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・結局殺すしか選択肢はなかった20km圏内の牛や豚、鶏
http://hamstern.air-nifty.com/mogumogu/2012/04/20km-6e2d.html
政府は20km圏内の家畜については「農家の了承を得てから殺処分をする」という対応を取っていましたが、殺すのを了承しない一部の農家(とそれを支援する人々)がいるため、「移動や繁殖、出荷をしないなら飼い続けても良い」という事にするようです。
これ、「殺すのは可哀想」と言っていた農家とそれを支援している人々にはものすごい「皮肉な対応」になっています。
「殺すのは可哀想?なら寿命まで飼ってもいいけど余計な餌代は自分らで出してよね。牛や豚、鶏などの補償金は通常の相場分しか出さないから。」って感じです。
国は牛や豚、鶏など一頭につき補償金を当然出すでしょうが、その補償代金は通常の家畜の相場相当しか出さないでしょう。寿命が尽きるまでに飼うとなると、余計にかかる餌代やもろもろの費用は全額農家の自己負担となります。
もともと農家は肉牛はもちろん、乳牛も寿命が尽きるまで飼った事なんかほとんどありません。豚や鶏もそう。
繁殖用のも繁殖できなくなったらお役御免です。
寿命まで飼い続けるとなると餌代や諸々の費用が余計にかかって馬鹿にならないので、結局「途中で殺している」のが普通の畜産なんですよ。
今回の原発事故で急に「殺すのは可哀想」みたいな頭の悪い意見が出てきましたが、今までも寿命が尽きる前にさんざん殺していたのに、それを今更「殺すのは可哀想」とか言い出してもすごい違和感があります。
結局いつ殺すのかが変わっただけの話です。
国は「移動や繁殖、出荷をしないなら飼ってもいいよ」という対応にするみたいですが、それで寿命まで飼い続ける馬鹿な農家はいないでしょう。
通常の期間飼うならともかく、出荷できないとなると病気で死ぬか寿命が尽きるまで飼うしかありません。(それとも気が変わって途中で殺しますか?)
寿命が尽きるまで飼うとなると余計な餌代・世話代が相当かかります。
農家が餌代や世話代を自己負担しながら、牛や豚の寿命が尽きるまで20km圏内で飼い続けると思いますか?それはないですよね。
「研究用に生かして欲しい」みたいな意見もありますが、牛の寿命って15〜20年くらいあるので、研究用で引き取って現地で飼い続ける場合も寿命が尽きるまで生かし続けるとは到底思えません。
結局研究用でも「途中で殺す事になる」のは変わりがないんですよね。
国の補償金については、今殺しても、しばらく飼ってから殺しても家畜一頭につき同額しか出してもらえないでしょう。
農家や一部の人の単なる自己満足のためだけに余計にかかるようになってしまう餌代や世話代の分まで国が出す道理はありませんし、実際政府はそんな金は出さないでしょう。
国民感情からしても、「出荷もしないのに飼い続けたい?その分の餌代や世話代を税金でまかなえ?馬鹿も休み休み言え」って言われるのがオチです。
殺すのを引き延ばせば延ばすほど余計な餌代や世話のコストがかかる事になり、それが全額農家の負担になります。
結局一日も早い殺処分を選択した方が農家のためになるでしょう。
それでも判断を先送りにして、身銭を切りながらしばらくは飼い続ける馬鹿な農家もいるかもしれません。
その場合は「業者が出荷禁止にも関わらず安く買い叩いて全国に出回らないか?」という疑心が生まれ、せっかく回復してきた全国の牛肉はもちろん、豚肉や鶏肉、鶏卵などの消費にまで影響が出てくるでしょう。
迷惑な事この上ないです。
農家としてはそういう業者に安く買い叩かれるより、国に補償金をもらった方がはるかにわりがいいと思いますよ。
同じ一頭分でも、業者が買い取る価格より、国からもらう補償金の方がはるかに多いでしょう。
一部の農家は業者に安く売却した上、さらに国からも補償金をもらおうとする人もいるかもしれません(二重取り)が、国の補償金支払いの場合は契約書を交わす事になります。
もし、「家畜を業者に売ったのに、死んだ事にして国から補償金をもらった」となると立派な詐欺罪にあたりますので、後で判明すると重い刑事罰を受ける事になってしまいます。
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