http://www.asyura2.com/12/genpatu23/msg/278.html
Tweet |
*
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1840647096&owner_id=6445842
http://blog.livedoor.jp/nishiokamasanori/archives/5438550.html
(書評)
チェルノブイリからの証言 [単行本]
ユーリー・シチェルバク (著), 松岡 信夫 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E8%A8%BC%E8%A8%80-%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%90%E3%82%AF/dp/4764500612/ref=cm_cr-mr-title
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ゲイル博士との会話--「あなたは何を信じていますか?」「神です。そして科学です。」, 2005/8/6
By 西岡昌紀 -(2005年8月6日)
この本は、1934年生まれの旧ソ連の医師であり、同時に、作家であり、ジャーナリストでもあるユーリー・シチェルバク氏が、1986年4月26日に起きたチェルノブイリ原発事故直後に、現地の関係者に直接インタビューし、何が、あの大事故を起こしたのか、そして、事故直後、関係者が、どの様に対応したかを検証した、貴重なルポルタージュである。チェルノブイリ原発事故が起きた時、既にソ連は、ゴルバチョフ政権の時代に入って居たが、ジャーナリストが、自由に取材し、物を書く事には、まだまだ大きな制約が有った筈である。その制約の大きさを想像すれば、チェルノブイリ原発事故直後のソ連で、これだけの取材を敢行した著者の労苦には、幾ら敬意を表しても表し切れないと、私は、思ふ。チェルノブイリ原発事故については、我が国の広河隆一氏を含む多くの外国人ジャーナリストがその後、現地を取材して居るが、矢張り、現地に生まれ育った同国人のルポルタージュは、貴重である。そうした関係者へのインタビューやルポに加えて、この本が、私にとって興味深かったのは、本書の後半で、チェルノブイリ事故直後に、被災者の救援を支援する目的でソ連を訪れた、アメリカの実業家アーマンド・ハマー氏と、白血病治療の世界的権威ロバート・ゲイル博士についての、シチェルバク氏の記述であった。中でも、本書に描写されて居る、ゲイル博士の人柄と言動は、ゲイル博士自身の著書である「チェルノブイリ」(上・下・岩波新書)と読み較べると、非常に興味深い。シチェルバク氏は、ゲイル博士とこんな会話を交わして居る。--のちに「あなたは何を信じていますか?」という私の問いに、ゲイル博士はきまじめに答えた。「神です。そして科学です。」(本書172ページ)--私は、この本のこの箇所を忘れる事が出来無い。
(西岡昌紀・内科医/広島に原爆が投下された日から60年目の日に)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素23掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。