独立行政法人森林総合研究所（茨城県つくば市）は１２日、福島県内の渓流で３〜４月の雪解けの時期に採取した水に含まれる放射性セシウムの調査結果を発表した。大部分は不検出だったが、降雨日に採取した一部から微量を検出。飯舘村の１リットルあたり５．９ベクレルが最高で、いずれも食品の新基準値で定められた飲料水の基準（１キログラム当たり１０ベクレル）を下回った。

　伊達市、飯舘村、二本松市、会津若松市、郡山市と広野町の６市町村の各１カ所で、毎日１回ずつ採水。計３４２回分のうち、９７％は検出限界値（放射性セシウム１３４、同１３７各１ベクレル）未満だった。

　一方、降雨日のうち３地点９検体（伊達４、飯舘３、二本松２）で１リットル当たり１．０〜５．９ベクレルを検出。ろ過後の水からは検出されなかったため、同研究所は放射性セシウムは濁りの成分に付着していたとみて、調査を続ける。

　金子真司・立地環境研究領域長は「大雨が降れば、ごくわずかだが今後も流出する可能性がある」と話している。【安味伸一】

http://mainichi.jp/select/news/20120613k0000m040067000c.html
　

コメント
01. 2012年6月13日 17:53:46 : nWJuc0uLMc 核実験の影響が残っていた１９６８年。その時の福島市の源水の放射性セシウム１３７の濃度は０．００１１１Ｂｑ／Ｌだった。１０万分の１ベクレルまで測定が可能だった。１９９４年以降、不検出になった。今回は検出限界値を１０万倍上げて誤魔化したとも言える。 ＞福島県 　放射能測定調査 　陸水 　源水 　1968/04/26 1968 福島市 Cs-137 1.11 mBq/L 福島県 放射能測定調査 陸水 湖沼水 1972/10/25 1972 福島市 Cs-137 0.74 mBq/L もう一つの誤魔化しは、ストロンチウム９０の検査を全く行わないことだ。 ストロンチウム９０は、記録がある１９６８年から２００９年まで、ずっと検出され続けている。 ＞福島県 　放射能測定調査 　陸水 　源水 　1968/04/26 1968 福島市 Sr-90 7.03 　mBq/L 福島県 放射能測定調査 陸水 蛇口水 2009/06/17 2009 福島市 Sr-90 1.6 　mBq/L http://search.kankyo-hoshano.go.jp/servlet/search.SelectMain?paraSelectKind=1&pageSID=175322363 最大の誤魔化しは、核燃料に由来するウラン２３５やプルトニウムの検査を全く行っていないことだ。
02. 2012年6月13日 18:38:48 : FEC1zKK4NY ０１さんのコメントは助かる。 無批判に報道を受け入れるところだった。

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