http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/528.html
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東電によるフクイチ4号機の補強工事がどのようなものであるのかについて、具体的に一部写真で確認できる。
以下に貼付けたサイトから入り、ずっと下の方を見ていくと、この補強工事の写真がある。
さて、短いコメントが、このブログ主によって付けられている。
ブログ主はアナログマさんで、おそらく東電とお友達関係にある電気関係者であると思われる。
東電のブースカのことを、松っちゃんとかなんとか言っているので、顔見知りかもしれない。
こんなにやっているんですよ、がんばっているから見て、という姿勢で東電の作業を宣伝するのが、彼のブログの目的。
つまり、東電サイトであり、原発賛成派のブログであるという点を差し引いて、その上で資料として写真を活用したほうがいい。
いろんな写真がアップされている。
http://www.anaroguma.org/komake/fukushima/photo_July3/index.html
以下は彼のコメントからの転載。
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4号機・原子炉建屋の使用済燃料プール底部を補強する支持構造物の設置工事が完了したようです。
これは、コンクリートを打設している様子です。
高さが結構あるため、何度も分けて打設する必要があり時間が掛かっていたのかと。
内側にある足場はいちいち撤去せず(どうせ汚染されていて持ち帰れないし)、そのまま打ち込んでいます。
(2011年7月21日撮影)
ワイヤーメッシュによる配筋状況。
つっかえ棒(鋼製柱)の状況が良く分かります。
(撮影日未公表。多分2011年7月末頃)
新設するコンクリート壁と建屋の天井の隙間部分はコンクリートの打設が困難な為、最後は「グラウト」と呼ばれる流動性の高いセメント材をポンプで押し込んで充填し、壁と天井を完全に密着させます。
型枠を組んだ後に漏れ止めのパテなどで型枠の隙間を埋め(充填作業なので、普段より隙間には気を使う)、密閉した空隙部分にホースでグラウト材を充填します。
これが、壁作成の最後の仕上げです。
用語解説 グラウト
grout。空隙やひび割れ部分、鉄骨柱脚のベースプレート部分に注入充填するのに用いるセメントペースト又はモルタル。無収縮であることが要求される。
(2011年7月30日撮影)
完成。
型枠がそのままなためパッとしませんが、この奥には強固なコンクリート壁(壁というか、もはや柱)が鎮座しています。
この補強壁は、非常に強固なシェル壁に荷重を預けているので、周りの壁が落ちてもここだけは大丈夫でしょう。
まぁ壁が全部落ちたらプールが壊れるから、あってはいけない事だけど・・・
あとはプールの循環冷却が始まってコンクリートの劣化の心配が無くなれば、当面は心配無用かと。
(2011年7月30日撮影)
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「まぁ壁が全部落ちたらプールが壊れるから、あってはいけない事だけど・・・」
と、東電サイトの電気屋アナログマさんも、本音をぼろっと漏らしている。
正直なところは、東電のブースカよりはまし。
残るは、大きな地震がくる前に燃料棒取り出しが間に合うことを、祈るのみだ。
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