http://ex-skf-jp.blogspot.jp/2012/04/blog-post_07.html

Saturday, April 7, 2012
米ブルームバーグニュース：今までに日本が行った食品放射能検査の件数は、去年ベラルーシが行った件数の１％

２０１２年３月１８日付けの米ブルームバーグニュースは、農林中金総合研究所の理事研究員、石田信隆氏の言を引用して、このように述べています：

Inadequate testing by the government of rice, milk and fish from the region has prompted consumers to leave them on supermarket shelves and instead select produce from other regions or from overseas. Checks conducted nationwide so far are only 1 percent of what Belarus checked in the past year, a quarter century after the Chernobyl disaster, according to Nobutaka Ishida, a researcher at Norinchukin Research Institute.

政府による検査が不十分なため、消費者は［福島産の］コメ、牛乳、魚がスーパーに並んでいても買わず、他の地域産、あるいは外国産の物を選んでいる。これまでに全国で行われた検査の点数は、チェルノブイリ事故から４半世紀［２５年］経った昨年、ベラルーシが行った検査の点数のわずか１パーセントに過ぎない、と農林中金総合研究所の研究員、石田信隆氏は言う。

更に、東京のJSC Corp商品取引アナリストのシゲモト・タカシ氏の言を引き、

“Consumer worries may deal a severe blow to farming in the region for the next five years or more,” said Takaki Shigemoto, commodity analyst at research company JSC Corp., in Tokyo. “The number of farmers will decline and agricultural production will decrease, leading to further increase in Japan’s farm imports.”

「消費者の不安は、今後５年あるいは更に長い間、福島の農業に大きな痛手を与えるかもしれない」、と言うのは、東京のJSC Corpの商品取引アナリスト、シゲモト・タカシ氏である。「農業従事者の数が減り、農業生産が落ち、日本の農作物輸入が増加する。」

福島第１原発事故自体の初動対応からケチがついた日本政府は、昨年４月以降放射能汚染の実態が明らかになってからも対策は後手にまわり、消費者とすれば自衛するしかありません。

農林中金の石田氏が言うとおり、日本の食品放射能検査の件数が昨年のベラルーシのわずか１％だったとすれば、それで安心する消費者がいるのが不思議なくらいですね。

ベラルーシの検査件数については既にご存知の方も多いと思いますが、金融機関のアナリストの発言の中での言及だったのが興味深い。福島および日本の農業のあまり芳しくない将来展望に、彼らはどのような投資機会を見出しているのか、知りたいものです。

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追加情報（４月９日）：

「めぐ」さんのブログで、更に詳しい考察があります。人口比で考えると、日本はベラルーシの１３３０分の１の検査数の可能性：

http://ameblo.jp/megumi-jk/entry-11217848493.html

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001m9tl.html
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/200/100539.html
上は厚労省で、昨年3月から今年2月まで検査件数を単純に加算したところ、11万7737件でした。
下はNHKのブログで年間1100万個の検体とあります。
昨年3月は月の途中でしたが、単純計算で1％。同じ数字を根拠にしてるかは分からないが。

ああ、なんだかもう日本は駄目ですね。。。ひどい国になってしまいました。なんとかしなければ！！負けないで声をあげないといけない・・・デモくらいしか思いつかないですが・・
AnonymousApr 10, 2012 07:32 PM

ホノルルのドンキホーテ店内にある日本からの輸入雑貨と日本食良品売り場でエアーカウンターの数値が上がり、それ以外の売り場では下がります。他のスーパーではこんなことはありません。
http://www.youtube.com/watch?v=v492NRoBIdI
FDAには報告しましたが日本の検査状況も報告しておきます。
　

コメント
01. 2012年5月07日 20:37:56 : 8A6GrHzfww 「今までに日本が行った食品放射能検査の件数は、去年ベラルーシが行った件数の１％」 何になるんだそんな比較が。おまえはアホか。 比較するんなら、「事故後1年の間にベラルーシが行った件数」と比較しろ。それが筋だろう。これから日本でも、どんどん検査体制が整備されていくんだよ。
02. 2012年5月07日 20:47:55 : yrjsZSR1Z6 >>01 ふざけんなよ。 そんな事いってるから1年以上たっても検査される品目が全然増えないんだよ。
03. 2012年5月07日 22:03:18 : FEC1zKK4NY 検査の件数より、検査の姿勢のほうが大事だと思う。 放射線量が少なく出て欲しいから、高くでないように、見えないところで こそこそ工夫するような検査は意味がない。 食品汚染が発覚すると、マスコミは行政が放射能汚染を見つけたような 記事になるが、ネットで経緯を調べるとほとんどが民間人が個人的に調べて 見つけている。 その後、行政に連絡して、行政が測定に動き出すが、マスコミの記事は ここから始める。だから、国民は行政が放射能汚染を積極的に検知しようと しているような錯覚をしてしまう。 バレタからいやいや行う検査は感心しない。検査結果への信頼感もない。
04. 2012年5月07日 22:21:12 : gGECPqUyvU 1品の検査に、まだ、多分２０分以上洗って、それから汚れてそうな箇所を除いて、チンタラ検査していると思う。 機器があり、人がいても、ぜんぜん足りません。
05. デミトリー 2012年5月08日 06:05:15 : 2kYVIsTHbi0XM : rYkMku2ZH2 うん、姿勢だね。 食べても大丈夫なんていってる政府が、何のために検査してるんだか。 食べたら駄目だから検査するんだろうに。 基準ギリギリまで食べさせたい欲望がある検査を、誰が信じるかって話だ。
06. 2012年5月08日 09:20:28 : FpVPO6YryM ０３・０４・０５さんのコメントに同意です。
07. 2012年5月08日 21:50:32 : D6jurfohI2 こんなものもあります。 全国的にでまわっている牛乳の測定結果 1.小岩井農場3.7牛乳　 9.9Bq/L 2/26日 全国販売されている乳幼児用粉ミルクの多からCs-134,Cs-137が検出された。 5ベクレル/L以上のものは以下のような数値が見えます。 　小さいお子さんをもつご家庭は注意してください。 2. 雪印ぴゅあ　 　 6.7Bq/L　群馬工場 3. 明治ステップ　　5.6Bq/L 春日部工場 4. 明治ミルフィー 5Bq/L 5. 森永チルミル　 4.9Bq/L 　　　・・・ 参考 安心食材データベース http://www.kon-tida.net/cart/main.php?mode=detail&article=1

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