http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/453.html
Tweet |
福島のチェルノブイリを超えると言われている地域で、ペクチン剤のセシウム排泄率を気にかけている医師がいたとネットで見ました。
福島県内での市民測定所の活動についてさえ、実は批判的・否定的に考えていた私は、なんて常識はずれなことをしているのかと、目を疑いました。
ペクチン剤は、福島原発からばら撒かれたすべての放射性核種を排泄するわけではありません。あのロシアでも今は別の排泄剤が推奨されています。
また、排泄剤は、電離放射線からの直接の損傷と、全損傷の6割以上を占めると言われている、フリーラジカルによる細胞組織やDNA損傷に対しては、何の効果も持ちません。
次はアメリカのNASAが、イギリスのサプリ会社と開発した、スペースシャトルの運行にも使用された放射線防御剤の、開発についてのレポートと商品化され市販された関連サプリのサイトです。
http://www.astronaut-radiation-study.co.uk/radiation-study.pdf
http://www.as10.co/astronauts-test-supplements.html
このpdfの3ページに載せられた成分表には、ペクチンはありません。
ペクチンは、ある程度の排泄はしても、電離放射線から生体を守る作用がないからです。
つぎは、アメリカ国防省とNASAが、サプリ会社に開発を依頼した、対放射線防御サプリBioShield Radiation R2とその成分表です。
http://pmcinside.com/product/anti-radiation-dietary-supplement-r2/
http://pmcinside.com/wp-content/uploads/2011/11/radiation-r2-fact-panel.jpg
AS10と共通の成分が使用されています。
ところが、これらの成分は、妊婦と授乳中の母親には、使用が警告されています。
次は UNIVERSITY of MARYLAND MEDICAL CENTER の警告のページです。
http://www.umm.edu/altmed/articles/supplements-with-000835.htm
さらにアメリカ軍ご用達のBioShield Radiation R2は、14歳未満は使用できません。
私は、夜寝る前にペクチンを飲んでいますが、あなたにペクチンを薦めるものが、上に述べたような製品について語らないとしたら、それは素人目に見ても、そのものは放射線防御剤について知らないか、あるいは真実を隠しています。
私の家のセシウム汚染は、合計150Bq/kgほどです。ロシアでチェルノブイリについての報告書を監修しニューヨーク科学アカデミィーから出版した、ゴルバチョフ元大統領の科学最高顧問ヤブロコフ博士たちは、安全圏は約50Bq/kgと書いています。
ご自身の所在地の汚染値を確認され、冷静に判断されることを望みます。
無理なことは無理です。せめて妊婦・授乳中の母親と子供たちは、ドイツのミュンヘンやオーストラリア山岳地域も越えるような高汚染地からは移住あるいは疎開されることを祈ります。
私は、高汚染地に妊婦や子供たちをとどめるために、サプリの投稿をしてきたのではありません。無理なことは無理です。アメリカ軍ご用達のBioShield Radiationでさえ、現状ではDNA2重鎖損傷の回復率は5割程度です。
皆さんのご健闘で、Killing Our Own Children (わが子殺し) などと、海外から揶揄されさげすまれている、この現状が打開されることを祈ります。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素22掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。