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放出総量90万テラベクレル=昨年3月、2・3号機が8割−福島第1事故・東電推計
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012052400632
2012/05/24-17:56 時事通信
東京電力福島第1原発事故で、東電は24日、事故翌日の昨年3月12日から同31日までの放射性物質の放出総量(ヨウ素換算)を90万テラ(テラは1兆)ベクレルとする推計結果を公表した。経済産業省原子力安全・保安院が2月に試算で示した48万テラベクレルの1.87倍で、チェルノブイリ原発事故(1986年)の520万テラベクレルの17%の数値だ。
東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「他の評価ともオーダー(桁)は合うが、ヨウ素131はやや過大評価の可能性が残る」と話した。
東電はモニタリングポストで計測された放射線量の変化などから、原子炉から放出された放射性物質の量を推計。1〜3号機の格納容器圧力の変化、水素爆発、炉内の気体を放出するベントなどの時間と突き合わせ、いつ、どの号機から放出されたかを解析した。さらに、当時の風向などから拡散状況を分析し、文部科学省による土壌の沈着量調査結果とも比較的一致することを確認した。
その結果、キセノンなどの希ガス類とヨウ素131がそれぞれ約50万テラベクレル、セシウム134、137がそれぞれ約1万テラベクレルと放出総量を推定。ヨウ素は保安院推計の約15万テラベクレルより多いが、放出されやすさを高めに仮定した影響とした。
各号機の推計では、2、3号機が多く、それぞれ全体の4割を占めた。残り2割が1号機とみられ、4号機からの放出はなかった。
福島県飯舘村など北西方向に広がった汚染は、3月15日朝と夜に、2号機原子炉建屋から放出された計約10万テラベクレルのヨウ素131などが、当時の風向や降雨で沈着した影響と推定。1、3号機の水素爆発による影響は比較的小さいとした。
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放射性物質、4割は2号機放出 東電、計90京ベクレル
http://www.asahi.com/national/update/0524/TKY201205240498.html
2012年5月24日20時36分 朝日新聞
東京電力は24日、福島第一原発事故で大気に放出された放射性物質の総量を90京(けい)ベクレル(京は兆の1万倍)とする試算結果を発表した。内訳は2号機からが最多で、全体の少なくとも4割を占めた。昨年3月15日、主に2号機からの放出で原発の北西地域が激しく汚染されたとする説を改めて裏付けた。ただ、放出源が不明な部分も多く、試算の限界も印象づけた。
東電は、昨年3月12日〜31日の期間の大気への放出量を評価。90京ベクレルは、経済産業省原子力安全・保安院が昨年6月に示した77京ベクレルの約1.2倍。旧ソ連チェルノブイリ原発事故での放出量の約17%にあたる。
1〜3号機からの放出量の内訳は、1号機13京ベクレル、2号機36京ベクレル、3号機32京ベクレル。発電所周辺の空間放射線量の値などをもとに割り出した。どの原子炉から出たか判明しないものも11京ベクレルあった。
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福島第1事故:放出の放射性物質は90万テラベクレル
http://mainichi.jp/select/news/20120525k0000m040107000c.html
毎日新聞 2012年05月24日 21時35分(最終更新 05月24日 23時05分)
東京電力は24日、福島第1原発事故で放出された放射性物質の総量(ヨウ素換算)は推定約90万テラベクレル(テラは1兆倍)と発表した。東電が総放出量を公表するのは初めて。2、3号機からの放出が約4割ずつと大半を占め、福島県飯舘村など北西方向に汚染が広がった昨年3月15〜16日の2日間で、全体の約3分の1の34万テラベクレルが放出されたとしている。
事故直後の3月12〜31日に原発周辺で計測された大気、土壌、海水中の放射性物質濃度から総放出量を逆算。格納容器の圧力変化や建屋爆発、格納容器内の気体を逃がすベント(排気)などの時刻と突き合わせて、どの原子炉からいつ、どれだけの放出があったかを推定した。
解析によると、2号機の圧力抑制室の圧力が急低下した15日、2号機から16万テラベクレルが放出。14日に水素爆発を起こした3号機の原子炉建屋から大量の白煙が上った16日には3号機から18万テラベクレルが放出された。
建屋爆発時の放出は5000テラベクレル、ベント時は1400テラベクレルに過ぎず、大半は格納容器の損傷部分からその後長期間にわたって放出されたと考えられるという。総放出量は86年のチェルノブイリ原発事故(約520万テラベクレル)の17%だった。
総放出量をめぐっては、経済産業省原子力安全・保安院が昨年6月、77万テラベクレルとの推計値を公表。今年2月には解析条件を変えて推計した48万テラベクレルの推計値も示した。内閣府原子力安全委員会は昨年8月に57万テラベクレルと推定している。【阿部周一】
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