“反小沢”路線が民主党を混迷の渦に巻き込んだことは間違いないが、原発再稼働、増税という“政局”がこの二律背反の党のしがらみをスッキリさせる段階に来ているのかもしれない。
藤波心が最後に挨拶しこう言った。「ぜひ、新党を作ってください」
http://blog.livedoor.jp/yoshikawatimes/archives/8776185.html
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