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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20120518/CK2012051802000094.html
震災がれき 市長「現地で処理できる」 県受け入れ分
2012年5月18日
東日本大震災で大量に発生したがれきについて、定例会見で、「東北地方だけで処理できる」と話した阿部市長=川崎市役所で
東日本大震災の被災地のがれきの受け入れをめぐり、川崎市の阿部孝夫市長は十七日、「東北地方だけで処理できると理解している」と述べ、環境省から県に示された分の受け入れは、進まないのではないかとの見通しを示した。 (山本哲正)
阿部市長は昨年四月、全国の自治体の中でも比較的早くからがれきの受け入れを表明し、処理方法などの検討を続けてきた。
市では関連する被災地の岩手県大船渡市、陸前高田市と調整してきたが、市環境局によると、被災当初に算出したがれきの量に比べ、現状はかなり減っていることを確認。両市から「処理は順調に進んでいる」との説明を受けているという。
阿部市長はこの日、「もう(震災から)一年以上がたち、現地で処理する道筋ができる時期。今ごろになって『処理できない』というがれきがどのくらい出てくるのか、疑問に思っている」と述べた。ただ、今後もどのような形で協力できるかなど被災地との意見交換は続けていくとしている。
がれき受け入れに対しては、市民グループ「ストップがれき川崎の会」が「がれきの広域処理には現地のニーズがない」として、独自に情報を発信してきた。同会は阿部市長の発言について「本当なら、うれしい。現地の意向とは別に無理に受け入れようとする自治体もある中、現実に沿った判断は評価できる」と喜んだ。「全面的に受け入れない方向に進んでほしい」としている。
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原発・フッ素23
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