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(重要)関西電力大飯原発 広域事故時シミュレーション(凡例付)
みなさま
青山貞一です。
政府による関西電力大飯原子力発電所の再稼働が焦眉の段階に
入っていますが、ここに第三者として実施した関西電力大飯原発
が福島第一原発並の事故を起こした場合の3次元流体力学モデル
を使用した物理現象レベルでの移流、拡散シミュレーションを
報告します。
以下に関西電力、大飯原発事故時の影響範囲と影響程度を示す
広域シミュレーション結果を風向、風速毎に示しました。
◆青山貞一・鷹取敦:関西電力大飯原発 事故時シミュレーション(凡例付)
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-3d004a.htm
上記では、京都、滋賀、大阪、兵庫にある都市への影響をもた
らす北風系風向(NNE, N, NNW, NW)のみを表示してあります。
発生源強度は、福島第一原発事故時(2011年3月15日)の主要
風下モニタリングポイントの空間放射線量率をもとに逆シミュレ
ーション法により逆算した値としています。
シミュレーション結果は、すべて1時間値の物理量であり、
一切、評価は加えてありません。あくまで事故時の住民避難に
対応しています。
なお、今回は地形図と凡例を付けています。凡例はあくまで
ひとつの目安としてください。
結果は、見ていただければ直ちに分かるように、北風系の場
合、京都、滋賀は甚大な影響を被ることになりますが、さらに
大阪、兵庫にも大きな影響が及ぶことがわかります。
重要なことは地震、津波による原発事故では若狭湾に立地す
る高浜、美浜、敦賀など他の原発にも類似の事故が起きる可能
性が大きく、その場合には、複数の原発による累積的影響が関
西圏一体に及ぶことが容易に想定されます。
上記はあくまでも物理的なシミュレーションです。従って、
政治家が勝手に安全と判断し、再稼働を判断すべきではあり
ません。また今後、UPZ/EPZにもとづく避難指針を策定
し、関連住民の一大避難訓練を実施すべきと考えます。
以上
追記
連日、テレビ局や市民団体から転載依頼がきますが、本Web
も従来同様、すべて転載厳禁です。カラー印字して配布されたり、
リンクを張ることはどなたに対しても承諾します。
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Teiichi Aoyama (青山貞一)
東京都市大学名誉教授・環境総合研究所顧問
aoyama@tcu.ac.jp aoyama@eritokyo.jp
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-column1.htm
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