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若い人も年配者も注意しよう!  論文から見た被曝による発がん  武田邦彦 
http://www.asyura2.com/12/genpatu23/msg/436.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 5 月 04 日 00:14:45: igsppGRN/E9PQ
 

若い人も年配者も注意しよう!  論文から見た被曝による発がん
http://takedanet.com/2012/05/post_4d89.html
平成24年5月3日 武田邦彦(中部大学)


音声
2012.05.03 武田邦彦 若い人も年配者も注意しよう!
http://www.youtube.com/watch?v=w4pELZBL7m4


先日、放射線影響研究所からの最新論文をご紹介しました(第14報)が、すでに第13報でも、「閾値がないこと、直線近似できること、発がん性は若い人が、ガンになる時期は年配者が、危険なこと」が示されています(このブログにも解説をしてありますが、グラフ化した労作もあります(http://blog.livedoor.jp/hardthink/archives/51932680.html)。

よく「閾値はみとめられていない」とか「1年100ミリ以下はデータが無い」というのはハッキリとした間違いですから、学者は「低線量の被曝で健康に障害がでるというデータは多いが、私の意見は違う」と学会で述べるにとどめるべきです。医師や資格を持った専門職がそのようなことを言えば、医師は医師免許を、専門家は専門職を辞する必要があるでしょう。これについての理論的なことは小学館でネット放送している「ガリレオ放談」をご覧ください。

http://takedanet.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2012/05/03/bandicam_20120502_084726256.jpg

さて、この図は、10才の時に被曝した人が30才までにガンになる確率は、30才の人が50才でガンになる確率の実に5倍という数を示しています。若い人だけが危険ということではありませんが、私たち大人が原発の電気は欲しがったために子どもたちを被曝させ、原発を動かせば必ずでる核廃棄物の貯蔵もせずにそれを「危険だから」という変な理屈で子どもたちに回そうとしています。

今回の原発事故をきっかけにして、「大人が責任を回避し、利益だけをとって、後は子どもに任せる」といういつの間にかついた悪い習慣を止めたいものです。若い人が希望に満ちて生活できる社会、それが年配者にも楽しい人生をもたらします。

とても悲しいことですが、今のように学問的にも法律的にも許されないことを子どもたちにしていたら、将来、子どもたちは病気になるでしょう。そのときにこれも悲しいことですが、補償問題で裁判になるでしょう。かなり厳しい裁判になると思います。なにしろそのお子さんのガンが福島からの被曝によるものという証明が難しいからです。

せめて、そのときのために被曝の履歴や、「被曝しても大丈夫」と発言していた人の記録を取り、個人的にでも賠償を請求するしかないと思います。少なくとも統計的にはガンの発症が増えるでしょうから、大人としてはそれに備えるだけの精神力が求められると思います。

悲しい日本になったものです。こんなことを防ぐには線量の高いところの子どもを戦時中と同じように疎開させればすむことですし、原子力の年間予算4500億円でおつりが来ます。大人の決意だけで子どもを守ることが出来るのです。自治体が「大丈夫おじさん」を呼んで住民にさらに被曝させることが続いています。

日本のような閉鎖的な社会では自治体が作り上げた雰囲気を壊すと村八分になると思って、子どもを守る行動に出ることが出来ない人も多いのです。今一度、放射線による被曝の病気は「時間がかかる」ということを確認し、1年1ミリが法律の限度、1年1ミリが広島の原爆症の認定基準、1年5ミリが成人男子の白血病の労災認定基準、1年1ミリが電力会社の被曝の内部基準ですから、子どもについては大人は十分に注意してあげたいと思います。


 

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コメント
 
01. 恵也 2012年5月04日 08:08:30 : cdRlA.6W79UEw : geqVX5ntX2
>> 「被曝しても大丈夫」と発言していた人の記録を取り、個人的にでも賠償
>> を請求するしかないと思います。

本当にこいつらの証言は記録しておく必要がある。
記録し放射線被害で病気になったと思ったときには、損害賠償で裁判を行う
ことを手紙で1人1人に送っておきたいものだ。
こいつらの品格じゃ「記憶にありません」なんて逃げそうだが・・・・


02. 浅見真規 2012年5月04日 10:11:15 : AiP1TYI88G3dI : CK0Ys44wM6
武田教授の紹介したグラフは科学的素養の無い者に誤解を与える。

武田教授がこの記事で紹介してるグラフは原爆の被爆での1Gyのグラフ。
http://takedanet.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2012/05/03/bandicam_20120502_084726256.jpg

低線量被爆の場合には、このような明瞭なグラフ作成しうるほどのデータがあるか疑問。

原爆被爆では中性子線被曝もあるので1Gyは1Sv(1シーベルト)を超えている。1Sv(1シーベルト)は1000ミリシーベルトだ。福島第一原発事故では1000ミリシーベルトも被曝した人はおそらくいない。

ただ、従来は因果関係が不明とされていた100ミリグレイ未満の5ミリグレイないし100ミリグレイ(シーベルト換算で約6ミリシーベルトないし120ミリシーベルト)に相当する被爆でも固形ガンの増加が報告されている。

尚、放射線影響研究所がネット公開している日本語・英語併記の「要覧」
http://www.rerf.jp/shared/briefdescript/briefdescript.pdf
の表16には白血病の方が5ミリグレイないし100ミリグレイ(約6ミリシーベルトないし120ミリシーベルト)に相当する被爆低線量での発症の因果関係は明瞭である。


03. 浅見真規 2012年5月04日 10:39:04 : AiP1TYI88G3dI : CK0Ys44wM6
放射線影響研究所の5ミリグレイないし100ミリグレイ(シーベルト換算で約6ミリシーベルトないし120ミリシーベルト)のデータは幅が広すぎる。
従来、因果関係が不明もしくは悪影響がないとされてきた低線量被爆で悪影響の因果関係が認められた事は大きいが、線形なのか否かまで断定できるほどの資料では無いように私の英語力と統計の知識では感じた。

ただし、[Kotaro Ozasa他(2012)]Fig.6では短期調査では閾値があるように思われていた発ガン過剰発生は長期追跡では線形になる傾向が示唆されている。これは大きな成果で発展である。しかし、グラフの目盛りが粗いので50ミリシーベルト未満で線形か否か判断は困難と思われる。


私は白血病や寿命減少については5ミリシーベルト程度の被曝でも悪影響は出ると予想しているが、固形ガンについては50ミリシーベルト以上の被曝しないと悪影響は出ないと予想している。


04. 浅見真規 2012年5月04日 10:43:57 : AiP1TYI88G3dI : CK0Ys44wM6
武田教授は参考資料のリンクを示していないので示しておく。

放射線影響研究所HPにある[Kotaro Ozasa他(2012)]
http://www.rerf.or.jp/library/rr_e/rr1104.pdf


放射線影響研究所HPにある「要覧」(日本語・英語併記)
http://www.rerf.jp/shared/briefdescript/briefdescript.pdf


05. 健奘 2012年5月04日 11:08:02 : xbDm84QDmOFmc : xMjvGMviao
浅見さん、2つ質問があります。

1.あなたの立場
"[Kotaro Ozasa他(2012)]Fig.6では短期調査では閾値があるように思われていた発ガン過剰発生は長期追跡では線形になる傾向が示唆されている。これは大きな成果で発展である。しかし、グラフの目盛りが粗いので50ミリシーベルト未満で線形か否か判断は困難と思われる。"
と、書き込むとき、さらにデータを集めて、判断できるようにしたいという立場ですか? つまり、(成果を得るため)福島からデータを得たいと考える立場でしょうか?

2.推奨すること
データ不足のとき、あなたが推奨することは何ですか?
 1)分からないから、心配せず、そのまま暮らしを続けるのが良い
 2)分からないけど、近寄らない方が良い

あなたは、おそらく、リスクの取り方、お金のかかり方を、総合判断するのが良いと、ゲタを預けるのでしょうね。放射線による(分かっていない)リスク、引っ越しのストレスからくるリスクとを天秤にかけてと。


06. 浅見真規 2012年5月04日 11:11:26 : AiP1TYI88G3dI : CK0Ys44wM6
尚、この観察結果とは別個に、環境科学技術研究所によるマウスの被曝による余命減少効果確認実験[S. Tanaka他(2003)]では線形仮説を超える寿命減少が示唆されている。(ただし、実験でのマウスの個体数不足により統計的に有意と断定できるレベルには達していない。大量のマウスで追試せねば政府の怠慢であるだけでなく原発推進についての不都合な真実の隠蔽とみなすべきである。)尚、NHKは統計的有意性が未確認である事をもって、逆の意味の報道をしている。不届きである。

[ウスの被曝による余命減少効果確認実験とヨウ素131薬追跡調査とLNT仮説]
http://masanori-asami.sakura.ne.jp/Fukushima1NPP/doubt_LNT.htm


07. 浅見真規 2012年5月04日 12:07:33 : AiP1TYI88G3dI : CK0Ys44wM6
>>05
>さらにデータを集めて、判断できるようにしたいという立場ですか?


人体実験できない以上、十分なデータを集めるには限界があります。尚、福島第一原発事故追跡調査からデータは増えるでしょうし、日本で行われなかったヨウ素131薬等ラジオアイソトープ薬追跡調査を積極的にすれば低線量被曝データを得れるでしょう。また、>>06で示したマウスの実験と照合すれば、より低線量被曝での悪影響の発生の仕方が解明されるでしょうが、ヨウ素131薬等ラジオアイソトープ薬追跡調査以外は福島第一原発事故の被曝被害防止には間に合わない可能性が高いでしょう。ヨウ素131薬等ラジオアイソトープ薬追跡調査とマウスの被曝による寿命減少確認追加実験は今すぐすべきと考えます。


>データ不足のとき、あなたが推奨することは何ですか?
> 1)分からないから、心配せず、そのまま暮らしを続けるのが良い
> 2)分からないけど、近寄らない方が良い


結論から言うと、昨年末時点で毎時2マイクロシーベルト未満の線量で日当たりの良い閑静な住宅地で屋根のしっかりした新しい住宅に住んでいて屋外作業しないなら無理して引っ越す必要性は低いと考えています。(「色素性乾皮症」等の遺伝子修復機能異常者を除く)

危険性がわからないと言っても通常人(注1)では低線量被曝の危険性の上限はほぼわかっています。福島市で毎時2マイクロシーベルト未満の屋外線量の屋根のしっかりした新しい住居で通学か屋内作業の場合は今後の累積被曝は、CTスキャン2回分程度です。これは、喫煙のリスクや運動不足の者が毎日マクドナルドのセットメニューやケーキを食べるリスクより低いのです(注2)。また、福島市で屋外毎時2マイクロシーベルト未満の線量で日当たりの良い閑静な住宅地に住んでいる者が西日本の尼崎市の工場地帯や交通量の多い国道沿いや日当たりの悪い路地に引っ越す方が健康のみ考えてもリスクが高いのです(注2)。

また、屋根のしっかりした新しい住居の場合には室内の線量は屋外の20%未満になります。武田教授はこの事を無視して計算されていると思います。
さらに、たとえば、すでに累積で10ミリシーベルト被曝してる者が今後20ミリシーベルト追加で被曝するのを避けるために避難してもマウスの被曝実験から非線形と推定されるため効果は限定的と想定されます。

結局、東電も政府も避難によって収入減少の補償をほとんどしない現状で「過度に」危険だ危険だと言う方が心理的ストレスによる健康への悪影響は大きいでしょう。
十分な補償をして福島県民全員を西日本に避難させれば良いと言うなら、公平に福島第一原発事故の補償を完全にして完璧な収束を目指せば消費税30%にする覚悟を持つべきです。東電の資産では全く不足です。
消費税増税に反対するなら「過度に」危険だ危険だと言うのは無責任な事です。(だいたい、過度に危険だ危険だと言う者のほとんどは消費税増税に反対してると思われます。)

また、福島県の屋外毎時2マイクロシーベルト未満の地域の住民の避難での収入源や避難費用完全負担すれば、西日本の工場隣接地域住民や国道に面した住居の住民や日当たりの悪い路地裏の住民も避難させねば不公平でしょう。しかし、そこまで補償すれば日本経済は完全に破綻します。
*****
(注1)「色素性乾皮症」等の遺伝子修復機能異常者を除く。
(注2)将来生まれてくる子供の先天性障害発生率増加は不明なので除く。ただし、低線量被曝による先天性障害発生率増加も高齢出産による先天性障害発生率増加より低いと推定される。


08. 浅見真規 2012年5月04日 12:10:49 : AiP1TYI88G3dI : CK0Ys44wM6
>>07の訂正

(誤)避難での収入源
(正)避難での収入減


09. 健奘 2012年5月04日 12:52:05 : xbDm84QDmOFmc : xMjvGMviao
浅見さん、ありがとうございます。

結局、
"福島市で毎時2マイクロシーベルト未満の屋外線量の屋根のしっかりした新しい住居で通学か屋内作業の場合は今後の累積被曝は、CTスキャン2回分程度です。これは、喫煙のリスクや運動不足の者が毎日マクドナルドのセットメニューやケーキを食べるリスクより低いのです(注2)。また、福島市で屋外毎時2マイクロシーベルト未満の線量で日当たりの良い閑静な住宅地に住んでいる者が西日本の尼崎市の工場地帯や交通量の多い国道沿いや日当たりの悪い路地に引っ越す方が健康のみ考えてもリスクが高いのです(注2)。"
など、細かな条件を出して、判断を、当事者にしてもらうのは、あまり助言にはなりませんね。

私ごとになりますが、義兄が、福島の渡利で医師をやっていて、現場で悩んでいます。福島から見れば、東京の人々、特に東電関係からお金をだしてもらえば、しばらく引っ越した方が良いと思っている人は多いですね。

専門家(のはずも含め)が、あいまいなことを言うことで、東京そして東電関係からお金が出ない方向になることの方が、問題だと思われます。


10. 浅見真規 2012年5月04日 13:18:35 : AiP1TYI88G3dI : CK0Ys44wM6
>>09
>専門家(のはずも含め)が、あいまいなことを言うことで、
>東京そして東電関係からお金が出ない方向になることの方が、
>問題だと思われます。


東電にいくらでも金があると思うのは妄想です。

現行の補償方針で限界の8割くらいに達してるでしょう。また、特別法制定抜きの方法では限界まで負担させて倒産させると混乱が大きすぎます。

実際、帳簿上は東電は債務超過ギリギリなので政府に支援を仰いでるわけで、帳簿に現れない含み資産中売却可能な資産を考慮して、かつ、特別法制定して政府以外の株主の権利をゼロにしてもたかがしれてます。特別法制定して利子部分放棄はともかくとして元本部分まで債権者にまで負担を求めるのは低利で融資した債権者に酷ですし金融機関やファンドの損失の大半は結局は日本全体の負担になります。

まあ、特別法制定して、東電だけでなく、電力各社が共同で設立し原発推進し津波被害予想の過小評価した電力中央研究所も責任があるので接収しても、巨額の収束費用や巨額の漁業補償に対する支払いすら怪しいのが現状で、福島県民の大半の避難等の完全補償は大幅な消費税増税して政府負担せねば不可能でしょう。(東電の資産のみでは、せいぜい、ごく一部の負担でしょう。)


11. 2012年5月04日 13:25:13 : n0IJ3FIbl6
08さん。
「屋根のしっかりした新しい住居」の意味が、分かりません。
「しっかり」とは、何をもって「しっかり」なのか。
「新しい」とは、何をもって「新しい」なのか。
木質構造、鋼構造、鉄筋コンクリート造など、構造の違いは、無視してよいのですか。
屋根材、壁材など材質の違いや厚み、仕上げ材の有無は無視してよいのですか。
窓、ドアを含む喚起設備の違い、使用時間は無視してよいのですか。
よいのであれば、一律20パーセント未満として、考慮します。


12. 浅見真規 2012年5月04日 13:43:07 : AiP1TYI88G3dI : CK0Ys44wM6
>>11
古い木造家屋の場合、地震で屋根瓦が落ち、そのため屋根土に放射能を含んだ雨が染み込むケースがあったと推測され、そういう場合には屋内の線量が屋外と同程度以上になる危険があるので、そういう事例を除くため「屋根のしっかりした新しい住居」としました。

尚、地震で屋根瓦が落ちたり瓦がずれたり雨漏りした木造家屋でも、(補修工事中に粉塵を吸い込まないように住民が一旦引越しして)丁寧に屋根土を除去して補修し大掃除すれば屋内の線量を屋外の線量の半分以下にできると思います。(単純に屋根瓦に高圧水吹き付ける簡易な除染では効果はわずかです。)


13. 2012年5月04日 15:12:47 : pPJ5gJb78A
屋根瓦に付着したセシウムは除染しても取れない。
ぜんぶ葺き替えないとだめだ。何百万円もかかるよ。

それにどんな住居に住もうと、窓から吹き込んで来たセシウム塵を吸い込めば被曝するし、
汚染食品による被曝も深刻だ。

CTスキャン2回分程度などというのは安全デマ以外の何でもない。

ま、大阪在住の浅見君には所詮ひとごとで、どうでもいいんだろうけどね。


14. 浅見真規 2012年5月04日 15:57:22 : AiP1TYI88G3dI : CK0Ys44wM6
>>13
>屋根瓦に付着したセシウムは除染しても取れない。


私が指摘したのは屋根瓦が落ちて放射能雨が屋根土に染み込んだ場合。その場合は屋根瓦に付着した放射性セシウムよりはるかに多くの放射性セシウムが屋根土に染み込んでいるはずだ。

屋根瓦に付着してる程度であれば室内の線量は屋外の20%未満。(ただし、経済的余裕があれば屋根瓦を葺き替えるに越した事は無い。)
屋根土に染み込んでいれば最悪の場合には屋外の線量を超える可能性すらある。

比較にならない。


15. 浅見真規 2012年5月04日 16:07:01 : AiP1TYI88G3dI : CK0Ys44wM6
>>13 (>>14の補足)
>それにどんな住居に住もうと、窓から吹き込んで来たセシウム塵を吸い込めば被曝するし、
>汚染食品による被曝も深刻だ。


風の強い日や強くなりそうな日に外出する場合はマスク着用すれば良い。
食品は1kg100ベクレルに基準が強化され、およそ年1ミリシーベルトに対応している。


16. 2012年5月04日 16:22:42 : lvOQ76Y29E
建物や使用状況によって、屋外と屋内の線量の比率は変わる。
ケースバイケースなのは疑う余地はないが、大きく物事を捉えるということであれば、屋外と屋内の線量比をざっくり決めてかかるのも、シミュレーションの方法論としては、間違いとは言えない。
しかし、一律20パーセント減とは、いかがなものか。
窓を全開にする、換気扇を回し続ける、木造住宅などは隙間だらけで自然換気だけでも100%空気が入れ替わるなど、外部内部の差がゼロになるケースも多い。
リスク管理の基本として、安全側に考えるならば、外部内部の線量の差は、無視するのがよいだろう。
核シェルターに籠って暮らすケースは、そういうケースとして、低減率を設け、シミュレートすればよい。

17. 2012年5月04日 16:25:06 : lvOQ76Y29E
16訂正
20パーセント減 →20パーセント未満

18. 2012年5月04日 17:25:54 : Izt8556PHk
>>07 >>15
貴方は外部被曝メインで考えているのですね。
内部被曝の正確なリスク評価ができないから皆困っているんじゃないですか。
ちなみに私は実効線量係数は信用できないと考えています。
ICRP Publications を見ればいかにテキトーな計算をしているか分かります。
核種ごとの体内動態やバイスタンダー効果のような複雑な現象が
今の科学で正確に計算できるわけはないのです。


19. 浅見真規 2012年5月04日 17:30:19 : AiP1TYI88G3dI : CK0Ys44wM6
>>16
自然の地質的原因による線量は屋内でもあまり減らない場合が多いです。特に西日本の山口市や高松市で、基礎がベタ基礎以外の木造では屋内の線量は屋外と大差ないでしょう。(ただし、最近は木造でもベタ基礎が多いので、その場合は屋内の線量はある程度低くなると思われます。)

福島県下で屋外が毎時1マイクロシーベルト以上の高い線量で、高線量の原因の大部分が人工放射性降下物なら「屋根のしっかりした新しい住居」の屋内では屋外の線量の20%未満になると思われます。(事故後に放射能汚染砕石等で新築・改築・増築した場合を除く。)


20. 浅見真規 2012年5月04日 17:55:11 : AiP1TYI88G3dI : CK0Ys44wM6
>>18
ICRPの内部被曝の換算でも核種ごとの体内動態は考慮されてると思います。
バイスタンダー効果は外部被曝でも起きるはずです。アルファ核種の内部被曝ではバイスタンダー効果が大きいとしてもアルファ核種の飛散は放射性セシウムの飛散よりはるかに少ないです。

(放射性ストロンチウムのように骨に蓄積する場合はICRPの内部被曝の換算では誤差が大きいかもしれませんが)、被曝原因の大部分がガンマ核種で体内に入り込んだ場合に体全体に広く分布する放射性セシウムによる場合は外部被曝と内部被曝の体内での影響がICRPの算出方法で倍以上異なるとは思えません。

食品の新しい放射能基準では、仮に基準値ギリギリの食品を毎日食べても食品による内部被曝がおよそ年1ミリシーベルト未満で、しかも、実際にスーパーで売られてる食品の平均では規制値の10%未満なので、福島市のような高線量地域では外部被曝による悪影響の方が内部被曝より大幅に大きいのです。


21. 2012年5月04日 19:53:06 : mbLgoUxQsc
>浅見真規

あなた専用のコメント欄ではない。

この手の問題になると、必ず打ち消しにかかるコメントを
延々と打つのはやめてくれ


22. 2012年5月04日 20:04:20 : SsdL8XFnCw
古い住宅も新しい住宅も、圧倒的に多いのは、べた基礎ではなく、布基礎:連続フーチング基礎ですね。
よっぽど建屋重量が嵩むなど、特別な理由がない限り、べた基礎は使いません。そういう意味では、鉄筋コンクリート造が、もっとも放射線に対する遮蔽効果はあると思います。
20パーセント未満の根拠は、分かりませんが、個別ケースの検討において、妥当と見なせる数値であれば、否定するものではありません。

23. 2012年5月04日 21:10:15 : Ubth78uDUE
ICRP信者のボケ!
お小遣い稼ぎはいいかげんにしろよ!

[削除理由]:阿修羅にはふさわしくない言い回し、言葉の使い方の投稿
24. 2012年5月04日 23:20:42 : qZDBPOpubc
基礎に関して言えば、住宅など、いわゆる4号建築物の標準的な仕様というのはありますから、コンクリートの遮蔽性能から、外部被曝線量がどれくらい低減されるかは、計算できるはずです。
20%に落ちる根拠を示さなければ説得力はありません。

また、屋根、壁材の仕様については無視されてしまいましたが、瓦、鋼板、コンクリートでは、透過率が明らかに違うであろうことは、素人の私にも分かります。

換気についてが、もっとも大きなポイントになると思いますが、核シェルターでもない限り、仕様によって時間差はあるものの、外部内部の空気は完全に入れ替わります。人が生活していれば尚更です。

20%に落ちるというケーススタディは、現実に対して妥当とは言えず、また危険側に立つものであり、現実に被曝を強いられている人々にとっては、役に立たない信頼出来ない情報だと思います。

以上、学歴も学も知識も無い、いち労働者かつ被曝者の意見でした。

内部被曝、被災地における汚染セメントや汚染再生土の使用率、収束及び補償に対する消費税や電気料金の値上げについては、またの機会に。
経済を度外視した主張は、確かに弱いものですから、「東電が限界の8割くらいに達している」「消費税30%覚悟」というならば、その概算根拠くらいは必要ですね。


25. 2012年5月05日 00:25:56 : QEByhcdtCg
21さん
確かに・・

先日、何回投稿しようにもうまくいきませんでした。

一日当りの投稿制限があるようですが、例外の方もおられるということでしょうか?


26. 浅見真規 2012年5月05日 09:28:53 : AiP1TYI88G3dI : CK0Ys44wM6
>>24
>20%に落ちる根拠を示さなければ説得力はありません。
>・・・・・(中略)・・・・・
>20%に落ちるというケーススタディは、現実に対して妥当とは言えず、
>また危険側に立つものであり、現実に被曝を強いられている人々にとっては、
>役に立たない信頼出来ない情報だと思います。


根拠は三つある。(比較的客観性の高い根拠が二つと比較的主観性の高い根拠が一つ)

(根拠1)

NHKがチェルノブイリ事故直後にスウェーデンの別荘地トレッケンの木造家屋の屋内と屋外で測定した記録がある。女性のナレーションではセシウム線量は8倍となっている。画面下部に表示された線量インジケータでも5倍程度はあった。(画面下部に表示された線量インジケータはチェルノブイリ事故以前からの地質的な自然線量も拾っているため倍率は低い。)

[NHK・シリーズ原子力B 「チェルノブイリの教訓」]は下記動画サイトで閲覧可能。
http://www.at-douga.com/?p=4925

上記動画の21分目以降参照。

木造平屋と思われる家屋でも窓や壁から離れれば線量は屋外の5分の1程度。家のつくりは日本の新しい家の方がしっかりした感じですが寒冷地のスウェーデンでは二重窓だったと思われる。総合的に考えると人工放射性降下物による線量は日本の「屋根のしっかりした新しい住居」では20%以下にできると思われた。

(根拠2)

福島市の高線量地区の渡利地区で線量バッジ配布して一か月間の被曝量を調べた結果では0.1ミリシーベルト程度(この数値は屋内では毎時0.14マイクロシーベルト以下を意味する)の人が多かった結果について当初は私も半信半疑だったが、その後、決定的反証がなかったので、福島市の高線量地区の渡利地区でも昨年11月時点で「屋根のしっかりした新しい住居」では毎時0.2マイクロシーベルト以下だとの心証を得た。

日テレ ニュースゼロ よりジャック・どんどん氏が阿修羅に投稿した下記スレ参照。

[福島市渡利地区の中学生と妊婦に線量バッジ配布して1ヶ月間の積算放射線量測定、0.1ミリシーベルト64.4%大丈夫なのか?]
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/501.html

(根拠3)
これはネット閲覧で、私が信頼できそうだと判断した福島県下の人の報告でも屋内線量は屋外線量の20%未満だった事。

*****
>>21
逆に、私がコメントを控えると反論不能で逃げたとか言うのではないのかね?


27. 浅見真規 2012年5月05日 09:42:17 : AiP1TYI88G3dI : CK0Ys44wM6
>>7 >>26の補足

「屋根のしっかりした新しい住居の場合には室内の線量は屋外の20%未満」という命題は高線量で屋外の線量の大部分が福島第一原発事故による人工的放射性物質由来の線量の場合だ。そのため、屋外の除染後は20%未満にはならない場合も多い。

また、室内でも窓際や壁際では線量が比較的高いが実際に過ごす場所では工夫次第で「屋根のしっかりした新しい住居の場合」には(除染前の)屋外線量の20%未満にできると思われる。

全ての福島県下の居住許可地域の「屋根のしっかりした新しい住居」(注)では毎時0.4マイクロシーベルトになる場所が屋内にあると私は推定している。
[(注)ただし、事故後に放射能汚染砕石等を使った新築・改築・増築家屋を除く。]


28. 浅見真規 2012年5月05日 10:01:38 : AiP1TYI88G3dI : CK0Ys44wM6
武田教授が紹介した論文[Kotaro Ozasa他(2012)](放射線影響研究所HPにある)
http://www.rerf.or.jp/library/rr_e/rr1104.pdf
に話を戻すと、Table9では、0.005ないし0.1Gy(原爆被爆での中性子線の存在を考慮すると6ミリシーベルトないし120ミリシーベルトの低線量被曝にほぼ相当)で、29961人中の被爆による過剰な固形ガン死の推定人数は49名で0.2%未満だ。
つまり、低線量被爆による発ガンだけに限定すれば喫煙や食塩の過剰摂取より危険性は低いだろう。避難して西日本の工場地帯や交通量の多い国道沿いに転居するよりマシと思われる。

つまり、私が>>7で述べた下記の意見は妥当だとわかるだろう。

>結論から言うと、昨年末時点で毎時2マイクロシーベルト未満の線量で
>日当たりの良い閑静な住宅地で屋根のしっかりした新しい住宅に住んでいて
>屋外作業しないなら無理して引っ越す必要性は低いと考えています。
>(「色素性乾皮症」等の遺伝子修復機能異常者を除く)


29. 浅見真規 2012年5月05日 10:56:11 : AiP1TYI88G3dI : CK0Ys44wM6
>>27の訂正

(誤)全ての福島県下の居住許可地域の「屋根のしっかりした新しい住居」(注)では毎時0.4マイクロシーベルトになる場所が屋内にあると私は推定している。

(正)全ての福島県下の居住許可地域の「屋根のしっかりした新しい住居」(注)では毎時0.4マイクロシーベルト未満になる場所が屋内にあると私は推定している。
*****


30. 2012年5月05日 14:05:36 : FWVGfeuPIw
 そんなことより、武田先生は一か月前には、3年後には日本には人は住めなくなると言っていたんですよ。あれから一か月、もう、2年11カ月しか時間は残されていません。そっちの問題はどうするんですか。先生も、先生の信者も、なぜ逃げる準備を始めないんですか。多摩散人。

31. 2012年5月05日 15:35:34 : IQeEK8EFaE
根拠1は、ケースバイケースのうちのひとつのケースですね。条件や工夫次第で20%未満になる所はあると思います。ご自身も言われているように、ならないケースも多いと思います。
根拠2については「個人的心証」としての情報と捉えておきます。「心証」として捉えていた情報が重大性を帯びてくることもありますので、決して否定的な意味で「個人的心証」と捉えているわけではありません。
根拠3については、元データが記されていないので、なんとも言えません。政府はあてにならないので、身の振り方は、さいごは自分で決めるしかありませんので、信頼できる情報は多いに越したことはありませんし、現場のデータを重視する姿勢は正しいと思います。

最後に。
多摩散人さんも同じコメントを繰り返して茶化してばかりいないで、たまには、建設的な情報交換をしましょうよ。
ご自分のキャラを自ら「散人」として位置付けておられるくらいですから、いまのままでもいいのかもしれませんが、「散人」としても進化していかないと、(失礼ながら言わせて頂きますと、) 「面白くない」です。
「散人」が面白くなくなったら、もはや散人には値しないと思います。


32. 2012年5月05日 21:27:43 : 3W27Y6fPNQ
過去からの仮定の上に推測の花を咲かせ、世界は常に移り変わり、今まで存在しなかったことが発生してくることを想像できない馬鹿たち。

33. 2012年5月06日 02:23:00 : FWVGfeuPIw
>31 (失礼ながら言わせて頂きますと、) 「面白くない」です。

 そりゃー、面白くないでしょう。書いている私自身が、まったく面白くないんですから。しかし私は、デマテロ(風評被害を振りまいて、日本の社会を不安や混乱に陥れようとする行動)は、絶対に許したくないんです。武田先生は

あと3年・・・日本に住めなくなる日 2015年3月31日  武田邦彦 
http://www.asyura2.com/12/genpatu23/msg/309.html

とこの阿修羅にはっきり書いているんですよ。今、一ヶ月経った。二カ月後、三ヶ月後、…(中略)、そしてその武田先生が明確に予言した3年後、私は絶対に忘れずに、そうなったかどうか、検証し続けます。面白い、面白くないの問題ではない。知識人の言論に対する責任の問題です。あなたは何故、武田先生の予言を検証しようとしないんですか。大学教授の話なんか、反原発だろうとどうだろうと、どうせ話半分だろうと思っているのではないでしょうか。

 しかし、私も凡人だから、3カ月もすると武田先生のつまらぬデマなど忘れてしまうかも。三か月というのは「人のうわさも七十五日」という意味です。いや、絶対忘れません。しかし、…  多摩散人。


34. 2012年5月06日 03:50:04 : FraKlZvdHg
多摩散人さん。
以前にも書きましたが、「デマテロ」と断定するのは、検証が終わってからにしましょうよ。
まだ、多摩散人さんが、ご自身で訂正された、「私の推定デマテロ」と表現するところだと思いますが。
訂正されたのは、2カ月前くらいでしたか。
忘れてしまったのが、素であるにしても、故意であるにしても、そのおとぼけぶりは、なかなか面白いです。
長丁場で、かつ深刻な事態になることも、推定されているので、ユーモアは必要だと思います。
「ニコニコしてる人には放射能が来るか来ないか」を科学的に検証する時間も能力もやる気も、私にはありませんが、過度のストレスが体にも心にも良くないのは確かだと思います。
ユーモアは、真の「散人」の社会的役割に、私が期待するところです。
「話半分」というのとは、ニュアンスが違いますが、私にとって「反原発かどうか」や「知識人の言論に対する責任」 は、第一に重要なことではありません。
決して「どうてもいい」と言っているのではありません。「私にとって第一に」重要ではありません。
国家の行く末も同様です。

35. 2012年5月06日 09:55:15 : FpVPO6YryM
16さんに同意です。
屋内で20%未満になる…?
はぁ〜?どうして そんな数字になるんでしょうか?
シェルターを持ってる人ですか?!
20%減なら 分かりますが〜

36. 2012年5月07日 12:19:28 : yrjsZSR1Z6
>多摩散人

日本の厚生労働省(厚労省)ならびに米国のエネルギー省(DOE)により資金提供を受けている公益法人、放射線影響研究所(放影研)によって低線量被爆(6mSv以下)の白血病などへの因果関係が証明されたという事が非常に重大な記事であるのに、武田の瓦礫拡散を防ぐ為の別のブログ記事を持ち出して話をスリカエ、中傷することしかできない工作員以下の人間の屑。



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