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就任わずか半年ちょっとの間に「TPP参加」「消費税増税」に続き、「原発再稼動」までをも一方的に断行する野田佳彦は、歴史に悪名を残す”大悪党”として後世に語り継がれることであろう。世がフランス革命の時代であれば、一般市民が蜂起し、公衆の面前でギロチンの刑に処されるレベルの”愚行””蛮行”と断じてよいであろう。
まあ、現代の法治国家においてそのような国民の蜂起は起きないであろうが、野田佳彦はロクな死に方をしないであろう。野田佳彦は、中曽根康弘、小泉純一郎級の”A級売国奴”認定してよいであろうことは、大手マスゴミがこれを徹底的に批判せず、むしろ”迎合””ヨイショ”しているという共通点をみれば明らかである。
この歴代総理は無論、その裏側で蠢く霞ヶ関官僚や大手マスゴミに経団連、どいつもこいつもアメリカの言いなりとなって、「国を売る行為」に加担している”共犯者”である。何か事ある度に矢面に立つのは第1には政治家であるが、その背後にアメリカに従属する官僚・マスゴミ・経団連らによる強力な”利権共同体”が存在しているという図式はいつも同じということである。
随分と前置きが長くなったが、以下の記事にあるように、野田内閣は「消費税増税」に一定の方向付けがなされるやいなや、ここにきて急速に「原発再稼動」に乗り出している。以前のエントリーにて来るべき「5・5」が「国内原発全停止」というメモリアルデイになるとコメントしたが、この急な動きの背景のひとつには「国内原発全停止」の既成事実化を阻止するという思惑があるであろう。
「国内原発全停止」が既成事実化すれば、国民が「なんだ、原発なんてなくても電気は足りているじゃないか」ということを実感として認識し、「脱原発」が益々加速するであろうことを、国家権力や各電力会社が恐れているのである。「原発再稼動」の理由として、大手マスゴミ報道などで”御用キャスター””御用(似非)評論家”が「燃料コストの上昇」をその理由に挙げているが、そんなものはウソである。
真相は、電力を供給せずとも、原子炉を簡単に止めることができない各電力会社には「原発維持コスト」と共に「減価償却負担」が重く圧し掛かるため、財務面で”大きな重し”になるのである。的に言えば、収入がゼロになる反面、支出だけが莫大に膨れ上がり、経営がなり行かないということである。
そんな馬鹿げた個別の事情のために、未だまともな安全対策も打ち立てられていない中で「原発再稼動」に舵を切るなど”愚の骨頂”である。ちなみに、「燃料コストの上昇」については、そもそも論として、日本が諸外国の2倍以上の高値でLNGを輸入しているという、実に馬鹿げた実態があることを見逃してはならないであろう。(例えば、韓国などは米国と交渉して日本の半値以下でLNGを仕入れている)
それは、元を正せば、日本の電力会社が「総括原価方式」により、厳しいネゴ(交渉)をせずとも、そのコストをすべて顧客に転嫁できる仕組みそのものの弊害であり、この仕組みそのものにメスを入れることが先であろう。そして政府も、フクシマ原発事故で火力発電に頼らざるを得ない現状、諸外国に対して燃料となるLNGの仕入れ値を下げてもらうよう外交努力をすることが本筋なのである。
そんな外交努力もせず、電力会社の悪しき料金体系の仕組みにメスを入れもせず、「燃料コストの上昇⇒原発再稼動」などとは言語道断の話である。フクシマ原発事故が一向に収束しない現状から目を背け、尚も原子力政策を継続せんとする今の日本国家は、”パロディ国家”北朝鮮のことなど笑えない「狂乱国家」である。
※参考「今春、国内の原発が全停止へ 〜メモリアルデイは「5・5」〜」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/5d0cbd8d5b79c9e9cc872a5dca0bedb5
(転載開始)
◆野田は原発再稼働を決めている 2012年04月06日10時00分 ゲンダイネット
○枝野の反対は芝居
野田首相が急ぐのは、増税法案だけじゃない。関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)を再稼働させる動きが急なのである。2日の国会で枝野経産相が「私は再稼働に反対」と表明したが、今夜、3閣僚で協議。順調にいけば、4月中旬にストレステスト(耐性評価)合格第1号として稼働するというのだ。
「野田と枝野は、役割分担をしているだけ。産業界が再稼働をせっついてるんだから、野田が断れるわけがない。一方の枝野は東電を国有化して、後見人の仙谷に“料理”させたい思惑があるから、再稼働推進の姿勢は見せにくい。ちょっと慎重派を装っていますが、官邸が再稼働を決めれば、折れますよ」(官邸事情通)
野田が再稼働に前のめりなのは、増税法案を後押しする勢力が再稼働推進派であることが一番だが、もう一つの理由があるという。「野田首相を焦らせているのは原油高。それにつられて物価がどんどん上がりかねない。そうなると、支持率はさらに下がるし、これからの国会で増税審議もやりづらい。原発再稼働で、原油高と電気料金値上げをなんとか食い止めたいのです」(全国紙政治部記者)
アメリカのオバマ大統領が、ガソリン価格の上昇で支持率を急落させたのを見て、さらに焦り始めたらしい。自分を米大統領と比較するあたり、サルマネを通り越して、完全に自信過剰症に侵されている。(日刊ゲンダイ2012年4月3日掲載)(転載終了)
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/b92e54c371e2f91c6f2db5edf654e8ab
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