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生き生き箕面通信1220 ・「再稼働しても、原発は必ず止まる」と田坂広志さん
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/030cd0c434baa1692e4d3c634282e899
2012-04-11 06:52:50 生き生き箕面通信
おはようございます。
生き生き箕面通信1220(120411)をお届けします。
・「再稼働しても、原発は必ず止まる」と田坂広志さん
野田政権が大飯原発の再稼働を急いでいます。その愚を元・内閣
官房参与の田坂広志さんが鮮やかに暴いてみせました。「再稼働し
ても、原発は必ず止まる」と題するVoice5月号に掲載されたインタ
ビュー記事です。
再稼働するには、必ず守らなければならない原則が三つある。仮に
その三つをクリアしても、どうしても越えられない高レベル放射性廃棄
物の最終処分問題が残る。そう指摘するのです。
再稼働のための3原則とは――。「事故原因の徹底究明」「自己責任
の明確化」「原子力行政の抜本改革」の三つです。今の段階では、この
三つのどれ一つも満たしていません。しかし、野田・枝野コンビは、原子
力ムラの圧力もあって、「何が何でも再稼働」です。
「大飯原発の再稼働は、端的にいえば、『福島原発事故が起こった
3月11日以前の法律で、3月11日以前の組織(原子力安全・保安院)が、
3月11日以前の手続きとルールで再稼働しようとしている』わけであり、
この進め方では多くの国民の理解と納得は得られないでしょう」と指摘
しています。つまり、再稼働するためには、国民の理解と納得が不可欠
であり、その手続きを経て、国民からの信頼を取り戻すことが先決とい
う主張です。
国民の理解と納得を得るためには、第一は、情報を徹底的に「公開」
すること。この夏の電力不足懸念にしても、電力会社の一方的な発表
であり、詳細な情報はまったく開示していない。第二は先の3原則を国
民に明確に語るということ。
これらの二つを軽視して突き進んだ場合は、再稼働の先に待ち受け
るさらに二つの問題を乗り越えられなくなる。第一は、使用済み核燃料
の保管場所が満杯になってきなんとかしなければならないという問題。
第二は高レベル放射性廃棄物の最終処分問題。第一の使用済み核
燃料の保管場所は、現在はそれぞれの原発や青森県六ケ所村の再
処理工場などに保管されていますが、これが満杯になる時機が近づい
ているうえ、六ヶ所村の再処理工場も機能するメドが立っていない。
また、第二の高レベル放射性廃棄物の最終処分方法は、これこそ
まったくメドがついていない。
しかも、この高レベル放射性廃棄物の最終処理が、明日の問題で
はなく、突然、今の問題になった。つまり、福島第一原発で爆発事故
を起こした原子炉は、溶けた核燃料と原子炉が一体となった人類発
の「高レベル放射性廃棄物」として私たちの目の前に無残な姿をさら
し続けています。ここにはプルトニウムもありますから、10万年間、
放射能を出し続けます。
こうした問題は、単に日本一国の問題ではなく、地球環境全体に
関わる問題になってきている。同時に、「現世代のエネルギー利用
のために、未来の世代に負担を残すことをどう考えるのか」という
「世代間倫理」の問題でもあります。
どじょうを自認する野田さんは、脳量が少ないためか、目先さえ乗り
切ればいいという「その場しのぎ」の小手先・ごまかしで日本の政治を
やっています。のダメさんには、財務省という官僚に操られることが「政
治主導」となるのですから、どじょうの頭は理解不能です。理解不能だ
けですまず、日本国民の安全と安寧を阻害する存在になっています。
*今日はあいにく風雨の予想ですが、大阪・中之島の関電本社前で
「関電オキュパイ」(座り込み)の行動が予定されています。
*田坂広志 : 以前もこの「箕面通信」で触れましたが、福島原発
事故直後に当時の菅首相から三顧の礼をもって官邸に招かれ、内閣
官房参与として事故処理の助言をし、その経験を「官邸から見た原発
事故の真実」(光文社新書)にまとめました。そのなかで、「首都圏3千
万人の避難という最悪のシナリオも検討した」と明らかにしたことで知
られています。
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