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復興相が第一原発周辺緩衝地帯の国有化を提案・・・無策政府
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2012年05月05日 がんばれ福島原発!
平野復興相は、井戸川双葉町長と会談し、東京電力福島第一原発事故に伴い原発周辺に設ける
住民非居住の「緩衝地帯」を国有地化したい考えを示した。
井戸川町長は「緩衝地帯を設ける考え方は一緒だ」としながらも、国有地化は否定した。
非公開での会談後、井戸川町長が明らかにした。
平野が緩衝地帯を原発から同心円的に設定する考えを示していることに対して、井戸川町長は、
住民の生活行動なども考慮し、一定の計算式を当てはめて設定すべきと強調した。
平野は会談後、取材に対して緩衝地帯の設定期間に言及。
「未来永劫」設置されるという考えではない。
ただ、「帰還困難区域よりも長くなるのではないか」との見方を示した。
何とも無策政府らしい、今更の提案だ。
事故後、双葉の方々は「もう、帰るのは無理かもしれない」という意見が多かった。
それは、そうだ。原発周辺に住んでいる住民の方々は、原発関連で働く方も多く、原発に
関しては、平野なんかよりずっと詳しいし、実態も分かっているからだ。
こういった会談を非公式に行う事自体が、何か真実を隠し、且つ政府としての自信の無さが
色濃く出ている。
事故から1年以上が経過しての、今回の提案は政府の無策さが露呈した象徴だ。
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