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数年後に被曝被害が深刻になるのは明白だが、そのときに東日本の住民は
被曝の恐ろしさを知って、少しでも被曝から逃れよう関西や海外に逃げようとして
大混乱になるだろう。
チェルノブイリ事故が起きた旧ソ連と違い、憲法で移動・移住の自由が保証されている日本では
この問題を放置しておけば大変な問題になる。
政府は汚染ガレキを受け入れさせようと躍起になっているが、これは全国を広く薄く汚染させ、
「どこへ逃げても無駄ですよ」とあきらめさせ、移住を阻止するのが目的である。
ガレキ処理利権など微々たるものであり、政府があれだけ必死になる理由にはならない。
すでに阿修羅でも「四国や九州もこんなに汚染されている。避難しても無駄」と言った
工作員らしき人間の書き込みがチラホラ見られる。
しかし被曝被害がひどくなれば、こんな愚策は全く功を奏さないだろう。
東日本の汚染はケタ違いにひどいからだ。何百万という避難民が関西以西へと殺到する。
そして住居も仕事もないからホームレスとなり、あちこちに難民キャンプができるだろう。
こうなれば元からの住民との対立が深刻化し、避難民排斥運動が広がるだろう。
内乱状態になるかも知れない。
この大量の避難民こそ政府が一番恐れている問題である。
おそらく政府は数年以内に国内の移動、移住を制限する可能性が大きいと思われる。
そんなことができるのかと思うかも知れないが、険しい山の多い日本では
関西への移動ルートは限られており、鉄道、道路に江戸時代のように「関所」を設ければ
移動を阻止・管理することは難しくない。
外国に迷惑をかけないよう海外渡航は厳しく制限されるだろう。
これは国内の移動制限よりも簡単だ。海外旅行が気軽にできるのも今のうちだけかも知れない。
さてもう一つ、政府を悩ませているのが補償、賠償の問題である。
福島の損害だけでも払いきれないのに、これが東日本全体に広がる。
しかも被曝被害が極めて深刻になる。いつまでも「ストレスですよ」とごまかすわけにはいかない。
補償・賠償額は政府には支払えない天文学的な金額になるだろう。どうするのか。
この問題を旧ソ連はどう解決したか見てみよう。
ソ連が崩壊した最大の原因はチェルノブイリ原発事故であったことは、ゴルバチョフも認めている。
あの原発事故の収拾にかかる莫大な費用に耐え切れず、国家財政が破綻したということだが、
実際はウクライナ、ベラルーシをロシアから切り離すのが最大の目的だったのだ。
これらの地域は肥沃な土地に恵まれソ連の一大穀倉地帯だったが、放射能汚染で壊滅状態になり、
しかも大量の被曝民を抱えてしまった。
ロシアにとっては、貴重な食糧庫が、とんでもない費用がかかるだけの「お荷物」になってしまった。
このままでは大量の避難民を受け入れなくてはならないが、その予算も土地もない。
そこで切り離して独立させたのだ。
「自治権はあげますから、あとは事故処理も含めて勝手にやって下さい。
ロシアは別国ですから一切関知しません」
独立したウクライナ、ベラルーシもこう言って責任を逃れる。
「事故はソ連時代に起きたことですから、我々には責任はありません。予算もありません」
ソ連は崩壊消滅したのだから、事故の責任はどこにも問えない。
こうして責任の所在を消滅させた。これがソ連崩壊の真の狙いであった。
甚大な被害を受けた住民はろくに補償も受けられず泣き寝入りである。
ソ連崩壊は1991年、チェルノブイリ事故の5年後だ。被曝被害が深刻化した時期と重なるのは
偶然の一致ではない。ロシアは避難民の移住を阻止する必要があったのだ。
おそらく、ソ連政府はチェルノブイリ事故直後、数年後の悲惨な事態を予想して、
ソ連解体計画に着手したのだろう。すべては計画通りだったと思われる。
同じ「解決法」を日本政府が狙っている可能性は高い。
数年前に道州制が話題になったが、日本をいくつかの州に分けて、徴税権、自治権を与え、
独立させることは十分に考えられる。
皇室、政府上層部、富裕層は関西以西に移動する。その後、連邦制にして
東日本を独立州として切り離す。
旧日本政府は消滅するから責任を追求されることも補償賠償を要求されることもない。
他州への移動を許可制にすれば避難・移住も阻止できる。
おそらく同時に預金封鎖も実施して新円に切り替え、莫大な財政赤字も帳消しにするだろう。
そんなことが起こるわけがないと思うかも知れないが、あの超大国ソ連が内乱も戦争もなく
あっけなく崩壊するとは誰も夢にも思わなかったのだ。
そもそも国家というものは、トップからせいぜい数万人にのみ都合よく運営されるものである。
彼らにとって「その他大勢」はどうでもよい存在であり、必要とあれば躊躇なく犠牲にする。
これは共産主義、資本主義、独裁主義、民主主義、どんな国家でも同じことだ。
国家とはそういうものであり、民主主義だの基本的人権だのは単なる建前に過ぎない。
この1年の政府の福島に対する冷酷非情な対応を見れば、容易に納得できるだろう。
何の利益もないので、福島の子供を救うことは絶対しない。見殺しだ。
その代わり自分たちのためには税金を湯水のように使う。
東電勝俣会長自宅の異常な警備がその好例である。
もちろん、福一4号機が倒壊したり他の原発が爆発して、全国に深刻な汚染が広がる
最悪の事態になれば、道州制もへったくれもない。政治家や高級官僚は海外に逃亡する。
日本は、汚れついでに各国の放射性廃棄物を引き受けて生計を立てる以外に道はなくなる。
政府は平静を装っているが、日本は今、存亡の危機に立たされている。
彼らはとんでもない計画を密かに進めている可能性がある。
前回投稿した国外「棄民」計画もそのひとつだ。
これから数年内に、突然我々の想像もできなかったことがいくつも起きるかも知れない。
意識の高い阿修羅住民には言わずもがなだろうが、いつ何が起きても慌てないよう
準備を進めることをおすすめする。
現状を冷静に分析し、過去の事実から将来を予測して最善の対策をうっておく。
自分と家族の身は自分で守る。
冷静な判断、そして強い意志と行動力を持つ人だけがこれからは生き残るだろう。
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