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首長会議に消極的 長崎市長、脱原発で
2012年05月15日
長崎市の田上富久市長は14日、全国66市町村長が参加している「脱原発をめざす首長会議」(共同世話人=村上達也・茨城県東海村長ら)について「あらゆるテーマの首長連合があり、すべてには加われない。活動や提案の内容がよくわからないので、今後の動きを見て検討したい」と参加に消極的な考えを示した。定例記者会見で述べた。
首長会議は4月末に発足。事務局を務めるNGOピースボート(東京)によると、田上市長は3月に「今のところ参加の予定はない」と回答したという。
田上市長は会見で、2015年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けてウィーンで開かれた第1回準備委員会(4月30日〜今月11日)に出席した感想も語った。「今後、NPT体制の先に進もうと提案したい」と述べ、被爆地として核兵器禁止条約の締結や非核兵器地帯の創設を国際社会に求める姿勢を改めて示した。
田上市長は昨年の長崎平和宣言で脱原発依存の方向性を訴えたが、今回の準備委のスピーチでは「核の平和利用の見直し」に触れなかった。その理由については「準備委では安全な平和利用を求める意見が主流だった」とし、「平和利用を権利と認めるNPTを超えた議論は各国で判断すべきだ」と話した。
NPT体制については「未加盟国もあり限界がある。核兵器禁止条約や非核兵器地帯など別の形の模索を呼びかけたい」と語った。
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原発・フッ素23
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