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福島県甲状腺検査、35%が「5ミリ以下の結節、20ミリ以下の嚢胞」−ゴメリ以上の甲状腺異常の可能性
http://www.asyura2.com/12/genpatu23/msg/353.html
投稿者 こーるてん 日時 2012 年 4 月 29 日 21:39:03: hndh7vd2.ZV/2
 

http://peacephilosophy.blogspot.ca/2012/04/blog-post_28.html

福島県甲状腺検査、35%が「5ミリ以下の結節、20ミリ以下の嚢胞」−ゴメリ以上の甲状腺異常の可能性
                          福島民報(4月27日)より。

しこり「おおむね良性」 甲状腺検査 18歳以下の県民健康調査   
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9966191&newsMode=article
東京電力福島第一原発事故を受けた県の甲状腺検査で、3月末までに検査を終えた3万8114人のうち、「直ちに2次検査を要する」と判定された県民はいなかった。26日、県が福島市で開いた県民健康管理調査検討委員会で示した。  警戒区域などに指定された13市町村の18歳以下を対象に検査しており、受診率は79.8%。直径5.1ミリ以上のしこりなどが確認され、2次検査の対象となったのは186人だったが、検査している福島医大は「おおむね良性。通常の診療では想定内」とした。  県は県外避難者が検査を受けられるよう、本県を除く46都道府県に検査実施機関を設ける。県内は福島医大以外にも検査拠点を整える。平成24年度は放射線量が比較的高かった12市町村の15万4894人を対象に検査する。  対象市町村は次の通り。  福島、二本松、本宮、大玉、桑折、天栄、国見、白河、西郷、泉崎、郡山、三春(2012/04/27 09:54)
「おおむね良性」という不審な表現が気になり、探したら、福島県のHPにこのような書類が出ていた。
第6回福島県「県民健康管理調査」検討委員会 次第

これにに今回の甲状腺検査の手続き、結果が出ている。下記は14ページの結果の表を転載した。これを見ると現実には上の報道が与える印象とずいぶん異なることがわかる。

http://peacephilosophy.blogspot.ca/2012/04/blog-post_28.html

報道されていないのが、検査を受けた38,114人のうち12,460人(35.3%)が、「5.0mm以下の結節や20.0mm以下の嚢胞を認めた」とされることである。「5.1mm以上の結節や20.1mm以上の嚢胞」は186人、二次検査を要するとされている。


北海道深川市立病院内科の松崎道幸医師より以下コメントをいただきました。


1.甲状腺の「結節」には充実性の腫瘍だけを指す場合と、腫瘍とのう胞の両方を指す場合があります。論文によって、定義はいろいろです。
2.今回の福島県調査(事故後12か月まで)では、「結節」と「のう胞」を分けて記述してありますので、「結節」の頻度=充実性腫瘍の頻度とみなすことができます。
3.今回の福島調査の結果を次のようにまとめることができます。:事故から1年後までの検診(18歳以下)甲状腺結節1.0% のう胞35.1%
4.過去の諸外国の未成年を対象とした甲状腺検診の結果と対比してこのデータを検討してみますと、

(1)チェルノブイリ・ゴメリ地方(福島市かそれ以上の汚染地域)における山下氏の検診成績
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/bunka5/siryo5/siryo42.htm

1991年5月から1996年4月までの5年間で現地周辺12万人の調査解析を終了。つまりチェルノ事故の5年後から10年後までのデータを見ると、ゴメリ地域のこどもの甲状腺結節検出率は1.74%だった。

ということで、この「甲状腺結節」の頻度が「のう腫」を含む頻度だったなら、福島はチェルノブイリ・ゴメリ地方の36倍も高率に甲状腺の形態異常が発生しているということになります。他方「のう胞」を含まない頻度だったならば、福島県調査とほぼ同じレベルの甲状腺結節出現頻度であると考えられます。ただし、福島調査が放射線被ばくの1年以内のデータである一方、チェルノブイリデータは被ばく後5〜10年経った時点でのデータであるので、「福島では、被ばくから1年経った時点で、チェルノブイリ・ゴメリ地方の被ばくから5〜10年経った時点と同じ甲状腺腫瘍の発生率となっている」と言うことができます。放射線被ばくから年数がたつにつれて、甲状腺がんが増えるわけですから、未だガンかどうかの鑑別が付かないにしても、甲状腺の中に「しこり」が発生することは、将来の甲状腺がんの発生の恐れを示している可能性があるわけで、注意深く追跡する必要があると思います。

(2)慢性ヨード不足地域であるクロアチアの約5500名の11〜18歳児の甲状腺検診
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1029709/pdf/archdisch00562-0027.pdf

甲状腺結節(結節にはのう胞を含む)検出率は0.055%(アロカ社の超音波装置で検査)でした。これは、福島調査の「結節」+「のう胞」検出率36%の70分の1という超低率です。百歩譲って「のう胞を含まない結節だけ」の頻度=1.0%と比べても、20分の1という低率です。10数年前の調査とはいえ、超音波診断技術にそれほど差があるとは考えにくいわけで、クロアチアよりも福島のこどもたちに甲状腺異常が多発している懸念を払拭できません。

以上の検討から、日本人の「平時」のこどものデータがないために、断定的なことは言えませんが、科学的な手法による福島のこどもたちの甲状腺のモニタリングをしっかり続けることが何よりも必要であると考えます。

松崎道幸

転写終了
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コメント
 
01. 2012年4月29日 21:47:51 : UeGdy22GSI
枝野「直ちに影響ない」国民に放送したのが、大ウソだった。
12460人の恨み〜枝野よ、体で償うしかない。

02. 2012年4月29日 22:57:58 : Si4g2GlOLI
明らかに癌と認められるまでは、おおむね良好と言う表現で対応する、人体モルモット検体としてのDATAを収集する申し合わせが医療関係者にあるだけを意味するでしょう。

03. 2012年4月29日 23:05:09 : m5llGTIL4E
福島県200万人の35%とみると、70万人だね。
パンダシェフスキーの見解なら、甲状腺その他もろもろで、それくらいは10年以内に発病するよね。
20年たったら、もっとだね。倍増かね。嗚呼!
関東・東北圏4500万人も福島県比で1/3〜1/10位の被曝としてみると
7%が10年以内とすると315万人、20年で倍増だとすると630万人だね。
残りの西国の県の食べ物からの内部被曝者も福島県比1/20位いたとすると10年で100万人位か?
合計で日本では10年以内で500万人位原発病だね。
ただ、ウクライナの人口推移から類推するとそれくらいは死んでいそう。
だから、こんな勝手予測でも、かなり少なめかな?



04. 2012年4月29日 23:51:04 : rYkMku2ZH2
どうでも良くない数字データを公表しながら
「たいしたことない」と言うのが常套手段だからね〜。

ちゃんと説明してくれるお医者さんがいることに感謝。


05. 2012年4月30日 00:00:41 : EjFwKoMU4k
>アロカ社の超音波装置で検査

これ文科省お勧めのインチキ測定器メーカーじゃん。

そう言えば、「日本人は海藻食ってるからヨウ素の影響は少ない」って言うくせに、「海藻を食っても被曝の予防にはならない」って、よくも同じ口で正反対のこと言えるよな。日本の医者は全員統合失調みたいだから医者に診てもらえ。


06. 2012年4月30日 00:23:00 : dy5bblmkRU
どうなんでしょうか、福島の子供たちの将来を少しでも予見し予防するためにも
日本国内における、リファレンスは是非とも必要ではないかと思います。
西日本地区における、子供たちのある程度のサンプリングで、結節と嚢胞の
発生頻度を調べるべきではないかと思います。

統計処理をすれば、それほどのサンプル数はいらないだろうし、それなら、
それ程費用もかかりません。
このリファレンスとの対比で福島の結節や嚢胞が放射能の影響か明白になるのでは
ないでしょうか。

そんなことすれば、東電と政府、安全ですと言っている御用学者が困るかも。


07. 2012年4月30日 00:35:19 : 4QNZ1Y02gs
恐れていた通りチェルノブイリよりはるかにひどい被害状況になってしまった様だ。
東電も政府も官僚たちもこのような惨状にした責任を政府も東電も官僚たちも取ろうとしない。
世界の人々に恥ずかしくて日本人だと言えなくなってしまった。
情けないことである。

08. 2012年4月30日 01:18:21 : XxPWAfPhVo
恐ろしいのは、ネットで情報を集めている日本人口の数%がこういう恐ろしい事実を知っているだけであって、大多数は原発事故なんてもう終息した思い込んでいることだな。テレビ、新聞は完全に規制されてなんらの情報も流さない。なんて国だよ。

09. 2012年4月30日 04:30:12 : qBo0U03ZJQ
どうすんだよ。ホロコーストじゃないか。

10. 2012年4月30日 06:25:29 : Zh0bUYfzoQ
>>09
>ホロコーストじゃないか。

内閣参与小佐古敏荘氏(原子力推進派)が、涙ながらに辞任した意味はそこに
あるんですよ。ネットで調べて、やっと最近わかった。


11. 2012年4月30日 08:30:01 : A2dzqHJrxY
ベンジャミン・フルフォードさんが、本当の社会科の授業してくれている。
『日本人よ覚醒せよ!』

12. 2012年4月30日 08:55:09 : A2dzqHJrxY
アーレン・ルッソ監督が直に話す、このビデオも見てほしい。

http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&NR=1&v=f0PDhMZf6Yc


13. 2012年4月30日 18:23:36 : LAxuRDYr86
もう、数年先、癌など放射能病の大量発生は確実なのだから、そのときの賠償をしっかり取るために今から犯罪政府と犯罪東電が言い逃れ出来ないように、福島の放射能との因果関係を固める肉体的データと証拠を各自取るシステムと、その集積をまとめ犯罪組織相手に戦う国民的組織を作っておくべきだ。

誰かそのような賠償闘争の、先を見越した強力なシステムの提案や知見があればドンドンここに投稿してくれ。

繰り返すが放射能病の大量発生は最早確実なうえ、現状見るとおり物質的賠償さえ踏み倒そうとしている状況を考えれば、病気になれば二重の賠償踏み倒しでそれこそ文字通り一家心中になる。だから、枝野ではないがそれこそ今から「直ちに」そういう証拠保全と賠償闘争のシステムを作り上げる必要が絶対だ。時間が経てば経つほど因果を証明するのが難しくなる。


14. 2012年4月30日 20:52:39 : 8bkJzFNXsw
この記事は良い記事ですね。

参考になります。拡散します。


15. 2012年5月01日 00:40:20 : LAxuRDYr86
「黒龍会が米国金融マフィアを退治して日本を救う」ため中国秘密結社と連絡を取っているベンちゃんは要らない 笑

16. 2012年5月01日 12:33:07 : C639JZMtlU
>>08 に同感。

まったくね、ハッピーニッポンの皆様は、放射能何処吹く風。この大型連休も他人事のように福島観光なんかしちゃっている。

ネットでも阿修羅に来ている人は日本人の1パーセントにも満たないんじゃないの?


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