＞定例調査の一環だが、和木町と岩国市、広島県大竹市の立地３市町でつくる協議会の要請を受け、通常は行わない放射線量の測定も実施する。

だが、数字は公表されないか最低値が公表されるか、ガンマ線の数値が
公表されてアルファ線の実態は蓋をされてしまうか、いずれかじゃないでしょうか。
本来ならどの程度のウラン漏洩があり、汚染区域はどの程度拡がっているなど
情報公開が望ましい。

使用済み燃料に由来する劣化ウラン弾の存在。
＞Such ‘reactor-depleted’ material will have different isotopic ratios from enrichment byproduct DU, and can be distinguished from it by the presence of U-236.Trace transuranics (another indicator of the use of reprocessed material) have been reported to be present in some US tank armour.
劣化ウランの９５％は六フッ化ウランとして濃縮工場の近くの屋外でシリンダー缶に詰められて保管される。
＞About 95% of the depleted uranium produced is stored as uranium hexafluoride, a crystalline solid, (D)UF6, in steel cylinders in open air storage yards close to enrichment plants.
http://en.wikipedia.org/wiki/Depleted_uranium

劣化ウラン（Ｕ−２３５が天然より少ない）では、多分ガンマ線でしょうけれど、９マイクロシーベルトは無理。

阿修羅の別スレでも詳しく書いたのですが、保管されているのは、

「劣化ウラン」というよりも「コバルト60の金属酸化物」だろうと思います。

コバルト60はγ線源としてよく使用されているのは、ご存知の通りです。

４０年位前に、当時の主要化学会社が繊維原料を開発製造するため、その原料の

触媒として、多くの金属酸化物触媒を試験研究で使用したのです。

結果は何処の会社も成功せず、実験プラントで大量に出た放射性同位体を含む

大量の廃触媒は、処分も適わず、二重構造のステンレス製のドラム缶に収めて、

（永久に）保管せざるを得ない状況です。

何故かと言うと、放射性廃棄物を引取って処分する場所は、日本全国何処を

探してもないのです。このことは、今回の廃棄物だけではなく、全国の研究

機関、会社の工場、医療機関等で扱った放射性物質が処分出来ないで、

施設毎に保管されている、経産省の公開データ（URLは別スレにあります）を

見ても明らかです。よく「六ヶ所村」があるではないかというご指摘も

有りますが、「六ヶ所村」は、使用済み核燃料棒からプルトニウムを抽出する

ための専用施設であり、核廃棄物の最終保管場所ではないのです。

「疑心、暗鬼を生ず」と言いますが、化学会社が「劣化ウラン」を隠匿して

核兵器転用のビジネスチャンスを窺っているというのは、余りにも想像が

過ぎるのではないでしょうか？

ただ、私は、政府・国の杜撰な原子力行政、引いてはプルトニウム処理の

胡散臭さ、某国とのウラン濃縮燃料取引きの闇を肯定するものでは有りません。