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大飯の次は伊方 原発「再稼動」リスト
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2012/6/1 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
全国22基がストレステストの結果提出
野田首相の「ゴーサイン」宣言により、関西電力「大飯原発」の再稼働が秒読み段階だ。地元民への説明は不十分だし、理解を得ているとは思えないが、滋賀県の嘉田由紀子知事や大阪市の橋下徹市長も「経済界の強い要望もあり、臨時的にやむを得ない」「事実上容認する」とこぶしを下ろしてしまった。結局、財界や経産省には逆らわない。みんな長いモノに巻かれるのだ。
ひとつでも動けば、もう止まらない。全国の「再稼働予備軍」(別表)は22基に上る。大飯原発3、4号機に続き、すでに、四国電力の伊方原発は政府の原子力安全委員会の審査中。大飯、伊方と同じ加圧小型原子炉の泊、川内も続きそうだ。ほかも、各電力会社が原子力安全・保安院にストレステストの結果を提出している。地震や津波にどれだけ耐えられるかをコンピューターでシミュレーションした評価結果だ。
これを原子力安全・保安院が「妥当」と評価した場合、原子力安全委員会のチェックを経て、首相、官房長官、経産相、原発事故担当相の4人による会合が行われる。あとは地元への説明をやれば、再び4大臣会合を経て「再稼働決定」となるのだ。
ジャーナリストの横田一氏はこう言う。
「一見、慎重に審査されているようですが、再稼働までの手続きはすべてアリバイ作りのためにやっているという印象です。ストレステストは、設計段階の数値で計算する1次評価のみの見切り発車。原子力安全委員会の班目春樹委員長も『1次だけでは不十分』と不安視していた。最終判断の会合を4大臣だけでやるのもおかしい。慎重な態度を取っている専門家の意見にも、もっと耳を傾けるべきです。地元への説明も形だけ。これまで原発マネーで潤ってきた地域だけが対象となっているから、被害を受ける可能性がある自治体はスルーされる。すべて官僚のシナリオ通り。大飯が決まればイケイケドンドンで、次々と再稼働されていく恐れは強いのです」
原子力安全技術基盤課の担当者によると、「再稼働決定は審議の内容によって時間がかかるものもあるため、提出順に決まるわけではない」という。だが、多少前後しても、次々と再稼働となる流れは止まりそうにない。福島の反省は、いったいどこに生かされているのか。
◆ストレステストを提出した原発一覧(提出順)
[発電所(号機)]
[所在地]
[事業者]
大飯発電所(3号機)
福井県大飯郡おおい町
関西電力
伊方発電所(3号機)
愛媛県西宇和郡伊方町
四国電力
大飯発電所(4号機)
福井県大飯郡おおい町
関西電力
泊発電所(1号機)
北海道古宇郡泊村
北海道電力
玄海原子力発電所(2号機)
佐賀県東松浦郡玄海町
九州電力
川内原子力発電所(1号機)
鹿児島県薩摩川内市久見崎町
九州電力
川内原子力発電所(2号機)
鹿児島県薩摩川内市久見崎町
九州電力
美浜発電所(3号機)
福井県三方郡美浜町丹生
関西電力
敦賀発電所(2号機)
福井県敦賀市明神町
日本原子力発電
泊発電所(2号機)
北海道古宇郡泊村
北海道電力
東通原子力発電所(1号機)
青森県下北郡東通村
東北電力
高浜発電所(1号機)
福井県大飯郡高浜町
関西電力
柏崎刈羽原子力発電所(1号機)
新潟県柏崎市、刈羽郡刈羽村
東京電力
柏崎刈羽原子力発電所(7号機)
新潟県柏崎市、刈羽郡刈羽村
東京電力
大飯発電所(1号機)
福井県大飯郡おおい町
関西電力
志賀原子力発電所(2号機)
石川県羽咋郡志賀町
北陸電力
志賀原子力発電所(1号機)
石川県羽咋郡志賀町
北陸電力
高浜発電所(4号機)
福井県大飯郡高浜町
関西電力
高浜発電所(3号機)
福井県大飯郡高浜町
関西電力
玄海原子力発電所(4号機)
佐賀県東松浦郡玄海町
九州電力
玄海原子力発電所(3号機)
佐賀県東松浦郡玄海町
九州電力
伊方発電所(1号機)
愛媛県西宇和郡伊方町
四国電力
原子力安全・保安院HPから
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