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臓器の中に入るとなかなか出てこれず、ずっと放射線を出し続ける
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2012-05-02 09:49:18 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
20120416 [1/2]たね蒔きジャーナル「内部被曝の知られざる内幕」
20120416 [2/2]たね蒔きジャーナル「内部被曝の知られざる内幕」
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4/23 琉球大学 矢ケ崎克馬 名誉教授
2012/04/23|Category:活動報告
内部被曝研究の第一人者である矢ケ崎克馬先生が、たなまきジャーナル4/16(ラジオ)に出演されました。
内容がとても良かったので、文字起こしをしてみました。
4月から食品の放射能汚染の規制値が500Bqから100Bqに厳しくなりましたが、矢ケ崎先生はチェルノブイリ事故の健康被害や原爆被曝者らの研究から、内部被曝の影響を考慮した規制値を設けるとしたら“1Bqまで”と言います。
以下に紹介します。
「たねまきジャーナル 4月16日 内部被曝の知られざる内幕」
矢ケ崎:福島で原子炉周辺の四市町村(南相馬市など)の3765人対象に、子供達の甲状腺の検査をしたところ、ちょうど30%位の子供達に、しこりと嚢胞が見つかったというニュースが1月にありましたが、チェルノブイリ周辺国のベラルーシ・ウクライナ・ロシアの研究結果と比べてみましても、今後の健康状態の悪化が予測されるような厳しいものをもっていると私は判断しております。
アナ:これは福島県の調査ですよね。3割の子供に甲状腺のしこり・嚢胞が見つかったと。
ただ、確か、福島県側はしこりがあっても問題はないんだと、言っているんじゃないんですか?
矢ケ崎:ええ・・“悪性じゃなくてよかった。今後2年間は調査しなくていいなんてことをいっている”
ただ、北海道に自主避難されている方の子供達、こちらは170名位なんですが、この甲状腺の検査結果でも、20%の子供達にしこり・嚢胞ができています。
もっと調べれば、もっと広範なものになるのではないかと思っています。
さきほど、ベラルーシの調査結果と比較して大変危惧する内容だと申しましたのは、
バンダジェフスキー氏が1997年にベラルーシで亡くなった方230名の臓器解剖して
セシウム137が臓器の中にどのように蓄積されているのか調査したのですが、
結論として、身体のあらゆる場所にセシウムが蓄積され、特に子供の甲状腺には、
他の部位よりも2倍3倍という高い値がみられました。
甲状腺にはヨウ素があつめられるというのは、皆さん御存知だと思うんですが、
セシウム137も他の臓器よりもとびぬけて甲状腺に集めれらている・・
この結果が恐ろしいのは、ヨウ素は半減期が8日なんですが、セシウム137は半減期が30年で今もなお放射線が打撃を繰り返し、甲状腺が被曝され続けている状態だということです。
アナ:30年ということは、呼気・食物を通じて体内にセシウム137入ってしえば、ほぼ一生を通じて同じ場所で分子を破壊していくということが起こりうるということでしょうか?
矢ケ崎:体の中に入って血液にのって体内を循環している状態にあるものは、生物学的半減期といって大人でいえば80日、子供なら40日と言われていますが、
臓器の中に入るとなかなか出てこれず、ずっと放射線を出し続けることになります。
それが、今回南相馬などの検査の対象となった子供達のしこり・嚢胞の原因であって、
さらにこれに被曝を重ねていくことを想定した場合、(今はまだ良性のものですが)とても怖い病状変化がおこると判断せざるをえません。
アナ:先生、チェルノブイリのあるドキュメンタリ―映画を見た時に、甲状腺を切除した現地の子供達がズラリとならんでいるのをみて私は非常にショックを受けたんですが、想像したくないんですが、福島の子供達にもおこりうるということなんでしょうか。
矢ケ崎:ウクライナのルギヌイ地区(チェルノブイリ原発から西に110q〜150q)の
汚染濃度は、郡山市・福島市よりむしろ低い環境にあるんですが、(矢ケ崎意見書にはセシウム137の汚染濃度は郡山市と同程度と記載)こちらの子供さんの甲状腺被害は、5年後に病気がかなり増えて、10年後に10人に1人の割合で甲状腺疾病になりかつ100人に1,3人がガンになっています。汚染状況からみても福島はよそごとではありません。
またベラルーシの統計ですが(マリコ氏の調査)、1986年のチェルノブイリ爆発の翌年から、大人だけでなく、子供のガンが増加し始めています。
ベラルーシで科学的に明らかにされているんですが、
なぜ政府はこの国際的経験を日本の子供達に適用できないのでしょうか・・
アナ:それどこか、先生、もう年間20m㏜以下だったら、住民をどんどん福島に帰す方向ですよね・・
矢ケ崎;ええ、これも大変なことなんです。
チェルノブイリ周辺3ヶ国は、住民の保護基準として、
年間5m㏜以上なら移住義務(強制移住)
年間1m㏜以上なら移住権利といって、ここにいてもいいが移住を申し出れば国が責任をもって対処するということにしました。
アナ:日本の政府は、事故後に年間被曝限度を1m㏜から20m㏜に引き上げましたね。
一体なんなんですか。20m㏜って・・
矢ケ崎:日本の国民が子供達が、抵抗力が20倍あるというのでしょうか?
チェルノブイリ周辺3ヶ国に、歴然とした被害が現れてきて、この国々が国民を守るために、おちついた基準が1m㏜、5m㏜ですよ。
なんでこの国際的経験を、政府は今いかさないんですか。
食品の基準について
アナ:先生、4月から一般の食品の基準値が500㏃/sだったものが、100㏃に引きさげられましたが、十分でしょうか?
矢ケ崎:いえ、100㏃も高すぎる値だと思います。
一つの例として、ドイツが定めていてる放射線防護基準は年間0.3m㏜。
これを仮定式の計算で導く方法がありまして、食品でいうなら大人8㏃子供4㏃という値になります。つまり日本はドイツの基準の10倍以上ゆるいのです。
そしてこのドイツの基準さえも、かろうじて健康が保たれるレベルとして設定されているものです。
アナ:ものすごく厳しくなったと思いきや、まだまだ緩いということなんですね・・
矢ケ崎:特に警告しなきゃいけないのは、幼児用食品の50㏃/sです。
この値はもうねえ・・しいて値を入れるならば、1㏃です。
絶対、市民の皆さんは100㏃、50㏃で大丈夫なんていう考え方をしないでいただきたい。私は切に訴えます。お願いします。
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