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原発短信 第100回日本泌尿器学会の発表
http://takedanet.com/2012/05/100_8d27.html
平成24年5月30日 武田邦彦(中部大学)
2012.05.30 武田邦彦 原発短信 第100回日本泌尿器学会の発表
(原発短信を続けたいと思います。生活の指針、原発再開や瓦礫問題など具体的な問題を考える資料にしてください。できるだけ思想(原発推進、阻止)を排して学問的に正確に書いていくつもりです)
題名「チェルノブイリ原発事故後の長期低線量放射線暴露による膀胱病変とその発生メカニズム」
結論「データに基づくと、汚染地帯の人の前立腺肥大患者(男性に多い)の約6割が膀胱ガンになる」
類似論文”Urinary bladder lesions induced by persistent chronic low-dose ionizing radiation”
論文を見ますと、膀胱ガンのうち特に注意を要する上皮内ガンがほとんどで危険です。また被曝量は日本と少し定義が違うのですが、おおよそ1年5ミリ程度、汚染地域で言えば1平方メートル4万ベクレル以上のところで、福島県の3分の1ぐらいの地域に相当します。
まだ研究は初期的段階で、今後の研究に期待しなければなりませんが、まず、成人男子であっても低線量・長期間の被曝は危険なので、なんとかして福島の3分の1の地域に長くいないことが必要なようです。これについては福島医大などからさらに正しく詳細な情報提供が望まれます。
また、先月の放射線影響研究所の論文(広島・長崎)と同じように、「1年100ミリ以下は医学的所見がない」というような表現が不適切であることがわかります。事故直後は何らかの理由で、ウソを言った医師もすでに1年以上も経っていて一人ひとりの日本人が自らの生活を決めることができるのですから、本当のことを発言してください。
学会発表では討論の時に「ウクライナでは空間線量も食材の放射線量をはからないで「大丈夫」ということでしたが、日本では測定しましょう」という話になりました。放射線というのは目にも見えないし、感覚でもわからないので、機械で測定することが大前提です。
(注)この情報は読者の方からご提供をいただきました。
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