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九州で初めて放射性瓦礫が燃やされた日 (田中龍作ジャーナル) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu23/msg/916.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 5 月 24 日 00:06:41: igsppGRN/E9PQ
 

警察隊とニラミ合う反対派市民。警察隊の後ろには瓦礫を積んだトラックが停まったまま。=23日午前9時前、日明積出基地。写真:筆者撮影=


九州で初めて放射性瓦礫が燃やされた日
http://tanakaryusaku.jp/2012/05/0004347
2012年5月23日 22:54 田中龍作ジャーナル


 北九州市が放射性瓦礫を試験焼却した23日、市民の危機感は頂点に達した。前日、宮城県石巻市の瓦礫が搬入された日明焼却場(日明積出基地)の仮置き場ゲート前では、瓦礫が焼却工場に運び出されるのを阻止しようと、反対派10数人が立ちはだかった。ほとんどは前夜から仮置き場前に野宿した。

 警察隊は門扉を背にピケを張った。前日と似たような展開だ。トラックはゲートの内側で動けずにいる。「業務に支障をきたします。移動して下さい」。市環境局の職員が壊れた蓄音機のように繰り返した。

 「(トラックに)何が入ってるんですか?中味を見せて下さい」。反対派は頑として譲らない。

 30分ほどニラミ合うと警察隊はゲート前を退いた。反対派に譲歩したわけではない。今度はピケを張って道路をふさいだ。警察隊の後ろ側には別の搬出口があるのだった。

 瓦礫を積んだトラックは次々と斜向かいの焼却工場に走り込んで行った。前日が力づくだったのとは対照的に、警察はこの日、反対派のウラを巧くかいた。

 前夜、熊本市から駆け付けた男性は悔しさを隠しきれない。男性は家族と共に昨年6月、東京小金井市から熊本に避難した。「子供を守りたい一心で家も仕事も捨てて九州に来たのに放射能が追い駆けてきた。ここ(北九州)がやっちゃたら、どんどん行く。泣き寝入りしたらいけない」。
 
 警察は早朝から焼却場の500m手前でバリケードを設けて、関係者以外は立ち入れないようにした。瓦礫焼却に懸ける行政の意気込みがヒシと伝わる。

 日が昇って駆け付けた市民は焼却場に近づくこともできない。トラメガで懸命に訴える男性は山口市から足を運んだ。「子供たちの未来を守って下さい。放射能で汚さないで下さい」。

 男性は農業に従事している。「ジイちゃんもバアちゃんも畑をやっとるから放射能が飛んで来たら、せっかく育てた野菜がだめになる」と顔を曇らせた。

 市民が最も恐れるのは、やはり健康への被害だ。福岡市から訪れた男性(30代)は結婚したてのホヤホヤだ。妻は妊娠6ヵ月だという。「命を守りたいだけなんや。子供にも病気になってほしくない。命を粗末にするんやない」。男性は叫びながら、目の前の警察官にマスクをプレゼントした。

 前日、反対派の市民が瓦礫を積んできたトラックの傍で線量を測ったところ0・6μSv/毎時を記録した。計画的避難区域である福島県葛尾村の室内線量と同じ値だという。

 それでも北九州市環境局は「安全だ」と言い募る。焼却場手前で警察に阻止された反対派がシュプレヒコールをあげていた頃、市民約100人は市役所に詰めかけ市長と環境局幹部に面会を求めていた。 〜つづく〜

  《文・田中龍作/諏訪京》


 

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コメント
 
01. 2012年5月24日 01:05:47 : WU22oS73dw
北九州市長は隠れていないで出てくること。

新聞は市長に「説明責任」さえも求めないのか。


02. 2012年5月24日 03:53:50 : ejAALptNgw
被災地で瓦礫が焼却されているがそこには行かんのか?????

http://www.sanriku-kahoku.com/news/2012_05/i/120515i-hiire.html

復興へがれき処理加速
2012.05.15
焼却炉に火入れ
8月までに全5基稼働/
 県が石巻ブロック(石巻市、東松島市、女川町)で市町から受託した東日本大震災で発生した災害廃棄物の処理で、石巻市潮見町のがれき2次仮置き場に建設している焼却施設の一部が完成し、焼却炉の火入れ式が13日、現地で行われた。5基整備する焼却炉のうち1基が稼働し、今月下旬に本格的な処理を始める。今後、被災地の復興につながる震災がれきの処理が加速していく。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

不都合な事でも有るのか?????

地元ですよ。!!!!!

胡散臭さを感じる。



03. 2012年5月24日 09:11:54 : bW0kgIpTJg
02の人、、今は、北九州の話やで、、、すり替えは善くないで、、、被災地での瓦礫処理、、、え〜事や、、自然や何も不都合あれへん

NJ


04. 2012年5月24日 13:39:08 : rTBGcbI3bs
【福岡】震災がれきの試験焼却、新門司でも始まる

05/24 13:28 更新

西日本で初めて“震災がれき”の試験焼却を開始した北九州市では、放射線量の測定などを進めるとともに24日から門司区の工場でも焼却を始めます。24日から試験焼却が行われる新門司工場周辺にも、反対派の人たちが詰め掛けましたが、警察官100人が警戒にあたり、大きな混乱もなくがれきは焼却場に運び込まれました。新門司工場は燃焼させる日明工場とは異なり、ごみを高温で溶かす溶融式の焼却場です。今回は46トンの“震災がれき”を試験焼却します。一方、23日からがれきの試験焼却が行われている日明工場では、排ガス中に含まれる灰から測定用のサンプルをとりました。また、北九州市によりますと、工場の4地点などで空間放射線量を23日測定した結果、焼却後も放射線量の変化はほとんどみられなかったということです。

http://www.kbc.co.jp/top/news/lbi/kbc_0001.html


05. 2012年5月24日 15:43:05 : rTBGcbI3bs
福岡県原発安全協定 九電との議事録を非開示

未完で放置の議事録も

2012年5月24日

 福岡県は23日、九州電力との間で締結した原発の「安全協定」に関する議事録や県としての対処方針を記した文書などを「非開示」扱いにすることを決め、情報公開請求を行っていたHUNTERの記者に通知してきた。

 県に開示を求めていたのは、協定締結に至るまでの県と九電との交渉過程を示す文書。これに対し県は、開示決定期限を2週間延長した末、核心部分を隠蔽するという手段に出た。

 さらに、一部の議事録を未完のまま放置するなど、意図的に交渉過程の記録を残さなかったことも明らかとなっており、不十分な協定の裏に公表できないやり取りがあったことが確実となった。

隠蔽された九電との協議過程
 今年4月、福岡県および福岡・糸島の両市は、九電との間で玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)に関する安全協定と覚書を締結した。
 この協定に関する九電との交渉過程を示す文書について情報公開請求したところ、3自治体とも同じ理由で開示決定までの期間を延長。「開示・非開示の判断に時間を要する」として情報開示に慎重な構えを見せていた。
 
 決定期限の23日、県が開示に応じたのは記者クラブなどに配布した資料など、すでに内容が公表されているものばかり。交渉過程を検証するために、もっとも重要となる九電との協議の模様を記した議事録などは「非開示」となった。
 県が非開示とした公文書の件名と非開示理由を記したものが下の文書である。
 

 県が開示を拒んでいる公文書は4点。
・「九州電力との協定書協議(第一回)議事録」(H23.11.25)
・「第4回協議」(H24.3.9)
・「協定締結に当たり両市との調整等を検討する事項について」(H23.11.29)
・「平常時の連絡項目の取り扱いについて」
・「協定締結に当たっての九電の考え方に対する対処方針」(H24.1.16)
 
 福岡県が九電と締結した安全協定は、玄海原発で事故が発生した場合に九電が迅速に連絡することを定めているだけ。関西圏などの自治体が求めている原発立地自治体並みの厳しい内容とは程遠いものだった。
 なぜこうした不十分な協定になったのか。協定締結のいきさつを検証する上で欠かせないのが、交渉過程で残された議事録やメモ、県の方針決定文書などであるが、県は九電との信頼関係が損なわれることなどを理由に非開示を決めたとしている。
 隠蔽姿勢を顕わにしたことで、これらの文書の中に見られてはならないものが存在するということを証明する形となった。

一部議事録は「未完」のまま
 問題は、九電との協議の議事録が第1回と第4回のものしか作成されていないことだ。
 県側に残り2回の議事録の存在を確認したところ、第2回と第3回の議事録は「未完」(県の説明)のままになっていることを明言。そのうえで不完全な文書は「公文書ではない」として、開示・非開示の判断対象にもしていないことを明らかにした。
 
 第1回目で論点の整理、2回目、3回目で協定書の内容を詰め、4回目の協議で成案を得たとするなら、議事録を未完のままにしたという2回目、3回目の協議こそもっとも重要なやり取りがなされたと考えるのが普通だ。県側があえて「未完」と主張するのは、意図的に協議内容を隠したということに他ならない。
 
 未完であろうと、協議が協定締結につながっていることは確かだ。作成された文書は県内部で共有されたものと解され、「公文書」であることは疑う余地もない。

誰のための安全協定か
 「安全協定」は、県民の安全を確保するとともに、原子力行政への不信を取り除くための重要な仕組みだ。当然ながら協定締結までの過程をオープンにして県民の信頼を得るべきである。にもかかわらず肝心の議事録を隠蔽する県の姿勢は、自ら協定の不透明さを宣伝しているに過ぎない。
 
 県は、HUNTERの情報公開請求に対し、開示・非開示の決定を下すまでに1か月もかけている。九電側に「記録の正確性」(非開示理由に記された文言)を確認する時間的余裕は十分過ぎるほどあったはずだ。
 情報公開を求められた公文書の性格上、県が九電側に問い合わせを怠るはずはなく、「非開示」の方針は同社と県との相談の結果と見る方が自然である。この推測が事実なら、九電はいまだに隠蔽体質のままということになる。
 
 一連の県の対応によって、不十分な「安全協定」が、県民のためではなく、原発再稼働に向けての道具だった可能性が高くなってきた。


*次稿で、開示された文書および非開示決定についての詳細な検証を行う予定である。

http://hunter-investigate.jp/news/2012/05/post-210.html


06. 2012年5月24日 17:12:17 : rTBGcbI3bs
門司でも開始“灰”分析へ
5月24日(木) 16時44分 .

宮城県石巻市の震災がれきの試験焼却を、きのうから実施している北九州市はきょう、新たに門司区の施設でも焼却を始めました。

また、放射性物質の濃度などを調べるため、焼却済みの灰を採取しました。

北九州市門司区の新門司工場では、けさ9時半過ぎに、震災がれきを積んだトラックが到着しました。

周辺には、受け入れに反対するグループが集まりましたが、警察官が警戒にあたり、大きな混乱はありませんでした。

試験焼却は正午ごろから始まり、24時間かけて、およそ46トンのがれきが一般ごみに混ぜられて焼却されます。

一方、小倉北区の日明工場ではけさ、市の職員が焼却済みの灰を採取しました。

今後、放射性物質の濃度などを分析します。

日明工場でのがれきの試験焼却は、きょう午後6時ごろまでに終了する予定です。

なお、震災がれきの受け入れに関して北九州市は、来月6日に市民との意見交換会を開催すると発表しました。

http://rkb.jp/news/news/7382/


07. 2012年5月24日 19:46:57 : rTBGcbI3bs
北九州市 震災がれき試験焼却 門司区でも開始 放射線量は平常値

(2012年5月24日 15:38)
東日本大震災で発生したがれきの試験焼却を小倉北区の清掃工場で開始した北九州市は24日、門司区の工場でも行いました。

反対派15人が詰め寄る中、搬入は行われました。

しかし今回は街中を走るゴミ収集車3台が先導。

さらに警察が厳重に警備したこともあり、大きな混乱にはなりませんでした。

門司区で焼却されるのは、23日の1.5倍にあたる約48トン。

工場の中ではトラックの周囲の空間放射線量を計測し、結果は0.05マイクロシーベルトパーアワーと、自然界と同じレベルであることが確認されました。

一方、23日に小倉北区の清掃工場周辺で計測された空間線量は、自然界と同じレベルであることが確認されました。

焼却で出た灰は24日に採取され、放射能濃度が測定され次第公開されます。

試験焼却は25日まで続けられ、焼却前後の放射線量などの数値は早ければ今月28日に公開される予定です。

http://www.tvq.co.jp/news/news.php?did=7984


08. 2012年5月24日 20:31:30 : rTBGcbI3bs
【福岡】震災がれきの試験焼却、新門司でも始まる

05/24 13:28 更新
動画を見る

西日本で初めて“震災がれき”の試験焼却を開始した北九州市では、放射線量の測定などを進めるとともに24日から門司区の工場でも焼却を始めます。24日から試験焼却が行われる新門司工場周辺にも、反対派の人たちが詰め掛けましたが、警察官100人が警戒にあたり、大きな混乱もなくがれきは焼却場に運び込まれました。新門司工場は燃焼させる日明工場とは異なり、ごみを高温で溶かす溶融式の焼却場です。今回は46トンの“震災がれき”を試験焼却します。一方、23日からがれきの試験焼却が行われている日明工場では、排ガス中に含まれる灰から測定用のサンプルをとりました。また、北九州市によりますと、工場の4地点などで空間放射線量を23日測定した結果、焼却後も放射線量の変化はほとんどみられなかったということです。

http://www.kbc.co.jp/top/news/lbi/kbc_0010.html
http://www.kbc.co.jp/top/news/asx/kbc_0010.asx

09. 2012年5月25日 00:17:00 : Yn5rnSkJns
被災地のガレキ処理をたった8日だけ短縮するために
北九州市はガレキを2年間、燃やし続ける!

http://ameblo.jp/sunamerio/entry-11255521363.html


こんなん見つけてしまいました。(汗)

ついでに
【緊急】 金に目がくらんだ北九州市長、なにがなんでも試験焼却したい!

http://ameblo.jp/sunamerio/entry-11248043690.html


なんかもう、気がめいる。


10. 2012年5月25日 03:20:19 : PqYtl28bKQ
市長の北橋には瓦礫焼却にマスクなしで立ち会ってそのまま死んでほしかった。

被災地へ落ちるべき金を横取りしておきながら「被災地との絆」だと?
じゃあ市民や近隣県住民との絆はどうした?踏みにじっておいて。
一度も市民の前に姿を現すこともなく逃げ回りやがって。


11. 2012年5月25日 10:28:35 : VkTpeoILtA
放射線量測定結果
場所

◎新門司工場
◎月日 時間天候測定結果(範囲)
H24.5.24 14:45 曇0.07 ( 0.07 〜 0.08 )
H24.5.24 11:00 曇0.07 ( 0.07 〜 0.08 )
H24.5.23 15:35 晴0.07 ( 0.06 〜 0.07 )
H24.5.23 10:50 晴0.07 ( 0.06 〜 0.07 )

◎日明工場
◎時間天候
14:04 曇0.06 ( 0.06 〜 0.07 )
10:20 曇0.06 ( 0.05 〜 0.07 )
14:30 曇0.07 ( 0.06 〜 0.07 )
10:30 曇0.06 ( 0.06 〜 0.07 )

◎日明積出基地
◎時間天候
13:33 曇0.07 ( 0.06 〜 0.09 )
9:37 曇0.07 ( 0.05 〜 0.09 )
14:05 曇0.07 ( 0.06 〜 0.09 )
13:00 曇0.07 ( 0.05 〜 0.10 )

http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000113857.pdf


12. 2012年5月25日 14:04:10 : VkTpeoILtA
原発安全協定の茶番

九電の認識は「通報連絡協定」

2012年5月25日

 福岡県が糸島、福岡の両市とともに九州電力との間に締結した玄海原発(佐賀県玄海町)に関する「安全協定」をめぐり、県の隠蔽姿勢が際立つ形となった。
 
 福岡県は、安全協定の交渉過程に関するHUNTERの情報公開請求に対し、九電との協議議事録などを非開示文書にあたるとして公開を拒否。さらに4回の協議のうち2回目、3回目の議事録を作成途中のまま放置していたことも明らかとなった。
 こうしたなか、同じの内容の情報公開請求を受けた福岡、糸島の両市が相次いで安全協定関連文書を開示。両市とも非開示文書はなく、福岡市は県が開示を拒否した協議の内容をしるした会議録までオープンにした。
 
 また、公開された文書について検証したところ、安全協定そのものが、じつは単なる「通報・連絡」の取り決めであることを前提に交渉が進められていたことも分かった。

非開示への反論
 23日までに県が非開示とした公文書は次の4点だ。
・「九州電力との協定書協議(第一回)議事録」および「第4回協議」議事録
・「協定締結に当たり両市との調整等を検討する事項について」
・「平常時の連絡項目の取り扱いについて」
・「協定締結に当たっての九電の考え方に対する対処方針」

 県は、一連の文書が「福岡県情報公開条例」に規定した非開示対象に該当するとすると主張しており、その理由として挙げているのが《機微にわたる内容が含まれている上、記録の正確性について相手(注・九電のこと)の確認を得ていない。これを開示すれば相手との信頼関係を損ない、今後の法改正等に応じた協定見直しの際に適切な協議が困難になるおそれがあるため》というもの。
 即日意義申立てを行ったが、本稿で反論しておきたい。
 
 まず、県が九電への未確認を非開示の前提にしたことについてだ。国や自治体の情報公開においては、対象文書に民間企業などの経営に関わる事項が含まれている場合、当該企業に意見を求めるのが通例である。今回の事例も交渉相手である九電に開示の意思を確かめなければ、最終的な判断を下すことはできなかったはずだ。

 時間的な余裕について言うなら、情報公開請求から開示・非開示の決定までは、通常の2倍である30日もかかっている。この間九電側に協議内容を確認することは容易だったはずで、これも言い訳にはならない。
 つまり《確認を得ていない》というのは県の怠慢か、あるいは故意だったかのどちらかということになる。もし九電と相談した上での非開示決定なら、そろって隠蔽したという極めてタチの悪い話となり、非開示を決めた理由も虚偽だったことになる。

 次に、作成途中のまま放置しているという九電との2回目、3回目の協議の議事録についてである。
 県は、「未完成」(県側の表現)の議事録は公文書ではなく、従って開示・非開示を判断する対象ではないと強弁している。しかし、4回の協議を経て安全協定に至っており、県民への説明責任を果すためには「未完」では済まされないものだ。もちろん、不十分とはいえ、職員が職務の一環として作成した文書である以上、これは間違いなく「公文書」なのである。

 県民の生命・財産に直結するという事案の性質や、電力行政に関する世論の動向を考えると、協定の作成過程を非開示にすることは到底許されるものではないと考えるべきだろう。

 隠蔽に走った県の姿勢を、市民オンブズマン福岡の児嶋研二代表幹事は厳しく批判する。
「県民が求めているのは、原発の安全協定という生命、財産に関わる重要事項に対する信頼性だ。その交渉過程を隠すことは、県自らが協定の意義を失わせているに等しい。
 作成途中の議事録については、どのような形であろうと県職員が職務の一環として作成しているうえ、前後の経緯を考えても組織として共有していることは明らか。紛れもなく公文書のはずだ。福岡県は、かつて職員のカラ出張問題で封筒の裏書も公文書であるとの判決を受けている。まだ懲りないのかと言いたい」。

【参考】
*「福岡県情報公開条例 第7条」
《実施機関は、開示請求があったときは、開示請求に係る公文書に次の各号に掲げる情報(以下「非開示情報」という。)のいずれかが記録されている場合を除き、開示請求者に対し、当該公文書を開示しなければならない》
*「同条第1項第4号]
《県の機関又は国、独立行政法人等、他の地方公共団体、地方独立行政法人若しくは地方三公社が行う事務又は事業に関する情報であって、公にすることにより、次に掲げるおそれその他当該事務又は事業の性質上、当該事務又は事業の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあるもの》

福岡、糸島は非開示なし
 県と対照的な対応を見せたのは、ともに協定に参加した福岡、糸島の両市だ。24日、情報公開に応じた両市は、安全協定に関するすべての文書を開示。福岡市に至っては、県が隠蔽した九電との協議内容について、4回分すべての記録を開示したのである。
 
 福岡市が開示した議事録は、協議の内容や質疑応答をまとめたもので、担当職員の記憶に基づき作成されたという。完全な議事録とは言えないものの、九電と各自治体とのやり取りがかなり詳しく記録されていた。
 
 以下、福岡市が開示した協議の議事録を参考に「安全協定」の検証を進めていく。

協定の実態は「通報・連絡」の取り決め
 福岡県をはじめ協定に参加した福岡、糸島の両市がそろって開示したのは、九電から提示された文書の数々である。
 
 その中に、3回目の協議が開かれた今年1月18日に九電が示した「安全連絡協定の協定項目について」というタイトルの文書がある。(右の文書参照。赤いアンダーラインはHUNTER編集部)
 書かれているのは玄海原発の運転状況に関する情報を提供することの意義や、協定の主旨についての九電の認識なのだが、タイトルや文中にあるとおり「安全連絡協定」という名称が使用されていたことが分かる。

 九電側の認識は、原発の運転状況についての情報を迅速に提供するという取り決めを結べば、《万が一の場合に重要な「異常時の連絡」に関する担保が得られ、福岡県民の方々の安全確保と安心にもつながる》(文中の記述)のだという。
 
 協定を結んでやるからありがたく思えという、傲慢な姿勢が如実に表れている文書だが、協定そのものが「連絡」のみに主眼を置いていたことを表している。
 安全とは名ばかり。じつは《原発の運転状況や事故の情報をどのように流すか》程度の取り決めに過ぎないものを、大騒ぎして見せただけのことだったのである。まさに茶番だ。

 県民を愚弄する協定の実相を示す記述が、福岡市が開示した議事録に残されていた。(赤いアンダーラインはHUNTER編集部。議事録中の九=九電、福=福岡市、県=福岡県)

 第3回目の協議で、福岡市の担当者が「安全連絡協定」という九電の案に疑問を呈したことが記されており、九電は、当初「通報連絡協定」としていたものを「安全連絡協定」に変えたと説明している。内容とは関係なく、協定の名称で世間をごまかそうという発想だ。 

 協定内容を「通報連絡」に限定し、原発再稼働などに口出しされることを頭から排除しようとしていた九電の思惑がうかがえる。

 さらに、このやり取りからは、協定書の文案が4者(九電、福岡県、福岡市、糸島市)で練り上げられたものではなく、九電が提示したものに修正を加える程度のものだったことも読み取れる。主導したのは「福岡県」である。
 
http://hunter-investigate.jp/news/2012/05/post-211.html


13. 2012年5月25日 16:40:42 : VkTpeoILtA
放射線量測定結果について

新門司工場、日明工場及び日明積出基地での放射線量の測定結果

放射線量の測定結果をお知らせします。

.
新門司工場、日明工場及び日明積出基地での放射線量の測定について(平成24年5月25日)(PDF形式:46KB)

※測定結果は敷地境界の4地点の平均値を記載。
※測定器具は日立アロカメディカル社製NaIシンチレーションサーベイメータを使用。

放射線量測定結果

場所
◎新門司工場
月日 測定結果(範囲)
H24.5.24 14:45 曇0.07 ( 0.07 〜 0.08 )
H24.5.24 11:00 曇0.07 ( 0.07 〜 0.08 )
H24.5.23 15:35 晴0.07 ( 0.06 〜 0.07 )
H24.5.23 10:50 晴0.07 ( 0.06 〜 0.07 )

◎日明工場
時間天候 測定結果(範囲)
14:04 曇0.06 ( 0.06 〜 0.07 )
10:20 曇0.06 ( 0.05 〜 0.07 )
14:30 曇0.07 ( 0.06 〜 0.07 )
10:30 曇0.06 ( 0.06 〜 0.07 )

◎日明積出基地
時間天候測定結果(範囲)
13:33 曇0.07 ( 0.06 〜 0.09 )
9:37 曇0.07 ( 0.05 〜 0.09 )
14:05 曇0.07 ( 0.06 〜 0.09 )
13:00 曇0.07 ( 0.05 〜 0.10 )

http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000113953.pdf
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/kankyou/k1100003.html


14. 2012年5月25日 23:04:06 : VkTpeoILtA
【福岡】がれき試験焼却終える「放射線量問題ない」

05/25 18:58 更新
動画を見る

北九州市は25日、九州で初となった“震災がれき”の試験焼却を終えました。これまでのところ、市は「放射線量に問題はなかった」としていますが、県外の小学校が影響を心配して、北九州市への修学旅行を延期しています。宮城県石巻市の“震災がれき”試験焼却最終日の25日、門司区の新門司工場では放射能濃度の調査を行うために焼却で出る灰などが採集されました。また、工場の敷地内で放射線量が測定されましたが、北九州市によりますと、これまでに異常値は確認されていないということです。北九州市環境局の担当者は「正しい科学的データを提供すること。何より大切なのは、市民の理解をいただくことだと思う」と話していました。一方、愛媛県の松山市立日浦小学校が、北九州市への修学旅行を延期していたことがわかりました。学校によりますと、24日に6年生6人が北九州市を訪れ1泊する予定でしたが、保護者から「安全性への不安がある」と指摘され、出発前日に延期を決めたということです。北九州市の担当者は「試験結果が出ていない状況での判断は残念だ」とコメントしています

http://www.kbc.co.jp/top/news/lbi/kbc_0003.html
http://www.kbc.co.jp/top/news/asx/kbc_0003.asx

がれき試験焼却が終了
(福岡県)

北九州市が行っている震災がれきの試験焼却は、25日夕までに全ての焼却が終わりました。門司区の焼却施設では、25日午前9時半から、市職員が施設の周辺などで放射線量を計測しました。その結果、施設周辺の放射線量は、1時間あたり0・07マイクロシーベルトとがれき搬入前とほぼ変わらない数値だったということです。焼却灰の保管施設や、灰を積んだトラックの放射線量も自然界と同じレベルでした。北九州市役所には25日午後、がれき受け入れに反対する人たちが訪れ、受け入れないように求める要望書を市長あてに提出しました。市は今月31日に有識者による検討会を開き、来月にもがれきを受け入れるかどうか判断する方針です。一方、今回のがれきの試験焼却を受け、愛媛県松山市の小学校が北九州市への修学旅行を延期したことが分かりました。
[ 5/25 18:28 福岡放送]

http://www.fbs.co.jp/news/news8641895.html


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