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大飯原発再稼働問題で福井県庁を訪問し西川一誠・福井県知事と面談する枝野幸男経済産業相=福井市の福井県庁で2012年4月14日、宮間俊樹撮影
毎日新聞 4月17日(火)22時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120417-00000118-mai-pol
原発の再稼働を巡る枝野幸男経済産業相の発言が揺れ続けている。二転三転する発言の裏には、民主党の仙谷由人政調会長代行の関与を指摘する関係者が多い。仙谷氏は枝野氏にとってはいわば「政治の師」だが、夏の電力不足への危機感から関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を主導している。「脱原発」を説く枝野氏にとっては自身の信条との板ばさみに苦悩しているというわけだ。
◇「一貫して原発に慎重な立場」
枝野氏は17日の閣議後会見で、北海道電力泊原発3号機が来月5日に停止することで国内で動く原発が「一瞬ゼロになる」と語った講演での発言について、「『少なくともいったんはゼロになる』と言うべきだった」と陳謝した。発言が大飯3、4号機の再稼働を前提にしていると受け取られたからだ。
さらに枝野氏は「各方面から(発言が)ぶれていると指摘をいただいている。国民に分かるように伝える責任が果たせていないことはおわびしたい」と反省し、「私は一貫して原子力発電に慎重な立場」と強調した。
◇自身が「ぶれ」認める
枝野氏自身が「ぶれ」の一つに挙げたのは、14日に西川一誠福井県知事と会談した際の発言だ。枝野氏は席上、「安全性確保と信頼性向上を大前提に、引き続き重要な電源として活用することが重要」と大飯再稼働への協力を要請。しかし会談後には記者団に「政府は原発依存からの脱却を掲げている」と立場を一転させ、西川知事が不快感を示す場面があった。
枝野氏に対しては省内でも「極めて常識人」(幹部)と評価する声がある。一方、仙谷氏に近い民主党関係者は「気をつけていないと、電気料金は上げさせない、再稼働は認めない、と本気で言いかねない」と枝野氏の独走に警戒感を示す。
◇脱原発「独走」に警戒感も
枝野氏は17日の会見で「中長期の話と短期の話の位置づけが必ずしも整理されていなかった」と釈明した。政権として「脱原発」を掲げながらそこへ至る具体的な道筋を示さないまま、電力不足が懸念される夏を前に、泥縄式の政策対応を迫られる姿を、枝野氏の発言が映し出している。【丸山進】
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最終更新:4月17日(火)22時42分
毎日新聞
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