http://www.asyura2.com/12/genpatu23/msg/360.html
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南相馬市による依頼を受けて、(財)日本分析センターにより、南相馬の黒い物質の放射能測定が実施された。結果として、プルトニウム241、ストロンチウム89などが含有されていることが明らかになり、南相馬市議会などで報告された。
資料1(同報告書p1)
http://pds.exblog.jp/pds/1/201204/26/89/d0180289_21214721.jpg
資料2(同報告書p1下段)
http://pds.exblog.jp/pds/1/201204/26/89/d0180289_21195712.jpg
ただし、上記報告書は、(財)日本分析センターによるものではなく、「東日本大震災及び原発事故対策調査特別委員会資料」とあることから議会用として南相馬市によって作成されたものであることにご注意いただきたい。
<資料1より記載内容を抜粋>
【プルトニウム238】
今回、検出された値の最大値:0.038Bq/kg
評価:東日本大震災前に検出された値を超えない値であり、今後50年間の積算線量は0.017mSv
【プルトニウム239+240】
今回、検出された値の最大値:0.047Bq/kg
評価:東日本大震災前に検出された値を超えない値であり、今後50年間の積算線量は0.021mSv
<資料2より記載内容を抜粋>
【プルトニウム241】
今回、検出された値の最大値:0.73Bq/kg
評価:今後50年間の積算線量は0.0092mSv
【ストロンチウム89】
今回、検出された値の最大値:8.5Bq/kg
評価:今後50年間の積算線量は0.015μSv
・・・・
上記内容を読む限りでは、検出された測定値は微小なものであるとの印象を受ける。いずれの核種についても今後50年間での積算線量が計算され記載されている。なお、上記核種の中で大きいベクレル数をもつストロンチウム89の積算線量の単位がミリではなく、マイクロとなっているが、どのような計算方法によるものかが不明のため、そのまま抜粋した。
この資料において、私が最も注目しているのは、プルトニウム238、239+240の箇所において表記されていた「東日本大震災前に検出された値を超えない値であり」の文言が、プルトニウム241、ストロンチウム89の欄には記載されていないことである。
このことは、これらの検出された核種(Pu241、Sr89)が福島原発事故に由来することを公的に表明したと考えて差し支えないのではないかと思われる。
参考資料
http://ameblo.jp/misininiminisi/entry-11234859800.html
http://mak55.exblog.jp/
なお、以前投稿したスレッドにおいて、南相馬の黒い物質の分析を若干を行い、プルトニウム241などの可能性にも言及していたが、簡易測定器の能力の問題から強く主張することができなかった。また、協力者とともにアルファ線の存在について計算を行ったが、その微小な存在を推測させるような結果に終わっていた。
http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/703.html
この場をお借りして、本情報の提供及び、前スレッドにおいて多大なるご協力を賜った方々に感謝の念を表明する。
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