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福井県内の商業用原発の運転状況
福井新聞ONLINE 5月6日(日)10時48分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120506-00000302-fukui-l18
北海道電力泊原発3号機が5日夜、定期検査に入り、国内の商業用原発が全て停止した。再稼働に向け国内で最も手続きが先行している関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)をめぐっては、地元による是非判断が焦点となっているが、消費地である関西圏の首長の反発と政府の対応を横にらみする状況で、再稼働の環境が整うにはまだ時間が掛かりそう。加えて、中長期的な原子力・エネルギー政策見直しの方向性が定まらないことと、夏の電力需給を見越した再稼働という短期的な問題とがない交ぜになり、出口が見通せないでいる。(伊豆倉知)
政府は4月、新たな安全基準を示し、大飯3、4号機の“安全宣言”をした。また、関電管内では夏場に15%程度の電力不足が生じるとの見通しを示している。枝野幸男経済産業相は14日、福井県を訪れ、西川知事と時岡忍おおい町長に再稼働への協力を求めた。
県は専門家でつくる原子力安全専門委員会で安全性を独自に検証中。おおい町では26日夜に住民説明会が開かれたが、安全性に対する不安の声が相次いだ。町会は週明けから、国による経済的な支援策なども含めて検討し、意見集約を始める方針。時岡町長は町会の議論と県専門委の検証結果などを踏まえ、判断するとみられる。
西川知事は、県専門委による安全性確認を前提に、町長と県会の意向を参考にして判断する。当初、関係者の間では「4月末に知事判断」との日程もささやかれたが、政府が説明を重ねても京都、滋賀両府県知事が慎重姿勢を崩さず、関電の筆頭株主である大阪市の橋下徹市長も政府批判を繰り返す状況に不満を募らす県内関係者もおり、地元は一気に模様眺めの空気に転じた。
県の専門委は8日を含め複数回の会合を開く予定で、報告書をまとめる時期は見えていない。県会がいつ最終的な全員協議会を開くかも現段階では未定。知事は枝野氏と会談した際、政府の責任で関西の理解を求めるよう求めており、事態が進むかは政府の努力次第。ある県議は「判断のボールを誰が持っているのかもよく分からない」と苦笑するほどだ。
しかも、仮に地元の同意が得られ、政府が再稼働を最終判断しても、すぐに運転再開できるわけではない。長期間停止していたため起動準備には通常の約10日間より長い期間かかるとみられるからで、現時点ですでに5月中の再稼働は難しいとの見方も浮上している。
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最終更新:5月6日(日)10時48分
福井新聞ONLINE
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