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東北復興をはじめ原発事故の情報開示などほんとうに必要なことにはいたって取り組みがおそい政府だが、消費税、TPP、PAC3、原発再稼働についてはおっそろしく早い。国民のためには、いやいやだが、財界とアメリカ様にたいしては、はいはいいますぐ、という具合である。
原発再稼働については、事故発生当時からそういう方向で情報操作をしていたように思える。「安全」の繰り返しはその一つでもあろう。野田首相は、はやばやと「冷温停止状態」なるものを宣言し、事故は収束しているなどとたわごとをいった。これも明らかに再稼働へむけたものであろう。
事故は収束などしていない。事故に責任を負う原子力安全委員会、安全・保安院などもそのままの体制で何の反省も改革もない。ストレステストをいうが、安全基準の見直しもない。事故の究明もなされるどころか、手の付けようがないのが現状だ。政府や東電はいなおっているしまつだ。こうした中で、再稼働だけが「迅速に」進められている。なにがなんでも再稼働。
野田首相は、大飯原発について、ストレステストといういい加減なショーを演じた後、暫定基準なるものを定めた。その速さは尋常ではない。関係大臣に指示したのが、四日ほど前、するとすぐに暫定基準あんなるものが、提出され、四大臣の審議なるものが二三日行われて、そこでおしまい。次は地元の承認だとくる。
ところが、官房長官は法的に地元の承認はいらないなどと、突然言い始める。ようするに先に再稼働ありき、なのである。政府のなりふりかまわぬ再稼働突進に関連して雨宮処凛さんがマガ9に以下のようなことを記録している。以下関係部分を抜粋して転載する。これをみても、安全よりも再稼働という野田政権の姿勢がよくわかる。
****3月23日には、そんな現場を目の当たりにした。この日は原子力安全委員会の臨時会議の日。大飯原発の再稼働について話し合われるという臨時会議だ。奇しくもこの日、私は衆議院第一議員会館で記者会見をしていた。大飯原発再稼働に反対する記者会見で、出席者は宮台真司氏やピースボートの吉岡達也氏、そして「原発いらない福島の女たち」の椎名千恵子さんなど。会見では福井現地の人から電話で中継も行われ、大飯原発再稼働に対する不安の言葉が語られた。
そんな記者会見が終わったのが午後1時前。ちょうど近くで1時から原子力安全委員会の臨時会議が開催されるというので傍聴に行ったのだ。私が会議場に着いたのは午後1時を5分ほど過ぎた頃。会場に入るとなんだか騒然とした雰囲気で、班目春樹氏など原子力安全委員会のメンバーが奥の部屋に消えていくところだった。そんな彼らを追い、柵を乗り越えていく人が警備員と揉み合いになっている。
殺到するテレビカメラ。辺りに響く怒号。一体どうしたのかと思い、傍聴していた人に聞いてみると、なんと臨時会議は資料を読み上げただけでなんの議論もなく、5分で終了してしまったのだという。そんな「アリバイ」のような会議によって、再稼働が進められようとしているというデタラメさに、ただただ言葉を失った****
こんなでたらめな原発行政に原発再稼働などを許すわけにはいかない。
http://plaza.rakuten.co.jp/mz5na/diary/201204070000/
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