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関西電力大飯原発(右から)3、4号機=福井県おおい町で、宮間俊樹撮影
毎日新聞 2012年05月07日 23時25分(最終更新 05月08日 03時52分)
http://mainichi.jp/select/news/20120508k0000m040104000c.html
毎日新聞は5、6の両日、全国世論調査を実施した。定期検査で停止中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について「反対」は63%を占め、「賛成」(31%)を大きく上回った。稼働する原発がなくなり、今夏に電気の使用が制限された場合、「我慢できる」と答えた人が74%に達しており、原発再稼働を急ぐ政府に対し、民意の「脱原発依存」志向が強まっている。
一方、再稼働の要請にあたり、政府が4月にまとめた安全性に関する新たな判断基準について、「信用しない」と答えた人が77%に上った。「信用する」は16%に過ぎず、政府の手続きに対する不信感が、原発再稼働への根強い反対につながっている構図が浮き彫りになった。
今夏の電力使用制限への意識を地域別にみると、最も電力需給が逼迫(ひっぱく)すると予想される近畿圏で、61%が「我慢できる」と回答。また、昨夏に節電対策に取り組んだ関東圏で79%を占めるなど、他のすべての地域で「我慢できる」が7割を超えている。
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http://mainichi.jp/select/news/20120508k0000m040104000c2.html
一方、内閣支持率は27%と、4月の前回調査から1ポイント下がり、下落傾向に歯止めがかからない。不支持率は50%と前回調査比2ポイント上昇し、昨年9月の野田政権発足以来、初めて半数を占めた。支持しない理由では、「政治のあり方が変わりそうにない」と「政策に期待できない」がそれぞれ37%に上っている。【小山由宇】
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福島第1原発事故で警戒区域などに指定されている福島県の一部地域は、調査対象に含まれていません。
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