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菅氏、何度も「チェルノブイリに」海江田氏証言
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120517-OYT1T01080.htm?from=top
2012年5月17日21時40分 読売新聞
国会の「東京電力福島原子力発電所事故調査委員会」(黒川清委員長)は17日、昨年3月の事故当時に経済産業相だった海江田万里衆院議員(民主)から参考人聴取を行った。
海江田氏は事故当時、原発の危機的状況を踏まえ、原子力災害対策特別措置法に基づく「原子力緊急事態宣言」の発令を求めたにもかかわらず、菅首相の了解を得るのに手間取り、政府の初動対応が遅れたことを明らかにした。
国会事故調が、国会議員から公開で聞き取り調査を行うのは初めて。
海江田氏は事故当日の昨年3月11日夕、東電からの通報を受けて緊急事態宣言の発令を求めるため官邸を訪れたが、菅氏と面会してから宣言発令までに1時間以上かかった。
この日の聴取で、海江田氏は発令が遅れた理由について、「首相の理解を得るのに時間がかかった」と説明。海江田氏が宣言発令と原子力災害対策本部の設置を求めたのに対し、菅氏が「どこに根拠があるのか」と尋ねたため、枝野官房長官や首相補佐官らが関係法令の確認作業に追われたという。菅氏はこの間、与野党党首会談に出席するなどしていた。
海江田氏は、菅氏に事故を初めて報告した際、「『大変なことだ。(1986年に起きた)チェルノブイリ(原発事故)のようになる』という言葉が2回か3回、首相の口から出た」と証言した。菅氏はこの時点で、深刻な放射能漏れを招いたチェルノブイリ原発事故のような重大事故になると、危機感をあらわにしていたことになる。
◇
海江田氏“伝言ゲームのよう”
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120517/t10015194581000.html
5月17日 19時32分 NHK
海江田元経済産業大臣は、国会の原発事故調査委員会に、国会議員として初めて参考人として出席し、事故直後の対応巡って、政府が緊急事態宣言を出すのが遅れたことを認めるとともに、「伝言ゲームをやっているような状況だった」と述べ、総理大臣官邸と東京電力などとの情報共有に問題があったという認識を示しました。
国会の原発事故調査委員会は、事故直後の政府首脳らの対応を検証することにしており、17日、海江田元経済産業大臣が、国会議員として初めて参考人として委員会に出席し、公開で質疑が行われました。
この中で委員が、政府が緊急事態宣言を出すのが遅かったのではないかとただしたのに対し、海江田氏は「ご指摘のとおりだ。『まずは対策本部をつくることが必要だ』と言ったら、どこに根拠となる法令があるのかとなり、探していて時間が経過した。菅前総理大臣の理解を得るのに時間がかかった」と述べました。
そして、海江田氏は「総理大臣官邸と、東京電力、現場の3つが、伝言ゲームをやっているような状況で、このままではいけないと思った。現場の情報共有が徹底的に不足していた」と述べ、総理大臣官邸と東京電力などとの情報共有に問題があったという認識を示しました。
さらに海江田氏は、格納容器の圧力を下げるベントが遅れたことについて「東京電力は、事故を小さく見せるために、ためらっているのかなと思った」と述べたほか、原子炉を冷やすための海水注入についても「東京電力が、廃炉をためらっているからだと感じた」と述べました。
また、海江田氏は「アメリカのスリーマイル島の原発事故では、水素爆発の危険をずっと議論していた。それなのに、水素爆発が起きてしまうまで水素爆発の危険性を感じておらず、結果的に大量に放射性物質を出してしまった。たいへん大きな反省材料だ」と述べました。
一方、現場からの作業員の撤退を巡って、東京電力が、総理大臣官邸に全員の撤退は打診していないとしていることについて「東京電力の清水社長からの電話で覚えているのは『第一発電所から第二発電所に退避』ということばがあった。『一部を』という話は一切なかったと記憶している。頭の中で『全員が』という認識をした」と述べました。
国会の原発事故調査委員会は、今月27日には、事故当時官房長官を務めていた枝野経済産業大臣を、また、今月末にも、菅・前総理大臣を、それぞれ参考人として招致して質疑を行うことにしています。
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