大阪本社版の新聞紙面の見出しは　「効果薄く　除染断念　　チェルノブイリ　あす事故から26年」です。

《非常事態省の担当官タバチーニ氏は住宅除染について「住民の緊張を緩和させる以外の効果があったとは思えない」
「今さら帰還が許される可能性はほとんどない」》というのが、冷徹な真実のようです。
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チェルノブイリ事故:２６日で２６年　大規模除染を断念
毎日新聞　2012年04月25日　00時09分（最終更新　04月25日　02時50分）

チェルノブイリ原発敷地内にあるトラックなどを水で洗う除染施設。現在は中央にある細長い設備だけが洗浄作業に使われている＝ウクライナ北部チェルノブイリで２０１２年４月１９日、大前仁撮影
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　史上最悪の放射能漏れを起こしたチェルノブイリ原子力発電所（旧ソ連・ウクライナ）の事故から２６日で２６年になる。東京電力福島第１原発事故後、日本政府は除染活動などの参考にしようと関心を示しているが、現地では効果が薄いとしてすでに大規模な除染は断念し、避難した住民の帰還も進んでいない。【チェルノブイリで大前仁】
　倉庫風の建物に入ると、床に掘られた「貯水槽」が細長く伸びていた。００年に閉鎖されたチェルノブイリ原発から１０キロ弱。放射線量が高い一帯を走るトラックやブルドーザーなどを洗浄する施設だ。防護服を身につけた作業員が手作業で、車両から発する放射線量が毎時０．５マイクロシーベルトへ下がるまで洗い流す。
　８６年４月２６日の事故後、ソ連当局は原発周辺の汚染土壌を地中へ埋めたり、汚染した機械を洗浄してから溶解したりするなど大がかりな除染活動に取り組んだ。しかし、事故から１４年後の００年に最後まで稼働していた３号機の運転が停止され、やがて土壌の除染も「状況はほとんど改善されていない」と判断し、打ち切りを決めたという

http://mainichi.jp/select/news/20120425k0000m030103000c.html
　

コメント
01. 2012年4月25日 06:46:32 : JGHJK4L2Vf フクシマの方が上。史上最悪。特に海洋汚染。 環境全体だと既にチェルノブイリを超えた。 東京電力はどう世界に詫びるのだ。
02. 2012年4月25日 07:47:27 : E4bT3Bpr2w チェルノブイリ原発周辺１千平方キロを「永遠に立ち入り制限」 ( http://sankei.jp.msn.com/world/news/120425/erp12042500090000-n1.htm )
03. 2012年4月25日 08:22:22 : WDXVTlrXQw このような報告を読むと、日本人の放射能汚染への認識度はまだまだ甘いと断言せざるを得ない、と感じてしまう。 何故　一年たかだか過ぎた程度で、後　数年で帰れるだろうとか、農業や漁業の再開はいつになるのだろうとか、いった話が出てくるのか？ 何故　多くの人々が未だ首都圏に残り、首都機能を分散させずにいるのか？ たかだか数十時間の夏の停電の不安感を煽り、原発再開を諦めないのか？ 東京スカイツリー開業をしても、新東名高速道開業をしても、東京オリンピック誘致活動を続けても…一体何の意味があるのだろう？ 時間が余り残されていない、金も頭脳も労働力も使い方を間違っている気がしてならない。 形は違えどこの無駄使いはミサイル開発や核実験を続ける北朝鮮とさほど変わらない、 本当に目を向けるべき方向が根本的に間違っている気がしてならない。
04. 2012年4月25日 22:03:41 : 3xNzNqXa1s チェルノブイリは、燃料が風化してパウダー状になり、老朽化した石棺から出さないように心配しているのでしょ。フクイチは、汚染水処理をどうするかとか燃料を取り出せるかや、使用済み燃料も取り出さないとならない。その処理をどうするかとか、将来は、更地に戻す計画なのでしょ。時系列で作業が同時進行してるので、目に見える早さで事は進まないのは仕方ないですが、その間、作業しなければならない人たちのストレスも時間に比例して上昇するのではないですか。体や心のケアを考えないとチェルノブイリと同様の結果になると思います。その資金繰りは、国民に跳ね返ってくるんでしょ。
05. 2012年4月26日 05:17:40 : FK0VgtCrUU >>02 ＞チェルノブイリ原発周辺１千平方キロを「永遠に立ち入り制限」 いい記事の紹介ありがとう。 「永遠に…」という言葉に驚いた。半永久的に存在し続ける核分裂生成物があるから こうなることも予測できたけど、率直に言葉ででてくるとびっくりする。 ひるがえって、あの薄情なソ連ですら、年５ミリシーベルトで避難となっていたのに 日本では、年３３ミリシーベルト（２０ミリはいんちき）となっている。 これでは子供たちは将来ほぼ全員が、ガンになる。小佐古敏荘氏が涙ながらの辞任を するわけだ。

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