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記者、除染ボランティアに(1)
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001204080004
2012年04月08日 朝日新聞
除染、除染というけれど、除染っていったい何をするの?
7日、福島市渡利地区の弁天山(標高143メートル)での作業にボランティアとして参加してみました。
●落ち葉集め袋詰め 3時間で最大3割減
雨がっぱの上下に帽子、マスク、軍手に長靴姿。20〜30人の班で、区分けされた斜面を担当した。熊手で落ち葉をかき集め、土ごとポリ袋に詰める。記者もポリ袋を手に斜面に入った。
普段、運動をしていないせいか、すぐに息が荒くなる。マスクから漏れる息で眼鏡が曇る。視界の悪い中、ひたすら目の前の落ち葉を袋に詰めた。10分ほどで腰が痛くなってきた。
集めても集めても落ち葉はなくならない。休憩に入ると、雪がちらついてきた。汗が冷えて寒い。
毎時1マイクロシーベルト超のため現場での食事はできなかった。近くの県社会福祉協議会にバスで移動して昼食。地元の方が温かいみそ汁を用意してくれていた。
近くに座っていた男性と話をした。群馬県の自宅を午前5時に出てきたという下瀬川正幸さん(46)。「県外の人が多いなぁ。遠くから来ている人はやっぱり福島の子供のためにと思っているはず」と話す。
またバスで戻り、作業再開。だんだんこなれてきたのか、袋詰めが速くなってきた気がする。
午後3時ごろに終了。市が予定した1.3ヘクタールを除染しきれなかったが、落ち葉を詰めたポリ袋は約3500袋に。315立方メートル分という。記者の班は高さ1センチの表面線量が毎時1.95マイクロシーベルトから同1.525と2割減。除染効果が最大の班でも3割減だった。
ボランティアには秋田県から熊本県まで82人が県外から参加。県内からの参加者や地元住民、県職員、福島市職員を合わせた計387人が作業に当たった。
作業は午前と午後で計約3時間。福島市から貸与された線量計では4マイクロシーベルト。会社に戻ると、体が重く感じることに気づいた。日頃の運動不足が身に染みた。(木村俊介)
記者、除染ボランティアに(2)
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001204080003
2012年04月08日
●放射線防護が課題
警戒区域や計画的避難区域以外の除染は市町村が進める。とはいえ市町村だけでは早急な除染が難しい面があり、ボランティアによる除染が昨秋から福島市と伊達市で始まった。
福島市ではこれまで大波地区でのべ500人超が参加。伊達市では細野豪志環境相が参加し、民家の庭の表土をはいだ。しかし冬は雪などで作業ができず、募集を中断。春になって本格的に再開したという。
一方で、最大の課題は放射線から身を守る防護。国のガイドラインではボランティアの被曝(ひばく)は年間1ミリシーベルト以内だ。募集時に、現場の線量や作業内容、作業によってどのくらいの線量を浴びるのかといった情報を示すことが必要だ。
県は除染ボランティアの募集を広げたい考え。募集状況や作業での注意事項などは、県と環境省がつくった除染情報プラザ(http://www.env.go.jp/jishin/josen−plaza.html)で閲覧できる。(木村俊介)
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