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福島原発事故虚構説を改めて検証する
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2012-04-01 陽光堂主人の読書日記
3月29日付の記事で、福島第1原発2号機のことを採り上げましたが、これについて同日付でAKY様からコメントを頂きましたので、遅ればせながらお答えしたいと思います。消費税増税に関して動きがありましたので、そちらを優先せざるを得ませんでした。
この記事のタイトルは、「格納容器内最大線量73シーベルトは不自然ではない」というものでしたので、放射能被害を煽っているかの如く受け取られてしまう惧れがあり、タイトルとして相応しくなかったかも知れません。これは格納容器内の話で、事故当時運転中だったという公式見解と矛盾しないと述べたまでのことです。
福島第1原発事故とチェルノブイリの事故とは明らかに異なります。政府は「レベル7」として「チェルノブイリ並み」と発表しましたが、これは国民を不安に陥れるための謀略でしょう。当時の菅政権や原子力安全・保安院の責任は、厳しく追及されなくてはなりません。
福島原発事故の場合、格納容器が存在していますし、(公式見解どおり運転中だったとして)1〜3号機は運転を停止しています。一方、チェルノブイリの方は、格納容器がなく、運転中に爆発を起こしました。被曝の程度が大きく異なるのは当然の話で、「レベル7」などと言うのは悪い冗談としか思えません。
従って、飛散した放射性物質の量は格段に少なく、外国の学者やジャーナリストが何を言おうと、それほど深刻な状況ではないと考えています。ここまでは、同意できるかと思います。
問題は、燃料棒が抜かれていたという点です。その可能性はゼロだとは言いませんが、今のところ証拠が挙がっていません。メルトダウンやメルトスルーが起きていても現状を説明できるので、燃料棒がなかったという仮説を立てても説得力が余りありません。
1〜3号機には格納容器があるので(一部壊れている可能性もありますが)、メルトスルーしても一応その中に封じ込められています。メルトアウトしている可能性もありますが、格納容器の下は分厚いコンクリートに覆われており、更に建屋の土台も堅固なので、そのどこかで水で冷やされながら滞留していると思われます。
こういう状態であれば、外部に放出される放射性物質はかなり低く抑えられます。燃料がメルトダウンしても、現状は説明できるわけです。これは公式見解でもありますが、これを覆すには相当強力な証拠が必要です。
仮に燃料棒が抜かれていたということが本当であれば、国がひっくり返るような大事件です。メルトダウンしたという前提で事故処理が進められていますから、これが嘘なら膨大な費用と時間をかけて無駄なことをしていることになります。世界各国の信頼も失いますから、国家の威信も地に落ちることになります。
前にも書きましたが、本当に燃料棒が抜かれていたら、どこかから情報が漏れてくるはずです。原発の稼動というのは国家的事業ですから、大勢の人たちが運転に関わっています。燃料棒を保管・運送する際にも、綿密な打ち合わせが必要となります。電力会社が勝手に止めることはできませんし、現場の作業員たちの口を封じることも不可能でしょう。
政府も東電も信用できませんから、それぐらいの謀略はやりかねないという見方もあるでしょう。それはそれで否定しませんが、説得するには証拠が必要です。311の当日に1〜3号機は運転を停止していて、燃料棒もなかったということを証言する人たちが出てくればよいのですが…。そうした状況になれば、本ブログも主張を撤回します。
1〜3号機は格納容器の中を見ることができないので、どうしてもあやふやな見方になってしまいますが、4号機に関しては燃料プールが露出していて、倒壊して水がなくなれば大惨事となります。だから今は、4号機の行方に注目が集まっています。事故は収束などしておらず、危険な状況が続いていることは間違いありません。
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