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満田副知事(右)と会談し「大飯原発の再稼働を急ぐのは問題」と述べた社民党の福島党首=9日、福井県庁
(2012年5月10日午前7時14分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/34624.html
社民党の福島瑞穂党首は9日、関西電力大飯原発(福井県おおい町)を視察するとともに、3、4号機の再稼働をめぐり福井県庁で満田誉副知事と会談した。福島党首は福島第1原発事故の原因究明や地震対策が十分でないと指摘し「再稼働できる状況ではない」と訴えた。
阿部知子政審会長らと来県した。大飯3、4号機で安全対策などを確かめた後、事故時に対策の拠点となる大飯原子力防災センター(オフサイトセンター)を訪問。緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の説明を受けた。
満田副知事との会談で福島氏は、大飯原発では免震事務棟の建設やフィルター付きベントの設置、津波対策がまだ行われていない点を挙げ「再稼働を急ぐのは問題」と指摘。再稼働の是非の判断は政府、国会の事故調査委員会の最終報告を踏まえた地震対策を待つべきだとした。
副知事は「安全対策は短期と中長期に分けて議論する必要がある」とした上で「現時点でどの程度、安全性が確保されているのかが重要」と語り、県原子力安全専門委員会で検証していると説明した。
また福島氏は、SPEEDIを活用した県内原発の過酷事故時の放射性物質拡散のシミュレーションを国に求めるよう求めた。県独自での活断層調査も提案し、地震対策を根本的に見直すべきだとした。
会談後、記者会見した福島氏は、脱原発を進める中で地域経済をどう支援するか、党としての提言を夏までにまとめる考えを示した。また、視察時に記者団に対し、原発停止中の交付金の取り扱いや、廃炉を進める中で地元の雇用や産業を支援するための立法化の検討も必要との認識を示した。
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