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福島第一原発に関する海外メディアの報道
http://ytaka2011.blog105.fc2.com/blog-entry-240.html
いま日本では、福島第一は冷温停止状態にあり、放射能漏れも事故もほぼ落ち着いているかのようなイメージが定着しつつある。テレビなどの主要メディアでも福島第一原発の現状についてはほとんど語られなくなっている。
しかし、本当に安全だと信じよいのだろうか?福島第一に関して比較的に自由に報道している海外のメディアの最近の報道をお伝えする
アースファイルズドットコム
ドキュメンタリーでエミー賞も受賞したことのある著名なジャーナリストにリンダ・モートン・ハウがいる。徹底した調査報道のジャーナリストである。ハウは、環境問題を中心としながらも、ミステリーサークルやUFOなどの目撃情報を含めて徹底的に調査するサイト、アースファイルズドットコムを主催している。ここで発表される記事は質の高さで定評がある。
今回、このサイトに福島第一原発の現状を分析した記事が複数掲載された。情報のソースはニューヨークタイムスの記事や、アメリカの複数の原子力専門家のインタビューである。非常に長い記事なので、できるだけ原文に近いかたちを取りながらも、要点をかい摘まんで紹介する。以下が原文のソースだ。
Part 1
Part 2
ニューヨークタイムスの記事
最初にアースファイルズドットコムは、ニューヨークタイムスの記事を要約的に紹介し、福島第一の現状について伝えている。以下である。
3月29日、ニューヨークタイムスは「日本は原発はまだ危険な状態にあると認めた」と題する記事を掲載した。この記事によると、「メルトダウンを起こした原子炉のひとつはこれまで考えられていた以上に悪い状態にあり、今後の原子炉の安定性と事故処理に深刻な疑念を投げかけている」ということだ。
この記事の情報源は東電が公表した内部調査の報告書である。この報告書によると、2号基の燃料棒の格納容器には、燃料棒を安定させるに十分な10メートル程度の水位が確保されていると考えられていたが、実際の水位は60センチしかないことが判明したとのことである。
事故から1年後の2012年3月になっても、東電は毎日9トンの水を注入して燃料棒がメルトダウンしないように冷やさなければならない。だが、格納容器の放射線レベルは毎時72シーベルトと高い。これは数分で人が死亡したり、電気を使用する機器が故障してしまうくらいのレベルだ。いま、このレベルの高い放射線に耐えられる機器の開発が急がれている。
2号機の水位が非常に低く、なおかつ放射線のレベルが非常に高いということは、これまで考えられていたよりもはるかに大量の放射能汚染水が、パイプなどを通して太平洋に漏れ出ていることを示している。
ニューヨークタイムスの記事によると、1号機と3号機はさらにひどい状態にあるという。水素爆発で1号機の建屋は吹き飛んだが、2号機や3号機、そして4号機よりも多い量の核燃料が格納容器を破って外に出たという。
同じく水素爆発を起こした4号機でも、使用済み核燃料は、保護するものもなく外部に露出した状態にある
アーニー・ガンダーソン氏のインタビュー
次に、原子力の著名な専門家であるアーニー・ガンダーソン氏にインタビューし、福島第一の現状を評価してもらっている。
ちなみにガンダーソン氏は、環境コンサルティングを専門に行うフェアウィンズ社のチーフエンジニアである。
以前は原子力発電大手の原子力エネルギーサービス社の上級副社長であった。ガンダーソン氏は、自分の会社が米政府原子力規制委員会の規定に違反しており、危険な状態で原子炉を運営している事実を内部告発した。ガンダーソン氏はこれで職を失うことになったが、原子力規制委員会は安全基準違反で原子力エネルギーサービス社を告訴したため、ガンダーソン氏は原発の内部告発者として有名になった。
ガンダーソン氏を有名したのは、1979年にアメリカのスリーマイル島で起こった原発事故である。専門調査員として事故の調査に深くかかわり、スリーマイル島の事故の解明に貢献した。いわばガンダーソン氏は、アメリカでも数少ない原発事故の専門家だ。
このような原子力の専門家であるガンダーソン氏は、いま福島原発の詳細な分析を行い、頻繁にネットで公開している。今回はアースファイルズドットコムのインタビューに答えた。以下である。
イントロ
いま最大の問題は、2011年末に日本政府が放射能に汚染された瓦礫を2014年まで燃やし、これを他の瓦礫とまぜて放射線のレベルを安全値にまで下げた後、全国にばらまく決定をしたことだ。
だが、バーモント州、バーリントン市にあるフェアウィンズ社の原子力安全の専門家、アーニー・ガンダーソン氏に東電が調査結果を公表する前の3月16日にインタビューした。するとガンダーソン氏は、瓦礫を燃やすプロジェクトには反対しており、また地震で起こる悪夢意のようなシナリオがあることを指摘した。
インタビュー
昨年の3月、東日本大震災の後、東京近郊の小学校の裏に防水シートが放置されていました。防水シートをだれかがめくって放射線を測定したところ、大変に汚染されていました。
日本では、この防水シートを放射能廃棄物として扱うのではなく、単位重量当たりの放射線量を下げるため、汚染されていないその他の瓦礫と混ぜたのです。もちろんこの過程で、廃棄物の量は何千倍も増えました。これを焼却処分した後、放射線量が安全値まで下がったので安全だと宣言し、東京湾に投棄しました。
私に言わせれば、これは実に馬鹿げています。適切な処理の方法は、汚染した防水シートを放射性廃棄物としてきちんと扱い、しかるべき場所に埋めてしまうことです。東京湾に投棄することなどではないはずです。日本政府は、放射性物質を拡散してしまうとだれもその存在には気付かなくなると思い込もうとしているょうに見えます。これは間違いです。いま起こっていることは、放射性物質は川底に集積しており、すでにそれらが食物連鎖に入り始めているということです。
すでに福島から100キロの圏内で、高い放射能に汚染されたうさぎが発見されています。
杉の花粉の問題もあります。いま福島県は春なので、杉が発芽し、セシウムで汚染された花粉が飛び散ろうとしています。花粉は100キロまで飛び、セシウムを運んで行くことでしょう。
日本では人々は、放射性物資を全国に拡散してしまえば問題はなくなってしまうのではないかと思い違いをしているようです。
質問:
では放射性廃棄物が2014年まで継続して焼却されるとするなら、アメリカや世界の他の地域に対してどのような影響があるのでしょうか?
回答:
最近の科学的調査では、福島の放射性物質のうち20%は日本国内に止まり、78%が太平洋に流出するとしています。福島からの風は太平洋に向かって吹いています。もし風向が逆であれば、高い放射能で日本はそれこそ分断され、日本という国は機能しなくなっていたことでしょう。78%の放射性物質は太平洋に流れています。放射性物資は海の食物連鎖に入り、数年でマグロ、サケ、カマスのような食物連鎖の頂点にいる捕食魚類に蓄積されるでしょう。
では、残りの2%の放射性物質はどこに行ったのでしょうか?ほとんどが北アメリカの カスケード山脈の地域に流れたと思います。
(※カスケード山脈とは、カナダのブリティッシュコロンビア州からワシントン州、オレゴン州、そして北カリフォルニアまでの地域である)
すでにオレゴン州、ポートランドやバンクーバーなどで通常よりも高い値の放射能が検出されています。2011年4月にはワシントン州のシアトルでプルトニウムが検出されているので、すでにこの地域の人々は被爆していると思ってよいでしょう。
放射性物質は北米西海岸全域に拡散しているため、だれが福島の放射能に被爆しているのか特定することはできません。だが、日本や太平洋に流れなかった放射性物質の大半はカスケード山脈の地帯にやって来ているので、これからガンは増加するはずです。
質問:
あなたの言うカスケード山脈とは、カナダのブリティッシュコロンビア州からワシントン州、オレゴン州、そして北カリフォルニアまでの地域のことですか?
回答:
そうです。最近カリフォルニアの松かさを調査したレポートを読んだのですが、すでに松かさからセシウム134と137が検出されています。
もちろん汚染は、日本で見られるレベルには及びません。しかし、どんな量の放射性物質でもガンの原因になります。私は福島の放射能漏れが原因で、これから20年から30年の間に、日本では100万人くらいがガンになると思います。
質問:
どんな国際法でも、放射性廃棄物を焼却処分することは違法ではないのですね?
回答:
はい、これは違法ではありません。
質問:
日本では、焼却処分になった瓦礫から出る放射線が危険なレベルに達していないかどうか監視する機関は存在しないのでしょうか?
回答:
すでに確認されている放射線量だけでもすでに危険なレベルです。日本で安全とされている瓦礫は、アメリカでは放射性廃棄物と見なされます。それらは、たとえばテキサス州にある施設に埋められ監視されることになるはずです。
だから、日本でこれから全国にばらまかれる瓦礫は、アメリカの基準では放射性廃棄物に当たるのです。
東京の土壌のサンプル
私は3週間前東京におり、東京の土壌のサンプルを5つほど採取しました。私は特にホットスポットを探していたわけではありません。除染された子供の遊び場や歩道の裂目、また屋上庭園から土壌を採取しました。科学的な調査が目的だとして税関を通過することができました。すべての土壌のサンプルから高い放射能が検出されました。7000ベクレルでした。アメリカの基準からすると、これらの土壌のサンプルはすべて放射性廃棄物になります。でも東京では毎日人々はその横を通っており、汚染した土壌がそこにあることにもまったく気づいていません。
日本政府の解決策というのは、放射線の基準値が実質的に無意味になるほど、これを甘く設定することなのです。(※基準値を恣意的に甘くして安全を宣言するということ)
質問:
ということは、日本政府は現実に起こっていることを否認し、アリスの不思議な世界のようなお伽話の世界に逃げ込んでいるということなのですか?
回答:
まさにその通りです。日本の政府は現実を否認しています。
質問:
2号機の温度上昇についてどのように見ていますか?また、3号機のプルトニウムについてはどうですか?
回答:
原子炉を停止しただけでは、炉心から出る熱を止めることはできません。核分裂反応が止まっても、核分裂生成物から分離したウランは、5年以上も熱を保ったままの状態になります。これから5年も熱を保ったままの状態が続くのです。だから、水を注入し冷却し続けなければならないのです。
2号機の温度上昇は温度計の故障が原因だと言われていますが、おそらくそうでしょう。(※2012年2月に2号機の圧力容器の温度が400度を越えていたことに関する言及だとおもわれる)
いま4号機、3号機、2号機、1号機の炉心はすでに外気に露出された状態にあるので、地震が発生して特に3号機と4号機の燃料プールに亀裂でもできれば、昨年の放射能漏れ事故の発生時と同じ状況になることでしょう。そして日本という国が破壊されるリスクを負うことになるでしょう。
米エネルギー庁が運営するブルックヘブン国立研究所の調査によると、もし燃料プールから水が失われると、炉心で火災が発生して大量の放射性物質が飛散するため、18万6000人が比較的に早い時期にガンで死亡するとしています。ということでは、原子炉の構造的な破損がもっとも大きい3号機と4号機の炉心が問題となるはずです。ある程度の規模の地震が発生すると、3号機と4号機は持ちこたえることができないでしょう。これが当面私がもっとも心配していることです。大きな地震がないことを祈りましょう。
東電は、いますぐにでも4号機の燃料棒を取り出すことを最優先すべきです。3号機の状況も4号機と同じくらい悪いのですが、放射能のレベルがあまりにも高く、まだだれも3号機には近づくことさえできません。これから多くの人々が避難しなければならなくなるかもしれない2つの危険な燃料プールがあるということです。
質問:
3号機により多くのプルトニウムを含むMOX燃料があるのですよね?
回答:
3号機には束になった30本のMOX燃料があります。でもどちらにせよ、3号機には大量のプルトニウムがあります。プルトニウムはウラン238の副産物なのです。原子炉は何年も稼働しているので、すべての原子炉にプルトニウムは存在しています。ですので、3号機のMOX燃料が含むプルトニウムだけが、特に大きな問題だというわけではありません。
質問:
メルトダウンは3回発生しているけれども、炉心のさらなるメルトダウンが起こらないようにいま全力を尽くしているということですか?
回答:
はい、まったくその通りです。メルトダウンが起こったのは、同じ燃料棒が何年も使われ続けてきたからであり、そのため膨大な量の放射性崩壊生成物があるからです。
私が日本に行ったとき、世界の人々は、被爆を恐れず福島第一と第二のメルトダウンを防ぐことに全力であたった作業員の努力に感謝すべきだと言いました。最初の1週間から2週間に、日本と世界を救うことに命をかけた1000人か2000人の人々がいるはずなのです。日本政府と東電が問題ないと言い放ち、問題を過小評価しているときに、2000人の人々(作業員)は私達を救うために命をかけて戦っていたのです。
福島第一からの放射性ガスの放出はチェルノブイリの3倍におよぶ
質問:
2011年3月11日直後にインタビューしたとき、あなたはこの事故はチェルノブイリよりもひどい状態になると言っていましたが、いまはどのように感じていますか?
回答:
そうですね。福島第一からは3種類の異なったガスが発生しています。希ガスは明らかにチェルノブイリよりもひどい状態です。希ガスの発生はチェルノブイリよりも3倍多いという科学的な論文を読みました。
(※希ガスとは、ヘリウム・ネオン・アルゴン・クリプトン・キセノン・ラドン・ウンウンオクチウムなどの原子炉内で発生する放射性ガスのこと。3月15日の空間放射線量率の上昇は、キセノン133によるものであったことが確認されている)
他の2つは放射性ヨウソとセシウムです。これらの放出量はきちんと測定できていないため、はっきりしたことは言えません。どの観測装置も(原子炉の爆発で)電源を失ったり、粉々に吹き飛んでしまいました。原子力産業は数値をチェルノブイリ事故よりも低く見せようとしていますが、私の分析結果ではチェルノブイリよりも高いことは間違いありません。チェルノブイリは大変な事故だったのですよ!ですので、ひどさの程度を比較しているようなものなのですが、日本の希ガスのデータから見ると、発生した希ガスはチェルノブイリの3倍の量です。
そしてまだ危機を脱していないのです。もし地震が起これば、また2011年、3月11日の時点の状況にに戻ってしまうのです。
日本の放射能汚染情報
・福島第一から375キロの太平洋上で採取されたプランクトンから放射性セシウムが検出された。このプランクトンを食べた魚類が汚染されることになるだろう。
・日本の環境庁によると、福島県飯館村の土壌汚染は1kgあたり15万4000ベクレルと以前よりも上昇しているとのことであった。
・福島周辺やその他の地域の人口が将来どうなるかは、「1979年、3月28日のスリーマイル島原発事故におけるガン発生の再分析」という報告書を見ると見当がつく。当初、原子力産業と米政府は、スリーマイル島の住民の被爆線量は1ミリシーベルト程度だったので、炉心のメルトダウンは特に健康被害を引き起こすことはないとしていた。
だが、スティーブ・ウイング博士のチームが「スリーマイル島公衆衛生基金」から得られたデータを再分析したところ、異なる結果が得られた。
「スリーマイル島原発事故以後の同地域におけるガンの増加率を調査したところ、流れてきた放射性物質にさらされた地域の住民ほどガンの発生率は高くなっていることを発見した。この関連はすべてのガン、および白血病で見られた。メルトダウンの後、住民は紅斑、抜け毛、吐き気、ペットの死亡などを経験していたが、当初はこれはすべて感情的なストレスのせいにされていた。だが、むしろこの原因は、高い放射能にさらされたことだ。」
パート2、福島のセシウム137はチェルノブイリよりも多い
米全国放射能防護測定委員会の調査によると、福島第一から放出されたセシウム137の総量は1億3400万キュリーで、チェルノブイリから放出された量の85倍に達していることが分かった。
3月22日、日本の元スイス大使の村田光平氏は参議院予算委員会で福島の原発事故についての意見を求められた。
2012年4月5日、村田氏の原発問題サイト、「ミッシングリンクを探して」によると、地上30メートルの使用済み核燃料プールに1535本の燃料棒がある4号機が崩壊すると、6基の原子炉すべてが停止するだけではなく、4号機から50メートルほど離れた場所にある6375本の燃料棒を格納した他の使用済み核燃料プールに影響を与えるとしている。どちらの使用済み核燃料プールでも、燃料棒は格納容器で保護された状態にはない。危険にも、燃料棒は外気にさらされた状態にある。(4号機が崩壊すると)、当然これは、これまでに経験したことのない世界的な大惨事となる。村田氏は、世界に対する日本の責任はあまりに大きいと強調する。村田元大使によると、福島第一には、圧力容器に格納された(安全な)ものを除いて、11421本の(危険な状態の)使用済み核燃料棒が存在するという。
ネットで原発問題を報告している村松昭雄氏は、村田氏の意見をワシントンの原子力専門家、ロバート・アルヴァレズ博士に伝えた。
原子力の専門家、ロバート・アルヴァレズ博士、福島のセシウム137の危険性を警告する
ロバート・アルヴァレズ博士
1993年〜1999年まで、クリントン政権の米エネルギー庁、国家安全保障環境局で副局長補佐を努める。現在は、首都ワシントンにあるシンクタンク、「政策研究所」の主席研究員。研究分野は核軍縮、環境問題、エネルギー政策と幅広い。使用済み核燃料を福島第一のように燃料プールに保管するのではなく、乾いた状態で保管する方法を提案している。
村田光平氏が参議院予算委員会で行った証言について、ロバート・アルヴァレズ博士のコメントを求めた。
ロバート・アルヴァレズ博士のコメント
「最近、福島第一にある使用済み核燃料の状況についてより詳しい情報が入るようになりました。いま4号機には放射線を放出する1231本の使用済み核燃料があります。これは約3700万キュリー(140京ベクレル)の長寿命放射性物質です。4号機は地上30メートルの位置にありうます。構造的に損傷し、使用済み核燃料は外気にさらされた状態です。もし地震やその他の出来事で4号機の燃料プールから水が失われた場合、原子炉から火災が発生し、チェルノブイリ事故の約10倍のセシウム137が放出されることでしょう。
他の原子炉と同様、4号機から使用済み核燃料を取り出す手段は失われました。使用済み核燃料は、荷物を持ち上げるようにクレーンを用いて取り出すことはできません。深刻な被爆を防ぐためには、使用済み核燃料が水につかった状態で、厳重に遮蔽された容器に格納して移動しなければならないのです。これはいままで実施されたことはないので、移動するには格納する容器を膨大な時間をかけて建設することが必要になります。これはまったく未知の分野です。
米エネルギー庁のデータから見ると、福島第一には11138本の使用済み核燃料があり、そのすべてが燃料プールに入っていると仮定すると、3億3600万キュリー(1400京ベクレル)の長寿命放射性物質が放出されることになります。これは、米放射線防護測定委員会が調査したチェルノブイリ事故におけるセシウム137の放出量の85倍です。米放射線防護測定委員会の評価によると、福島第一の使用済み核燃料から放出されたセシウム137の総量は、これまで全世界で行われた核実験、チェルノブイリ事故、そして世界各地域にある核燃料再処理プラントが放出した総量の約半分であるとのことです。(2700万キュリー、または990京ベクレル)
福島第一のような原子炉はすでに何十年も稼働しているので、すでに地球上でもっとも多い量の放射性物質を生成していることを知らなければなりません。」
日本政府は、福島第一の原発事故の影響が、2011年3月11日のレベルを越えて深刻な放射能汚染に拡大しないように、高い放射線を放出している使用済み核燃料を4号機、1号機、2号機、3号機からすぐに移動しなければならない。
以上である。
「日本政府は現実を否認し、アリスの不思議な国のようなお伽話の世界に逃げ込んでいる」とあるが、まさに言い得て妙である。我々自身がそうならないように注意しなければならないだろう。
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