44. 10 2012年4月05日 00:33:01
: jLxYsEsiEzzFY
: Gu2grDetVQ
>>34>あなたも含めて過小評価する傾向が見られます。 過小もなにも、自分は一切評価などしていませんよ。 どこをどのように読まれているのですか? 自分は、いかなる数値に関しても、妥当とも、大き過ぎるとも小さ過ぎるともコメントしていません。 「専門家でもなく、生データを持っているわけでもない人間には評価のしようがない」 と、前回明言しています。 自分が論じているのは、本報道内容の内容理解に関してです。 「報道内容の理解」 に関してですので、内容中にある数字の妥当性に関しての評価は議論していません。 内容の真偽のほどはともかく、「報道内容を正しく理解する」 ことに努めているだけです。 自分のコメントの中に貴方が主張する過小評価がどこにあるのか、具体的に指摘してくださいませんか? >キセノン133は放出されなかったのでしょうか? >何故、それを考慮しないのでしょうか? キセノン 133 は放出されています。 様々な核種が大量に放出されています。 日本分析センターの発表内容からだけでも、ヨウ素 131、セシウム 134、セシウム 137、キセノン 133 以外にも、以下のような核種が千葉市で検出されていることがわかっています。 クリプトン 85、ヨウ素 132、セシウム 136、テルル 129、テルル 132、テクネチウム 99m でも、そのことと本報道の内容の理解は、関係がありません。 報道内容は、「 3 月 14 日午後 9 時頃の事故現場における単位時間当たりの大気中に対するヨウ素、セシウムの放出量」 の推計についてです。 (貴方は理解できていないようですが) 今回公表されている推計値は、どこかの誰かの内部被曝量の推計値ではありません。 3 月 15 日の千葉市における内部被曝量の推計であるならば、キセノン 133 による被曝量は考慮すべきです。 ですが、本報道はその話ではありませんよね? 貴方がひとりで勝手に論点をかき回しているだけです。 >それを指摘することに何か不都合があるのでしょうか? 自分にとって何も不都合はありませんが、論点が違います。 ただ、論点外し、非論理的な主張に困惑はしています。 >放出されたのはセシウム137とヨウ素131だけですか? >また、大気中だけでなく、海にも放出されたのは明らかですから、放出総量の推計の際に考慮するのは当たり前でしょう。 他にもいろいろ沢山放出されました。 実際に発表されているもの、測定されているもの以上に、様々な核種が、夥しい量で放出されたことでしょう。 しかし、本報道はあくまでも 「 3 月 14 日午後 9 時頃の事故現場における単位時間当たりの大気中に対するヨウ素、セシウムの放出量」 に関する推計の話です。 総放出量は論じられていません。 本報道の理解に関して総放出量を引き合いに出す意味がわかりません。 >あなたの主張が分かりません。 >あなたの主張にどんな科学的な意味があるでしょうか? 自分の主張は、前回書いているように、先ずは 「報道内容を正しく理解する努力をしましょう」 ということだけです。 それが第一段階。 報道内容が信じられるか信じられないかは、第二段階の話です。 自分は、第一段階をきちんとしましょうと主張しています。 貴方は、政府や行政、報道機関に対する不信感、猜疑心に捉われて、上記の第一段階で躓いています。 それでは何も始まりません。 自分は、本事故における政府、行政、報道機関による情報隠蔽に関しては、日々言葉にならないくらいの激しい憤りを感じています。 自分自身も不要な被曝をさせられましたし、非人道的なレベルの被曝を本人の意図しないところで強いられている人々が現在でも沢山いらっしゃることに対して、毎日大きな心痛を感じています。 本事故における一番の大罪は情報隠蔽であると考えています。 一義的には、隠蔽する側が一番悪いと思っています。 しかしながら、「報道内容を正しく理解できない人、理解する努力をしない人」 が大勢いることは、隠蔽行為をますます助長させることにもなるとも思っています。 貴方が不信感、猜疑心に捉われてしまいがちになってしまうことは、この 1 年間に起こったことを考えれば、心情的には理解できます。 でも、国民が報道内容を正しく理解しようと努力する姿を見せていかなければ、相手は (心情的に) いつまでたっても情報開示に積極的にはならないと思います。 本当のことを言っても猜疑心いっぱいの気持ちで疑われ、それどころか発表内容とは無関係に非論理的な妄想を膨らまされるのであれば、ますます口が固くなってしまうのではないでしょうか? 相手にとっては、元はといえば、身から出た錆です。 隠蔽してきたから、虚偽の報告をしてきたから疑われるのです。 でも、相手の顔色をうかがいながら情報を隠蔽しようとする側と、怒りや猜疑心でいっぱいで何を言われても 「話を聞かない」、「話を理解できない」( 「内容を信じない」 とは別の話です) 側とで睨み合っていても、状況は何も好転しません。 今大事なのは、可能な限りの情報の開示と共有です。 情報を発信する側には、「偽りのない情報をわかり易く発信する義務」 があります。 一方、情報を受け止める側には、「発信された情報を正しく理解する努力をする義務」 があります。 我々は受け止める側なのですから、発信された情報を正しく理解する努力をする義務があります。 それをしようではありませんか? と言っているのです。 そして、発信された情報を正しく理解した上で内容におかしな点を見つけたならば、それを元に質問や追及を行っていくべきなのです。 でも、発信された情報を正しく理解できていないうちは、まともな質問も追及もできないのです。 そのことを皆自覚すべきです。 本人は理解したつもりでも、それはあくまでも本人の 「つもり」 の話です。 わかっていないことは、相手には丸わかりです。 相手はそれには応じませんし、ますます高をくくるだけだと思います。 先ずは、いち市民、いち国民として、「報道内容を正しく理解する努力」をしましょう。 自分の主張はそれに尽きます。 とんちんかんな評価は止めて、相手が何を言っているのかを理解するための勉強をしましょう。 理解した 「つもり」 ではダメです。 本当に理解できるようになるまで勉強しましょう。 そうしなければ、戦えませんよ。 それが自分の主張です。 >WSPEEDIの試算に、何故3号機が爆発した3月14日午前11時が選ばれなかったのでしょうか?何故、10時間後なのでしょうか? 内部事情を知らない限り、真相は知りようがありません。 ただし、想像はできます。 本件は、(貴方は理解できていないようですが)「千葉市で測定された大気中のヨウ素の濃度に基づく、事故現場における単位時間当たりの大気中に対するヨウ素、セシウムの放出量」 の推定の話です。 推定の元となる情報は、千葉市での測定結果と、当時の気象情報です。 当時の気象情報の分析の結果、千葉市で取 得したダストサンプルが事故現場から放出された時刻を 「逆算推測した結果として」、3 月 14 日の午後 9 時頃という答えが 「導き出された」 という話です。 「3 月 14 日の午後 9 時頃の放出量」 というのは、「結果」 であって 「目標」 ではありません。 もし 3 月 14 日の午前 11 時頃の放出量を推計したいのであれば、「(他の時刻ではなく) その時刻に放出された放射性物質」を、サンプルとして確実に取得する必要がありました。 もし千葉市でそのサンプルを取得しようと思ったら、刻々と変化する風向と風速をリアルタイムで分析し続けながら、「 3 月 14 日の午前 11 時頃に放出された分」 が通過する際にタイミングよくキャッチする必要がありました。 タイミングが外れると、「 3 月 14 日の午前 11 時頃に放出された分」 ではなくなってしまいます。 リアルタイムの気象状況の分析が必要になります。 当時それをしようと思えば、できたかもしれません。 しかし、風向や風力によっては、できなかったかもしれません。 「 3 月 14 日の午前 11 時頃に放出された分」 が確実にサンプル取得場所を通過し、その量が分析上有意な結果が出るほど である必要があったはずです。 それが技術的に可能であったかどうかは、気象状況、拡散状況と分析精度次第です。 精神論で解決できることではありません。 そういった、特定の時刻の放出量の推計を目標とする計測は、事態が進行している最中でしかできません。 後になってできることは、取得済みのサンプルから逆算推計することだけです。 その方法では、逆算の結果として放出時刻が導き出されることになります。 目標となる放出時刻を指定することは、できません。 貴方の疑問は、本報道内容を貴方が理解できていないことを示唆しています。 >ヨウ素131が3月14日の午後9時に放出されて、千葉県へ南下した。それを捉えたのが日本分析センターのヨウ素131 33Bq/m3と言うわけですか? 違うと思います。 日本分析センターが公表している 33 Bq/m3 という数値は、彼等の説明によれば、3 月 15 日の午前 10 時頃から翌日 16 日の午前 10 時頃までの 24 時間にわたって集塵した量を、その集塵のために吸い込ませた大気の体積で割ったものであると思われます。 24 時間にわたる累積量になるわけなので、そこには 3 月 14 日の午後 9 時頃に放出されたもの以外のものも含まれていることになると考えられます。 従って、本件の試算に用いたデータは、それとは別のものであると思います。 そもそも、本報道内容の試算が日本分析センターでの取得サンプルを使用しているかどうかの報道もありません。 >日本分析センターの数値を基に放出量を10兆ベクレルと計算した。 >これは、最初から過小評価した数字を基に試算すると言う意図がミエミエです。 本記事も自分も、日本分析センターが取得したダストサンプルを使用しているとは、一言も言っていません。 他の箇所でも散見されましたが、貴方はどうして誰も言っていないことを言ったかのように受け止めて、勝手に話を進めるのですか? 書かれていることをきちんと読んで、正しく理解してください。 それもせずに陰謀論を唱えるなど、話になりません。 >あなたが引用した東京新聞には放射性セシウムのことが一切触れられていません。 >ヨウ素131の10兆ベクレルが他の記事と一致するならば、他の記事が伝えた >セシウム134、1兆ベクレル、セシウム137、1兆ベクレルもWSPEEDIの試算値にあったのでしょう。 時事通信の報道によれば、セシウムの試算値もあったようですね。 東京新聞がその点について報じていない理由は、自分にはわかりようがありません。 ただ、前回のコメントでも明記したように、自分が東京新聞の報道を引き合いに出したのは、「どこでの測定値に基づいて何を推定するのか」 という本議論の論点に対する答えを見出すためです。 そのことにおいて、セシウムの試算値に関して東京新聞が報じているかいないかは、関係ありません。 どちらも 「千葉市での測定値に基づいて事故現場での放出量を推計している」 という点は変わりがありません。 推計核種についての報道内容が違うだけです。 貴方と自分の議論の論点は、「どこでの測定値に基づいて何を推定するのか」だけです。 (貴方はひとりで引っ掻き回していますが・・・) 因みに、時事通信の記事でも、推定の起算に使用しているのは 「千葉市で測定されたヨウ素の濃度」 ということが報じられているのみです。 セシウムの測定値が起算に使用されているとは書かれていません。 別件になりますが、一部の核種の測定量から他の核種の量を推定するということは、これまで各所で行われてきました。 ここでもヨウ素の量から特定の存在比を仮定として用いてセシウムの量を推計している可能性があります。 >この数値はStohl et al.が試算したセシウム137の放出量の0.0028%にすぎません。のこり99.0078%をどのように説明するのですか?セシウム137の数値から 見えてくるのは、またしても過小評価です。それも隠蔽に近いひどいものです。これは、ヨウ素131、10兆ベクレルでも同じでしょう。 日本分析センターの数値では全く説明できません。 Stohl et al. が試算したセシウム 137 の総放出量は、「いつからいつまでの」 ものなのでしょうか? 少なくとも、3 月 14 日の午後 9 時頃の (たとえば 1 時間の) 放出量ではないですよね? 3 月 14 日以降の大量放出分も含んでいます。 それに対する比率が何の目安として機能するのでしょうか? 例えば、「3 号機について、3 月 14 日 1 日の放出量全体の何 % が午後 9 時からの 1 時間の間に放出されたか」という計算であれば、(本報道の内容理解とは関係が無いことではありますが) 計算する意味があります。 それは、3 号機が 3 月 14 日にどのような状態の変化を起こしていたのか、とりわけ午後 9 時頃にどのような状態であったかを把握する材料になり得るからです。 でも、貴方の計算は、「 3 月 14 日以降も含めた事故現場全体からの大気への総放出量の何 % が 3 月 14 日の午後 9 時頃に放出されたか」 というようなものです。「というような」 と表現せざると得ないのは、貴方は、「事故現場からの放出量」ではなく、あくまでも「千葉に流れ込んだセシウムに関する何かの量(注)」であると思い込まれているので、指し示しているものが同じではないからです。 貴方の計算には、どのような意味があるのでしょうか? (注)単位の説明含めて何に関する話をしているのか貴方は未だに明確にされていないので、セシウムに関する「何かの量」としか表現のしようがありません 更に言えば、大気中に放出された総量の 78 % は海洋方向に向かったと試算されています。 その試算は、貴方が引用している論文 http://www.pnas.org/content/early/2012/03/26/1120794109.full.pdf も前提としています。 自分は、その試算の詳細は知りません。 いったん海洋方向に向かって、でもその後気象状況に応じてまた陸地に戻ってきて降下したものもあるかと思いますが、それがどのようにこの試算に組み込まれているのかを知らないのです。 ですが、少なくとも、日本国内への降下量の試算の妥当性を検証する上では、大気中への総放出量ではなく、そのうちの陸上に向かったものをベースに試算を始める必要があると思います。
でも、貴方の乱暴な計算は、その辺りに対する考慮もありません。 貴方は、意味不明で乱暴な計算を元に、専門機関の公表値を疑い、隠蔽を想像したり、過小評価であると論じたりしています。 そのことのナンセンスさに気付いてください。 評価するのであれば、意味のあるまともな計算をしなければなりません。 本件の試算結果の真偽に関しては、データと試算方法を理解できる人が検証するでしょう。 専門家ではない我々に出来ることは、そういう人達による検証内容をよく読み、検証方法を理解した上で、どのような試算がもっともらしいと考えられるかを個々に判断することくらいです。 勿論、そういう人達による検証作業の内容を理解できない人は、判断のしようがありません。 >千葉市で計測されたデータを基に、3月15日午前6〜7時に千葉市全体でどの位あったのかを計算した値だと、つまりセシウム137の放出量の0.0028%が千葉市に到達したと推測して、あなたにそれを否定できるデータがありますか? 貴方が主張していることはそもそも日本語として説明できていないので、その時点で、それに対する否定も反論も、存在のしようがありません。 >最後に納得されましたか?Bqの後に/m3などは必要ではありません。 >総放出量はBqのみです。 >それから、大気の濃度○○mBq/m3の中に何日間か過ごせば、呼吸による内部被曝量は、○○Bqになると表示します。 自分は、「本報道における推計値の単位は Bq/h なので、それは放出源の単位時間当たりの放出量の話である。 推計値が貴方の主張するようにヨウ素の大気中濃度であるならば、その時の単位は Bq/m3、Bq/cm3、Bq/cc でないとおかしい」と主張し、「貴方は本報道における推計値が(千葉市における)ヨウ素の大気中の濃度の話であると主張されるのであれば、単位が 何故 Bq/h になっているのか、その点について見解をお聞かせ願いたい」 とお願いしたわけです。 それに対する貴方の回答が、上記なのです。 貴方の回答は、話の流れが理解できていないと言われても仕方が無いものであると思います。 因みに、総放出量の単位は Bq ですが、内部被曝量の単位は Sv です。 内部被曝の計算には、呼吸による吸入量、飲食による吸収量が用いられます。 そのような吸入量、吸収量の単位は Bq ですが、内部被曝量の単位は Sv です。 貴方には、対象が報道であれ、引用されている論文であれ、自分 (筆者) のコメントであれ、相手が何を言わんとしているのかを理解しようとする姿勢が見られません。 とにかく貴方自身の論理や主張ありきです。 そして、数値の評価を一切していない相手に対し、「過小評価」とのレッテルを貼ります。 相手が数値の評価を全くしていないことがわからないということは、相手の話をきちんと聞いていないということです。 一方、相手が貴方の主張の論理に対して疑問を投げかけてくると、「総放出量は ... 」 とか 「キセノンもあります」 とか、本題と関係無い話を被せてきます。 しかしながら、そういう話の展開を行う理由が論理的に説明できていません。 論文の引用に関しても、論文の言わんとしていることを理解しようとする前に、自分 (貴方) にとって都合の良さそうな「数字」 を拝借しているだけ。(貴方はその数字が意味しているものが理解できていないのに持ち出しているので、それらはデータではありません。 「単なる数字」 です) 議論以前の話です。 論点が何なのか、相手が何を言わんとしているのか理解しようとせずして、議論は始まりません。 そして、議論は、論理の積み重ねの上にしか、成立しません。 自分との会話に納得いかないのであれば、貴方が信頼できる人に、当該報道記事と一連の会話の内容を読んでもらってください。 物事を論理的に考えることができる人で、日本語と英語が理解できる人です。 そして、冷静な人です。 自分(筆者) との会話が何故かみ合っていないのか、貴方が信頼できる人の意見を聞いてみてください。
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