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最初に見たのはナチュラルニュース.comのこの記事でしたが、温暖化人為説の嘘問題で出たクライメット・ゲートに続いて、福島原発事故の放射能被害を矮小化していたという米政府や関連機関の隠蔽実態が暴露されました。
プルームとは「噴煙」とか「汚染源から立ち上る汚染物質」のことですが、まさに福島原発から出てくる放射能汚染を指しています。
大元はこちらのようですが、ナチュラルニュースでリンクされていたページから、ザッと中味を紹介します。
まずこれは、去年3月に地球の友(FOE)、社会的責任を求める医師団(Physicians for Social Responsibility、PSR)と核情報資料センター(とでも言うか、Nuclear Information and Resource Center、NIRS)が提出したFOIA(情報公開法)のリクエストで得られた文書であると。
2011年3月に出されたPSRの説明では、
米国原子力規制委員会(Nuclear Regulatory Commission、NRC)のグレゴリー・B・ジャスコウは2011年3月16日に米議会へ「半径50マイル(80キロ)からの避難」を勧めていた。
彼が避難を勧めた範囲は非常に並外れて大きく、日本やアメリカ市民に伝えられたより異常に高いレベルの放射能が出ていたことを示唆する。(中略)米国では原発の所有者(免許所有者)や自治体などには10マイルまでの避難体制が求められているだけだ。日本における食料や水の汚染という懸念が増大するなか、我々3団体は(中略)「ジャスコウが何故、己の組織の避難範囲の5倍という数値を出したのか?」の答えを求めるものである
事故後すぐに疑問を呈したその答えが、やっと今頃出て広まってきたということですが、インテルハブ記事の著者トニー・ムーガは、「その文書が発表されたときに丁度、アフガンはカーブルの北にある米軍基地でコーランが焼かれる事件が起きたってのもおもしろいね」と書いています。
で、隠蔽の中味というと、まずは情報の封じ込め。
3月13日の日曜日までに、NRC広報の責任者エリオット・ブレナーは「非常に大変だ」と書く一方で、「我々は報道で出ているようなことしか知らない」と言ったeメールを出していた。トゥイッターも活用すればいいものを、「ブログでアップデートします」と済ましていた。
お次は選択的情報の伝達。同じくNRCの広報に勤めるデイヴィッド・マッキンタイアーはせっせ、せっせとこの災害や、米国内の原発の安全と関係ありそうなことを軽視するメールを巧妙に書き続けていた。
3月14日にマッキンタイアーは、CBSのリポーター、モリー・マクレイ(「マクリー」かも)から、マーキー上院議員(と書いてるけど、House of Repだから下院議員ですね)が提出した「KI(ヨウ化カリウム)を原発周辺に住む住民に配布する」法案(このビデオ↓では「スリーマイル島をくり返すな。原発から20マイルに住む住民にKIを配布しよう」と訴えている)
は「どうなっているのか? 錠剤は配布されたのか、また何故『NRCは配布を奨励しない』と報道されているのか?」という質問メールを受け取った。
マッキンタイアーはそれに対し、「それはNRCのみならず、米政府や保健、福祉関連機関などが決めることだ」と曖昧な形でほのめかす返事を書いた。しかし原発周辺の住民に供給するためのKIの購入、保管と維持という「お荷物仕事」に、NRCが強く抵抗してきたことは事実だ。
2009年にNRCは実際、「KIを配布する」というポリシーを取り消し、「それは不必要であり、放出されるであろうすべての放射性核種から守ってはくれないし、社会のなかで余計なストレスを引き起こすことになる。また地元、州や連邦政府の職員が取るべき緊急事態への対処を、こんな仕事を増やすことで遅らせる」と言っていたのである。
(以上、和訳)
まあ、こんな調子で 3ではまたもマッキンタイアーがCBSのモリー・マクレイに「日本KIを送るのか、送ったのか?」などと質問され、「日本には送っていない。また日本は必要な分を持っていると思う」という(いい加減な)答えを書いておきながら、そのメールの3分前にNYタイムズのマシュー・ウォルドには「マシュー、約1100万錠を配布したと聞いたよ。デイヴ」というメールを出していたり。
#相手によって、出す情報が違う
4番目にはFEMA(米連邦緊急事態管理局)、DHS(国土安全保障省)、DOE(エネルギー省)、EPA(環境保護庁)といった政府機関が、福島の放射能が北米にやってくることを重々承知していたのに隠したと指摘。
5番目では、米国内の原発の地震や津波対策に疑問が出てくることも予期し、福島の事故当日(3月11日の午後3時4分)にはメディア等にNRCのどのページを見なさいと言えとか、メディアから接触を受けた職員はすぐ報告するようにといった指示を出していた。
そして6番目、トップ・レベル、つまりホワイト・ハウスもすべてを知っていて、取り仕切っていたと。
ここで、以前私もブログに載せた「チェルノブイリでの死者が100万人を超えた」と報告するビデオに出ていた内科医で毒物学者のジャネット・シャーマン医師の、
インフルエンザや肺炎など、その期間は普段の5倍も(米国内で)亡くなっていて、最高で1万8000人が犠牲になったと思われる。死者はすべての年齢にわたっているが、細胞分裂も激しい、免疫が未発達で(受ける)放射性同位体の量が比例的に成人より大きいので、殊に乳幼児が一番打撃を受けている
という見解も紹介されていました。
この記事は、「アメリカ人が直面しているのは放射能汚染のみならずファシズムだ」と言って、責任を取らない、人命より金(儲け)を重視する企業に国が動かされていると書いていますが、国=政府が「会社」なんだから、無理ないですね。
とにかくどこもかしこも隠蔽、隠蔽、嘘だらけの売国奴政府ばかりです。
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http://insidejobjp.blogspot.com.au/2012/05/foia.html
を必ず入れてください。
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これを読んだあなたも周りの人々に知らせてくださいね。
首が、まだ痛い〜〜〜〜。(T_T)
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