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(Fukushima radiation doses within norms: DW English)
http://www.dw.de/dw/article/0,,15971523,00.html
健康
福島の放射線量は規準以内
世界保健機関の研究報告は、去年の福島原発の問題による、日本の近隣各国の放射線レベルについて、おおむね肯定的な結論となった。
去年の福島原発事故によって生じた放射能レベルが増加したが、これは日本のほぼ全域で、ガンを発生させると考えられるレベルを下回ると、世界保健機関(WHO)の研究は結論づけた。
去年3月11日の巨大地震と、その結果生じた津波に促され、福島第一発電所で原子力事故が発生した−この研究には、「全ての主要被曝経路を考慮した、…事故による地球の放射線量を評価した、初めての国際的な試み」がまとめられていると、WHOは述べている。
この報告では控えめな前提が用いられ、福島県内の2カ所の地点−浪江町と飯舘村−の人々だけが、10〜50ミリシーベルト(mSv)の線量に晒されているとされた。
「これら最も影響の強い地点では、主に外部被曝が実効線量に寄与している。福島県の残りの地域では、実効線量は1〜10mSvの帯域内にあると評価された」と、WHO報告の要旨に述べられている。
報告では、日本の他地域の実効線量は0.1〜1ミリシーベルトであり、一方、世界の他地域では、放射線レベルは通常の背景放射線のレベルの近く、「0.01mSvを下回り、大抵はこの水準よりかなり低い」と述べられている。
救援作業員の被曝についてのWHOの別の報告書は、未完成となっている
避難住民と緊急作業員は除外
報告ではまた、福島県外では、事故のために付加された放射線の被曝量の大部分が、−大抵は、汚染された食料品や飲料を摂取したことによる−内部被曝によるものと述べており、これらのレベルについては、過剰に高く評価された可能性があると付け加えている。
10mSvの放射線量は、医学の撮像でよく使われる、コンピューター断層撮影(CT)スキャンの1回分にほぼ相当する。50mSvの放射線量は、放射性物質を取り扱う作業者の単年の上限であり、5年間の上限が100mSvだ。この限界を越えると、甲状腺ガンなどのガンのリスクが顕著に増加する。1Sv(1000mSv)が、急性放射線症候群の閾値である。
「福島第一原発の敷地から20km圏内では、圏内の住民の大部分が速やかに避難したので、線量は評価されていない。このような個人の線量を正確に評価するには、WHOチームが利用したデータよりもさらに詳細なデータが必要だ」と、報告では述べられている。
浄化作業を応援する、緊急対応作業員の被曝を調査し、彼らが直面する長期と短期のあらゆる健康リスクを計算するために、WHOは別の報告をまとめる予定だ。
WHOの専門家チームは、大気・土壌・水・食料品の放射能レベルに関する、去年9月までの利用可能なデータに基いて、この報告を作成した。
msh/tj (AFP, dpa, Reuters)
(2012年5月23日)
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(投稿者より)
ドイチェ・ヴェレの英語サイトに掲載された記事です。誤訳があるかもしれません。ご容赦ください。
次のリンクは、そのWHOの報告書です。
(Preliminary Dose Estimation from the nuclear accident after the 2011 Great East Japan Earthquake and Tsunami: WHO)
http://whqlibdoc.who.int/publications/2012/9789241503662_eng.pdf
この報告は、私は要旨だけ読んでいますが、その中にこのような一節がありました。
The characteristic thyroid doses in the most exposed locations of Fukushima prefecture were estimated to be within a dose band of 10 to 100 mSv. In one particular location the assessment indicated that the characteristic thyroid dose to one-year-old infants would be within a dose band between 100 and 200 mSv, with the inhalation pathway being the main contributor to the dose. Thyroid doses in the rest of Japan were within a dose band of 1 to 10 mSv and in the rest of the world doses are estimated to be below 0.01 mSv and usually far below this level.
(福島県の最も強い被曝を受けた地点に特有の甲状腺被曝は、10〜100mSvの線量の帯域内にあると評価された。特定の地点の1つでは、1歳児の甲状腺線量は、主として呼吸という経路が寄与する線量により、100〜200mSvの線量の帯域内となるであろうことを研究結果は示した。日本の他の地域の甲状腺線量は1〜10mSvの線量の帯域内だった。世界の他の地域では0.01mSvを下回り、大抵はこの水準をかなり下回ると評価された。)
要旨の一部としては、かなり思い切った記述です。この1文については、DWもBBCもNHKも触れていません。この1文から何かを判断するには、さらに詳細な検討が必要です。ただ、この1歳児は誰かの子どもや孫であり、同時に、私たちの同胞である、ということを考えたとき、やりきれない思いが残ります。
興味がおありの方、必要な方は、是非詳細にお読みになり、ご検討いただければと思います。
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