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4畳半で良いじゃないか?!・・・行き当たりばったりの大人  武田邦彦 
http://www.asyura2.com/12/genpatu24/msg/602.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 6 月 12 日 00:09:27: igsppGRN/E9PQ
 

4畳半で良いじゃないか?!・・・行き当たりばったりの大人
http://takedanet.com/2012/06/4_ccdb.html
平成24年6月11日 武田邦彦(中部大学)


【339】4畳半で良いじゃないか ?! ... 行き当たりばったりの大人 / 武田 邦彦


「環境を守る」というのは「情緒的」には理解できるけれど、具体的に一つ一つのことを考えると何を言っているのかよくわかりません。もっとわかりにくいのが「地球に優しく」というので、地球というのは人間と違いますし、誕生したときには大気はCO2が95%、温度2000℃という世界ですし、20億年は多細胞生物はまったくいない生命の活動が感じられない星だったのです。

だから、生物が生きていること自体が地球には迷惑かも知れず、もともと「迷惑」などということは地球にはないでしょう。それを勝手に「地球に優しい」などということは詭弁です。しかもそれを子どもに教えているのですから、親の世代はかなりおかしいような気がします。

・・・・・・・・・節約の多様性・・・

ところで、最近「節電」というのが「良いこと」とされていることについて、私はどうしても同意できません。かつて住宅は家族5人ほどで住むのにやっとの広さでした。居間は4畳半、寝室は一つで雑魚寝でした。それが最近では居間は10畳、家族がそれぞれの部屋を持つ時代です。

「節約」が良いことなら、日本の家屋を改造して居間は四畳半、寝室は一つにするのが良いでしょう。家に「風呂」がついている(内風呂)のは贅沢ですから、銭湯を使って同じお湯にみんながつかる方が省エネであることも間違いありません。

でも、なぜ10畳の部屋、個別の寝室、内風呂の方が「快適で良いこと」なのでしょうか? 一つは人間はより快適な人生を目指して生きていくものであり、第二に節約が大切と言ってもその時代と経済力にあったバランスのとれた生活が望ましいからです。

その点では「電気をどのぐらい使うか」というのは、第一に電気を使えば快適な生活が送ることができるので、第二に今の時代と経済力に合っているか、資源は大丈夫かなどから決まることで、「節電しなければならない」という道徳があるわけではありません。

人によっては「住宅は狭くても都会で電気をつけた明るい快適な生活」が良い人もいますし、「せせこましい都会で過ごすより、風の通るゆったりした地方の家」の方が好きな人もおられます。その人その人が自分で生活や人生を選択し、法律に違反せず、自分の価値観にそって生きるのが現代です。

多様な価値観を認める、それは別に反社会的でも何でもありません。まして、電気というのは人類が生み出した知の産物ですし、比較的クリーンで使いやすく、安全なものでもあります。「活動」には「エネルギー」が必要ですが、そのためにもおそらく現代では最適なものでしょう。

・・・・・・・・・他国との関係・・・

今の日本で「節電」が叫ばれ、アメリカでは「節電」という英語すらハッキリしない(先週、シカゴ大学の先生ご夫婦に確認しました)というのはどういうことでしょうか?

自分は大きな家に住みたい、自分はデラックスな車に乗りたい、でも電気を消すことぐらいはできるから、それで環境に配慮しているような顔が出来れば良いというのでは誠実ではないと思います。

また、どのぐらい節約するかというのは、やはりこれも「中庸」ですから、日本のように世界でもっともGDPに対してエネルギー消費が少なく、電気の消費量は国民一人あたりアメリカの2分の1という国ですから、これ以上の節電は極端すぎます。むしろ「増電」の方が正しいでしょう。

・・・・・・・・・

家、車、電気のうち、日本の将来のことを考えれば、活動を制限することになる電気の節約がもっとも日本を痛めることになるでしょう。

エネルギーは活動の源です。無駄に使うことは良くないことですが、電気の消費量を減らすのは日本の衰退につながります。子どもの議論ではなく、エネルギーと社会の関係を良く理解し、「贅沢」と「活動源」を区別して、「贅沢」の方から削減していくことが大切です。

それに「節電」は電力会社の経営の失敗、国の原子力安全の失敗、それに国が膨大な税金を原発にだしていたことの失政をカバーする行為であることも同時に知る必要があります。


 

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コメント
 
01. どらみ 2012年6月12日 00:43:03 : TaxpTeHRktbIQ : 384mLCJ0q2
経済、文化活動の縮小につながる節電には反対。しかし、エネルギーを野放図に使うライフスタイルにも賛成できません。

重要なことは、電気にしても化石燃料にしても、まずは「効率よく」使うことではないですか。

電気に関しては、ピーク時の電力消費を下げて、発電施設をより効率的に活用するようにすることは、意義があると思われます。

電力消費のピーク時間から大きく外れた夜間や早朝に、電気を節約するのは、あまり意味がないですよね。それはただの精神論で、そういうことをやっていたのでは、経済が疲弊し、人間の自由な活動も損なわれてしまいます。

自動車も、人々の移動が頻繁になって、経済・文化活動が活発になるなら、どんどん使ったらいいと思います。ですから、時間とエネルギーのムダそのものである渋滞緩和のための道路建設は、大いに意味があるし、建設しても通行料金が高いばっかりに使う人が少ない高速道路などは、馬鹿げてますね(高速道路は無料を基本にすべきです。民社党は公約を守れ)。


02. 2012年6月12日 06:55:01 : 6N2Asn27sY
-----最近「節電」というのが「良いこと」とされていることについて、私はどうしても同意できません。

東京など、冷房の廃熱で暑くなって、冷房自体ができなくなるところに近づいています。節電は短期的な
理由で必要となっているわけですが、それ以外にも無駄をなくし、体でいえば贅肉を減らし、筋肉質の体
にするためにも必要です。


----「節約」が良いことなら、日本の家屋を改造して居間は四畳半、寝室は一つにするのが良いでしょう。

これは極端な意見です。たとえて言うなら、節電がよいなら江戸時代の生活をせよ、というようなものです。


-----無駄に使うことは良くないことですが、電気の消費量を減らすのは日本の衰退につながります。

無駄を省くだけで、膨大な電力を節約できることが、企業の節電の取り組みなどでわかってきています。
これは企業の体質強化になり、また輸入資源の節約になることから、国にとってもよいことです。このこと
に成功すれば、ここのところ下がっている国際の格付けも上昇するかもしれません。


03. 2012年6月12日 07:28:00 : D9D9OtYzmU
武田さんには、NHKの非難をしてほしいものだ。あの奴ら、一部の者は官僚ご身分第一の集団ストカーの構成員ですわ。

04. 2012年6月12日 09:29:14 : UbA8JNyq16
節約=タンス預金。じゃない。
無駄でも何でもとにかくじゃんじゃん金使って経済をまわそう!!って時代でもない。
メイドイン途上国の100均商品10個買うより、500円の国産を一個だけ買うほうが日本の産業のためじゃないかと思うし、大事に使えば資源の浪費もゴミも減って一石二鳥三鳥。

今以上に日本の道路交通網が整備されて網の目になっても、今以上に『文化交流が盛んに』なるとも思えないんだけど。日本が落ち目の原因は、移動が不便だから?

子育て悩んで『個室だからかな、昔の日本は家族全員で一間だったんだよね。』と言う友人がいたから。
その頃は、柳行李に収まる荷物しか持ってなかったと思うよ、と返したら、言わなくなりました。
江戸時代、まで遡らなくても、長門裕之主演の『にあんちゃん』なんか戦後の炭鉱住宅で、一間っきりで、『引っ越すぞ!!』って決めたら、ものの5分で準備完了。
感動的にシンプルライフ、断捨離するにはモノを買わなきゃいけない暮らしですが。

そもそも何故アメリカと比べねばならんの?
途上国の最下層と比べろとは言わんが、他のヨーロッパの暮らしはどうよ。アメリカと比べてって、現役時代の小錦と比べたら痩せすぎでも、だったらもうダイエットの必要はないってコトにはならないんじゃない?


05. 2012年6月12日 10:28:25 : EEPukz6NSM
>一つは人間はより快適な人生を目指して生きていくものであり、大切と言ってもその時代と経済力にあったバランスのとれた生活が望ましいからです・・・
>家、車、電気のうち、日本の将来のことを考えれば、活動を制限することになる電気の節約がもっとも日本を痛めることになるでしょう。

まさに経済成長主義の論理です。「快適さを求めるのが人間だ」を至上とすれば、際限のない資源消費、環境破壊につながります。武田先生は、経済と環境はバランスするものではなく、経済は環境の制約の中でしか続かないこと、経済は健全かつ持続的な自然環境があって初めて存在できることを忘れているのではないでしょうか。

>人生を選択し、法律に違反せず、自分の価値観にそって生きるのが現代です。

問題はこの「より便利な生活がより快適であり文明の進歩である」という価値観が、決して人類にとって普遍的なものではなく、経済成長主義、環境より経済、という大企業、学者、マスコミ、政府による偏った宣伝によって造られているに過ぎないことです。

このような考え方が結局は資源浪費、環境破壊、果ては原発の容認に結びついてゆくのです。現在の人類に求められているのは、もっと厳しいものです。如何に資源を使わず、環境を汚さず、子孫に末永く住みやすい地球環境を残してゆくか、が問われており、原発事故は、この問題を改めて突き付けたのです。


06. 2012年6月12日 11:46:46 : 8fvRDAdblE
行き当たりばったりの武田?

『原発安全神話』が崩壊した今、再稼動は、「フェイルセーフに出来ないメルトダウンする可能性のある原発を、経済性のために運転して良い」という国民の合意が必要である。
この合意が大義名分だ。
お金に目の眩んだ一部の人が、この大義名分の無いまま再稼動しようとしている。
それを正当化する理由はありませんね。 武田先生。


07. 2012年6月12日 12:05:32 : 8fvRDAdblE
何故、再稼動を容認する発言をされるのか、その経緯を説明していただけませんか?
橋下といい、子供のことを思いやる発言をしていた人が、再稼動を容認することが理解できないのです。

08. 2012年6月12日 22:05:06 : sgolhP60mA
誰の責任であろうと、今は電気が足りないのであれば
緊急避難的に、できる人が節電するしかありません。
難破船の中で食料を分け合うようなものだと思います。
長期的には、買うお金のある人が必要なだけ使うのが経済の原則ですが。

09. 2012年6月13日 06:20:13 : Ese9ar4lBU
成績の良い子供たちが住む家について昔、調べてみた。
それによると、家の真ん中にある食台や、ちゃぶ台、家族が集まっているところで勉強する子供が多いということであった。各自の部屋で勉強するよりずっと捗るという事。部屋を持つと孤立する。それは自立とは関係ない。自立には安心できる家庭の環境が必要。家族の優しい目がある場所で頭脳が一番良いレベルで働くことは当たり前であろう。

江戸時代には縦型、自由制度の寺子屋があった。
世界がどうやっても20%の識字率であったのに、寺子屋を持つ日本は70-80%で、世界を驚かせた。
そしてあのような素晴らしい文化を生んだ。

先に西洋で洗脳された日本人たちが、明治をつくり、ドイツ、ナチが従順な軍隊や市民を洗脳するために作った横型、強制・競争学校制度を導入した。このせいで、学習の自由は無くなった。
今はUNがそれよりも強力なIBプログラムという制度を作っている。
日本破壊を促進している政府はWEBサイトまで立ち上げて、宣伝している。
子供たちを洗脳が待っている。

西洋かぶれで、核家族化、子供部屋・ベッドを個人個人が持つような馬鹿げた方式が取り入れられるようになったのもその流れ。これで、子供たちの安定性を取り去った。子供の安定には添い寝が一番ということに気づくこと!

牛乳も人間の体に全く良いものではなく、骨粗しょう症を促進させ、スカスカの骨を作るにもかかわらず、今でも骨を強くするから・・・との謳い文句で嘘がはびこる。
給食制度も牛乳などを入れたため、どんどん、脳も、体もおかしくなっている。
ふかふかパン食・西洋食より、玄米、野菜、梅干、味噌汁の食事のほうが母乳も出るし、頭にも良いことに気づくこと!


TVもWIFIもGAMEもオール電化という生活も全て、体がおかしくなる方向に向かっている。
人間は出来るだけ、電気の影響(おかしな周波数)を受けないところにすむべきなのである。
自然が人間の体を調整してくれることをすっかり忘れてしまっている。
夜は太陽が沈んだら寝る、朝はその代わり早起きをする。
そうすれば、電力は相当節約できる。
24時間おきている必要はない。
無駄の元。

成長が早く・庶民の味方であった麻が薬や生地として昔から使われていたのに、高い薬を売りつけたい医療業界が麻・マリファナを政府を買収し、違法としていることもおかしいと気づくべき。

昔の人は背は低くても、体力と元気があった。骨も強かった。
子供たちも目がきらきらした子供がたくさん居た。
今の人間を見るとわかるが、体力も元気も無い。
ゲームやTV、間違った教育で危険な考え方・不安定な心の状態・体の感覚がおかしい子供が今は多い。

子供にいじめが多いのも母親がいろいろな集まりで親同士を苛めるのを見ているから。
子供は親の真似をし、与えられた環境が正しいと思い生きてゆく。
PTAや学校の集まりで起こっているお母さん方の異常ないじめ、やめよう。
子供が見ている。

よく見るとわかるが、よく見ない人間が多すぎる。
騙されていることに早く気づかないといけない。

昔の日本人のように粋で、情が厚く、自然を愛でる心のある子供を育てる環境を持とう。競争に追い込むと絶対に彼らは壊れる。子供を守ろう。


10. 2012年6月13日 15:17:57 : 7HISFgs7eU
一昔、自治省、内務省関係は今は総務省などで担当大臣は川端さんですか。彼緩んでいるか騙されていると思うわ。ケーサツ関係とつるまれてね。 

11. 2012年6月13日 21:37:46 : Do57nUa8ro
「地球に優しい」という言葉ほど人間の思い上がり、傲慢さを示す言葉はない。

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