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http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120613/cpc1206130144000-n1.htm
使った燃料以上のプルトニウムができるとされる高速増殖炉の今後の開発計画について、文部科学省は12日、従来通り実用化を目指した場合、今後10年間で3千億円程度の研究開発費が必要との試算を原子力委員会に報告した。
文科省によると、今後も使用済み燃料を全量再処理し高速増殖炉の実用化研究を推進する場合、高速増殖原型炉「もんじゅ」の運転費用などが今後10年間で1600億〜1700億円、実用化の準備研究に5年間で1千億〜1200億円、基礎研究に年間60億〜80億円程度かかると試算した。
一方、実用化を断念して使用済み燃料を全量埋めて捨てる直接処分にする場合、研究開発費は基礎研究分のみの年間60億〜80億円程度にとどまることになる。ただし、もんじゅの廃炉費用は考慮していない。
また、再処理と直接処分を併用する場合は、実用化の可否を見極める研究のため今後5年間で、もんじゅ運転費用が約900億〜1千億円、実用化準備研究が300億〜400億円程度に圧縮されるという。
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