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4大原因を考える・・・ディーゼル、核実験、レントゲン検診、そしてタバコ  武田邦彦 
http://www.asyura2.com/12/genpatu23/msg/124.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 4 月 20 日 00:52:14: igsppGRN/E9PQ
 

4大原因を考える・・・ディーゼル、核実験、レントゲン検診、そしてタバコ
http://takedanet.com/2012/04/4_0bdc.html
平成24年4月19日 武田邦彦(中部大学


音声
2012.04.19 武田邦彦 ディーゼル、核実験、レントゲン検診、そしてタバコ
http://www.youtube.com/watch?v=g_JiF-248JY


タバコが肺がんの原因の一つであることはまちがいありません。それは統計的なものというより、臨床的に明らかといった方が良いでしょう。だからといって、社会的に直ちにタバコを排斥しなければならないのか、そこをよく考えたいと思います。

http://takedanet.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2012/04/19/bandicam_20120102_165209670.jpg

このグラフはこの前にもだしたものですが、全体としてみればタバコを吸う人が減れば、肺がんが増えるのですから、肺がんの原因がタバコとすると、タバコをすえば肺がんにならないということになります。

科学の訓練を受けた人なら、グラフからこのような結論を出すこともそれほどおかしくないと思われるでしょう。たとえば、肺がんの原因がタバコだとしても、タバコを吸えば肺がんになるということではありません。

たとえば、交通の激しい道路に近くすんでいたり、運転手など自動車、特にディーゼルエンジンの排気ガスを多く吸う人がタバコを吸うと、「タバコだけなら問題は無いが、ディーゼルエンジンの排気ガスをある一定以上、吸い込む人はそれとの組み合わせで発症する」ということは大いにあるからです。

一方、タバコだけなら肺にある影響を与え、それが免疫的になって肺がんを防ぐが、そのような人は肺がんにならないので、病院に行かず、また肺がんでもないので肺がんの研究対象にもならないから、本当は「タバコが肺がんを防ぐ」ということが事実でもそれは表面に出ないということです。

つまり、臨床的に「肺がんになる人はタバコを吸っているが多い」ということと、タバコは禁止するべきだとは全く違うのです。少なくとも統計的に逆の関係になっていること、タバコを吸う人が5000万人もいた頃から、ずっと最近までタバコを吸って10年から30年経っても、タバコをす人の2000人に1人、あるいはタバコをすってその年に死ぬ人の20人に1人しか肺がんにならないのですから、「タバコを吸うと肺がんになる」というのは少なくとも間違っています。

・・・・・・・・・

そこで、タバコ以外の肺がんの主要な原因について整理をしてみました。

http://takedanet.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2012/04/19/bandicam_20120419_031152542.jpg

まず、ディーゼルエンジンの規制のグラフを見ると、ものすごい速度で規制が行われて来たことがわかります。今から12年ほど前までは、kWh(エンジンがだす力)あたり0.7グラムものPM(小さい炭化してネバネバした粒)が排気ガスに含まれていたのに、今ではその70分の1の0.01グラムまで下がっているのです。

これほどの早さでディーゼルエンジンの排ガス規制が行われたのは「PMが肺がんのもとになる」とされたからです。タバコが肺がんのもとになると言う話と、ディーゼル排気ガスの話は別々に進んでいますが、もちろん統一して整理をしなければなりません。

ディーゼル排気ガスによる肺がんの発生はタバコが注目されているので、なかなか難しいのですが、肺がんの約10%と見られます。

http://takedanet.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2012/04/19/bandicam_20120419_030629706.jpg

次に、このグラフは核実験とレントゲン検診による肺がんの発生に関する論文(真鍋医師)から引用したもので、統計的にはよく整理され、わかりやすい論文です。タバコと肺がんに関する平山論文や津金報告などと違い、データを公開しているので、信用もできます。

黒い●のピークなどから、この論文では1960年代に盛んに行われた核実験で肺にプルトニウムが入った時期、結核予防法でレントゲン検診が全児童生徒に行われた時期と符合し、核実験の影響が強かった中緯度の国の動きやレントゲン検診の回数が減った時期とも符合し、白血病との相互関係も合理的に認められます。

また被曝と肺がんの関係では、2004年のランセット(世界一有名な医学雑誌)の論文で、医療被曝で日本人の発がんが3倍にも上ると報告されています。この推定もそれほどシッカリしていませんが、肺がんの平山論文などよりはずっと学術的です。

つまり、タバコが肺がんの一つの原因になるのは確かですが、これらのデータを見ると、統計的にもはっきりとした傾向の見られるものの方が肺がんへの影響は強いと考えるのが科学的には普通です。

つまり、肺がんの原因は、第一に被曝(核実験と検診)、第二にディーゼル排ガス、そして第三にタバコと考えられます。タバコの副流煙などほとんど無関係と考えられます。

福島原発以来、放射線と健康の関係に関心が集まっていますが、被曝が肺がんに強い影響があるとすると、肺がんの致死率が高いのは、肺がんになった治療段階でレントゲンの被曝をすることもあり得ますし、医療の基本からいって疑問があります。

いずれにしても「空気的事実」に重きを置かず、データを公表しないなどの誠実みのないやり方を止めて、被曝、排ガス、タバコなどの問題をよく議論する必要があると思います。

 

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コメント
 
01. 2012年4月20日 01:00:14 : 9QA4IKUV5s
この話は拡散すべきだねえ。

インチキな世の中を解明しよう。

がんばれー、武田教授ー。

フィリップモリスに鉄槌を!

赤かぶさんもファンですね!?


02. 2012年4月20日 03:50:17 : mi5UCWT7IM
本当かなあ?
ニュースで車の排ガスで無理心中する記事を見ますがそれはガソリン車であって、ディーゼル車の排ガスでは死ねないらしいと聞いたことがあります。肺がんの原因もそんな粒子状のものでなくて目に見えない排ガス成分と思いますがどうでしょうか?特にガソリン車が多いのに問題にしないのは武田なんとかさんも案外と大したことないのではないんじゃ と思います。

03. 2012年4月20日 04:32:26 : GgZbHGY9Wp
武田さんが発言はずっと注目して、おおむね支持していますが、この件については読者のみなさんの誤解のないよう、いくらか補足させていただきたいと思います。

それはディーゼルエンジンのPMについてです。

ディーゼルパティキュレートが人体に有害な物質であることは、様々な研究成果から世界の共通認識になっており、それでPMの規制がどの国でも進められてきました。ところが日本の場合は、先にNOxの問題が重大視されたために、そちらの対策が先に進み、さらに、例によって業界にお目こぼしの多い日本独自の排ガステスト方法などもあって、10年以上前の国産大型トラックは、NOxの排出は少ないけどPMは出放題(黒煙モクモク)、といった状況だったのです。

それを、石原知事などの問題提起もあって急激に修正したため、ご指摘のような規制値の短期間での大幅な厳格化が実行されたという経緯があります。

もっとも、このPMについては、サイズがとても小さいものについては、ガソリンエンジンからも同様に排出されていて、ディーゼルの対策が進んだ現在では、ディーゼルだけを悪者とする意見は後退しつつあります。

それと、タバコの場合もそうですが、規制の強化により大気中のPMは減ってきていると思われるにもかかわらず、肺がんの発生率は減っておりません。それで、因果関係についても、わかりにくくなっています。

で、なにがいいたいかといいますと、「ディーゼル⇒肺がん」という単純な関連付けをするのは、よろしくないと思います。健康被害の問題は、内燃機関を積んで排ガスを出す自動車に共通しており、かつて日本で主張されたように、ディーゼル車をなくして全部ガソリンエンジン車すれば、解決するというものではありません。


04. 2012年4月20日 05:56:18 : CzuvSH3L6k
車のことはよくわからないんだけど、
エンジンが劣化してオイルが燃えるのが悪いんじゃないの?

3さんが言うように、タバコもディーゼルも規制したけど肺がんが目に見えて減っていないなら、武田先生の言う1位被曝の影響がいかに大きいかということじゃないのかな。


05. 2012年4月20日 08:02:13 : dy5bblmkRU
>>02

無知をさらけ出さないように。
排ガスで自殺をするのは、一酸化炭素よ、
肺がんに影響するのはSPM、今までのディーゼルは微細なススが多く
それが肺に入りガンの発生に影響すると言われていた。
今は触媒のおかげでディーゼルもSPMの排出がずいぶん減った。


06. 2012年4月20日 09:19:25 : EQO5IjPhnE
>石原知事などの問題提起
石原はド素人の考えでディーゼル車の普及を阻害した。車に粉塵除去装置を付けて末端の負担を増やしていじめる政策を採った。
欧州は燃料から石油会社が硫黄を抜くことをプラントレベルで行った為、15年以上前からディーゼル車が普及した。つまりPM対策を行った燃料を供給していたのである。これは石油会社の負担となるユーザーに優しい政策。自動車の後付け装置は要らない。価格は高いがクリーンでエコだった(当時のレベルで)。もちろん欧州のディーゼル車は日本の燃料を使うと故障する。
そのことは、自動車専門の評論家、徳大寺氏が口をすっぱくして言っていた。

07. 2012年4月20日 10:15:09 : ZIHA1NjZEM
あ〜なるほど。
だから、発展途上国で日本の車や重機の人気が高いんだね。

08. 2012年4月20日 10:20:10 : EQO5IjPhnE
サッカー、インテルの長友がクリーンディーゼルのコマーシャルをしているが、20年近くの技術の賜物なのである。日本は石油会社の顔色をうかがって政策を立てる為にディーゼル車のイメージを悪にした。
小型ディーゼルは日本のヤンマーが先駆者なのである。燃料さえクリーンに加工すればガソリンよりクリーンでエコなので有る。
日本がハイブリッドという複雑なシステムに走るのはその為。

09. 2012年4月20日 10:42:11 : Mnxczxr6Dw
東北大学も被災者をモルモットとして見ているみたいですね。
   ↓
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□■ 被災地15万人の計画も、「住民が戻らなければ対象者がいない」 ■□

 「東北メディカル・メガバンク」計画検討会の第2回が4月16日に文部科学省で
開催されました。同計画は、東日本大震災の被災住民の健康・診療情報およびゲ
ノム情報などを15万人という規模で収集し、医薬品の開発などにつなげようとい
う壮大なプロジェクトです。医療機関を結ぶ情報通信ネットワークを整備し、東
北地方の医療復興や、次世代医療体制の構築も目指しています。

 しかし検討会では、計画の妥当性や実現性に対し、出席者から厳しい意見が相
次ぎました。ある参加者は「診療情報と遺伝子情報などが連関するには、診療情
報がきちんとしていることが一番大事。被災地の医療の現状はどうなっていて、
どういうふうに復興して、このようなバンク構想に結びつけるのか」と指摘。ま
だ復興の道半ばの東北では、医療機関の診療体制が整わず住民が戻っていない地
域も多く、計画の実行には数々の課題があることが浮き彫りになりました。

◆NEWS
被災地15万人の計画も、「住民が戻らなければ対象者がいない」
http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_150771_13249_6


------------------------------------------------------------


10. 2012年4月20日 14:25:29 : k3uFuPtct6
ディーゼル、核実験、レントゲン検診、タバコのうち、レントゲン検診だけが他人を巻き込まない、原因物質が厳重に封入されているため拡散しない。タバコ<ディーゼル<<核実験の順で被害者の数が膨れ上がる。どう考えても核実験と他の3つを同列に論ずるのはおかしい。

11. 2012年4月20日 15:36:09 : hOng9vqTZ6
つうか、毎年戦争で死ぬ人間よりタバコで死ぬ人間の数が多いんだよね。

12. 2012年4月20日 21:01:47 : XaIPp0ssEY
>>11
統計はうそをつくし、タバコやディーゼルは、核実験の隠れ蓑ということでしょう。

話題それますが、
個人の嗜好や、代替可能な技術はスケープゴートとして狙われやすいし、嗜好品=個人の管理は、全体主義やファシズム、独裁者の他者を管理する優越感を満たす。
特にタバコの場合、もともと体臭で敵味方を区別している動物としての人間が、本能のレベルを超えて融和するため、体臭をごまかすための道具として使われてきた。
映画でネイティブの人が、和平交渉事の時、タバコを交換するあれ。
アジアの部族で、他部族から嫁いだ花嫁に牛のくそ擦り付ける儀式も同じで、みんな同じにおいでハッピー!!
今でも初対面の庶民はまず一服から始まるよ。

欲得と金で敵味方を区別する、ネオリベのアメリカンエスタブリッシュには必要が少ないし、それより貧乏人たちが融和されたら困るというのが本音で、嫌煙が始まった。

禁煙、禁酒に制服を指向するリーダーは、危ないと言うこと。


13. 2012年4月20日 21:09:51 : GgZbHGY9Wp
06さんの発言は、かつてはそういう面があったのだけど、それだけがすべてではありません。

軽油の硫黄分については、たしかに欧州のほうが早く規制が進んで、日本では低硫黄軽油の普及が遅れたのは事実。硫黄分が高い燃料を使うと、欧州で先に普及が進んだ直噴タイプの乗用車用ディーゼルが壊れやすかったのも事実ですが、現在は日本の経由も低硫黄タイプに変わっています。

PMについていえば、硫黄分の高い軽油を使うと量も増えて有毒性が高くなるのは事実ですが、硫黄分ゼロの燃料でも、エンジンの制御(燃料の量と噴射タイミング、噴射圧力など)をちゃんとやらないと、やはり発生はします。

日本でかつてディーゼル叩きが起こった原因のひとつは、1990年代から始まった乗用車用直噴ディーゼルの開発競争で、トヨタ、ホンダ、日産などの日本メーカーが欧州ブランドに大きく遅れをとり、その普及に熱心ではなかったという側面があると思います。日本のメーカーからすれば、ディーゼルが人気になれば、欧州メーカーが有利になるだけなので、ある種の「非関税障壁」として、ディーゼル乗用車(トラックではない)に対する明らかな差別的(なぜかを説明すると長くなるので割愛しますが)規制が、ここ10年ぐらい放置されることになりました。

最近マツダがディーゼルを復活させたけど、下位メーカーなので、また割を喰うかも。まあ、ディーゼルに対する不当な規制を続けた結果、日本のメーカーはこの分野で決定的に遅れて、トヨタ、ホンダはガソリンハイブリッドに、日産はいっきにEVに注力したわけですが、現在内燃機関に関してはガソリンを含めてドイツブランドに大差をつけられて、ハイブリッドやEVでも、リードはきわめて怪しいことになり、日本メーカーはジリ貧の状況に追い込まれつつあります。

これも不当なディーゼル叩きの報いですね。


14. 2012年4月21日 13:00:51 : JlhOElFGlE
黒●のところは1930年代に生まれて、成長期に敗戦による栄養不足、成人後は核兵器や医療による放射線被曝、モータリゼーションによる排ガスなど全ての影響を受けている世代なのだろう。日本の経済的発展に合わせて生きていたので、それなりに幸せだったとは言える。
2010年代に生まれた日本人はこのままだったら悲惨だな。

15. 日高見連邦共和国 2012年4月26日 20:26:29 : ZtjAE5Qu8buIw : IeaB3HQJJg
紫外線、食生活(食品添加物)、輸入食品のポストハーベスト、環境ホルモン、環境ストレス、ケイタイ電波、誘導加熱型調理器、似非ワクチン、集団無意識、なんぼでも“原因”は挙げられますって。

俺も、R32スカイラインに燃えた最後のクルマキチ世代の端くれですから、
ドイツ・ベンツを中心としたヨーロッパの高圧縮ディーゼルエンジンが、
エンジン本体の耐久性も含めて、極めて環境負荷低減型のツールである事など常識。

もすこし“科学的思考”を身につけてから語ろうよ、武田さん。



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