10. 2012年5月06日 11:56:28
: oDZLjorBrU
1ヶ所でも稼動を許したら、なし崩し的にドンドン稼動する。 前例が出来れば国はとどまるところを知らない。 あそこは安全が認められた、だったらもこれも認められる筈と、必ずこう来る! 裁判所も前例で許可を出す。 裁判所は過去、常に国に勝利をもたらしてきた。 裁判所は国民の被害の訴えの声も阻止の訴えにも耳を貸した事はほとんど無い。 裁判所は常に国の原発政策に加担してきた。今年9月に青森県の六ヶ所村にある燃料再処理工場が稼動の予定だ。 あれを先ず廃止させろ! あれこそ一番危ない施設だ。 青森県の六ヶ所村にある燃料再処理工場が稼動すれば、ここ一ヶ所だけで年間の放射能放出量は、他の原発1年分と同じだけの年間放出量だって! 今年9月に稼動しちゃうよ。 一度稼動したら最後、この青森県の六ヶ所村にある燃料再処理工場は廃止が不可能だってさ、放射能が物凄くて。 【ウィキペディア参照】 六ヶ所再処理工場 は、日本原燃が所有する核燃料の再処理工場。 1993年から約2兆1,900億円の費用をかけて、青森県上北郡六ヶ所村弥栄平地区に建設が進められている。現在試運転中である。 日本の原子力発電所で燃やされた使用済み核燃料を集め、その中から核燃料のウランとプルトニウムを取り出す再処理工場である。 最大処理能力はウラン800t/年、使用済燃料貯蔵容量はウラン3000t。 【原子力資料情報室 CNIS 参照】 六ヶ所再処理工場は、原子力発電所約30基が1年毎に取り替える量に相当する800トンの使用済燃料を毎年取り扱う(図1参照)。その上、再処理とは使用済燃料中に生成・蓄積したプルトニウムを取り出すための操作である。原子炉の段階では曲りなりにもプルトニウムや核分裂生成物を閉じ込めていた燃料棒を、再処理工場では細かく切り裂き、硝酸に溶かした上で化学的にプルトニウムを分離しなければならない。当然、環境に放出する放射能の量は桁違いに多くなり、原子力発電所が1年で放出する放射能を1日で放出するといわれる。 原子力発電所が環境に放出する放射性物質に対しては、気体についても液体についても濃度規制が課せられる。 再処理工場の場合、気体で放出される放射能に対しては敷地境界外に出るまでの大気中での希釈効果を考えてよいことにされており、原子力発電所と同等の濃度規制が課せられる。 しかし、例えば液体として放出が予定されているトリチウムを原子力発電所の規制3)に適合させようとすれば、毎日100万トンもの希釈水が必要となってしまう。そのため、再処理工場が放出する液体の放射能に対してはもともと濃度規制がなく、住民の被曝線量を計算し、その計算値が規制値を下回ればよいとされた4)。そして、日本原燃と国は、平常運転時の住民の被曝線量を計算したところ、年間22マイクロシーベルトにしかならなかったと言う5)。 再処理は軍事上の至上命令のために開発され、それがどんなに不経済であっても、どんなに環境汚染を引き起こしても運転が許された。 「平和利用」を標榜して行なわれる日本の六ヶ所再処理工場の場合、何よりも経済性が重視されて設計されたし、運転される。
六ヶ所再処理工場で平常運転時に放出が予定されている放射能と、それによる被曝量の評価結果を図3に示す。気体状の放射能の寄与が圧倒的で、そのうちでもクリプトン85(Kr-85)、トリチウム(H-3)、 炭素14 (C-14)の3核種だけで約7割になる。 日本原燃はそれらの核種は「フィルタでは取り除けません。……充分な拡散・希釈効果を有する高さ約150mの主排気筒、沖合い約3km、水深約44mの海洋放出口から放出します」5)と書き、全量を放出するとしている。 しかし、クリプトンは沸点が零下152℃で、その温度まで冷やしさえすれば、液化して捕捉できる。六ヶ所再処理工場から放出されるKr-85は年間3.3×1017ベクレルで、それを重量に換算すれば23kgでしかない。クリプトンの捕捉技術開発にはすでに160億円の国費が費やされたが、それを活かすことなく全量を放出すると言う。 トリチウムについては、その一部を飽和蒸気として排気筒から放出するとしているが、トリチウムを排気筒から放出する場合、等量の排水口からの放出に比べて17倍の被曝を与えると日本原燃自身が評価している。 放出する空気の除湿は簡単なことであり、除湿して捕捉したトリチウムを排水口から放出しさえすれば、被曝量は大幅に低減できる。 また、費用はかかるが、トリチウムの同位体濃縮技術はすでに確立されており、トリチウムを捕捉しない理由も要は経費がかかるというだけである。 炭素14についても、全量放出とされている。 炭素の捕集は化学的な手法で可能であるから、たとえば水酸化ナトリウムと反応させれば固体化できる。 もともと放射能に「安全量」はない。 「充分な拡散・希釈」とは、広範囲に汚染を広げることである。 六ヶ所再処理工場が毎年放出するKr-85は全地球規模に汚染を広げ、全世界では1320人・Svの被曝を与える8)。1000人/1万人・Svというがん死のリスク係数を当てはめれば毎年約130人、40年の操業では約5000人ががん死することになる。 再処理工場の運転は立地地域の住民にかつてない被曝を与える。 放射性物質のクリアランス基準は年間10マイクロシーベルトであり、国や日本原燃による22マイクロシーベルトという被曝評価値は、すでにその値を2倍以上超えている。 また、放射能の捕捉をせずに「希釈・拡散」させるのであれば、地球規模での汚染を生じさせる。 経済的な費用を惜しんで本来為すべき処置も取らない工場を稼働させることは故意の犯罪だと私は思う。 【原子力資料情報室 CNIS 参照】ここまで ウィキペディアによれば 国や原燃は、これらの多くは大気や海水によって希釈されるので人体に影響が出るレベルの線量にはならないとの立場を取っている。 そうです。 そういえば。 汚染水は海に流せば希釈されるので人体には影響はないとか言っていた大学教授がいなかったっけ?
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