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さて、科学というものの力についての児玉の誇大妄想にも近い楽天主義が以下のやりとりによく見て取れる。
児玉の誇大妄想の世界においては、日本のすばらしい技術は、原水爆を開発してきた核大国に先駆けて、すばらしい除染産業を開発できる可能性があるようだ。
アメリカのネバダ州とか、旧ソ連のチェルノブイリとか、除染できていない地域が世界にはぼうだいに広がっている。
そして児玉の妄想においては、無限に広がる日本の新しい産業的可能性があるのは、放射能汚染の除染において、核大国よりも優れた除染技術が生まれるかもしれない、という希望があるそうである。
私は、彼は誇大妄想的傾向のある楽天家であり、科学妄信家なのだと思う。
しかし、フクシマは彼の実験場であってはならない。
以下は児玉教授に対するジャーナリスト岩上氏のインタビュー。
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児玉:だからこの国難というか、国民みんなが知恵と力を出そうというとき…。逆に見てると、こういう問題が起こると、否定的ではなくある面すばらしい人が出てきて…、というようなことをやっていく。だから次の世代の人たちがすごく期待してます。どんなリーダーが現れてどんなすばらしい…。たとえばセシウムをキューッと取っちゃう!!ような液ができたらすごく早くなっゃうかもしれない。科学界において…。
岩上:なるほど。
児玉:それで、科学というのは面白いもので、これがニーズだと言われると突然群がってきてワッと解決!!!しちゃって…。液晶テレビなんてこんなに高かったのに、何かすごい安くなって、安すぎて日本じゃ(…)
岩上:そう、そうですね。(…)
児玉:一瞬になっちゃう。環境の、土壌汚染の除去なんて、やったらこれ、すごい話で…。カドミウムだって日本中、山と汚染してるし…
岩上:あ、そうですか。
児玉:世界で見たらいっぱい汚染してる。アメリカだってネバダ!!!や何かいっぱいセシウムとか撒き散らしているし、ロシアはチェルノブイリ!!!…、ヨーロッパ中に行ってる。イギリスだっていまだに(…)セシウム出ちゃって買い上げている地域がありますよね。そういうところに日本のメーカー!!!がみんな行ってきれいにしたらすごい輸出になるわけです。だからそういう何かあの…、
岩上:原発後始末産業みたいなものですね。
児玉:土壌・環境浄化の新しいのをやったら…。それだけじゃなくて、インドでむかし化学工業の会社が大爆発してたくさんの住民が亡くなった地域だとか…。世界中に汚染されてる地域ていっぱいあるから、…。
岩上:なるほど。
児玉:すばらしい産業!!!に…。
http://doujibar.ganriki.net/fukushima/kodama_interview.html より
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原水爆を開発してもいない日本が、核大国に先駆けて、セシウムがきゅーっと取れるようなスンバらしいができて、発明ができて、世界に冠たるすばらしい産業を開発できるようになるのだろうか。
何の科学的根拠もない。
人間はいまだかつて、環境に出た放射能を根本的に無害化できる技術を開発できたことはない。
そんな技術があれば燃料棒の最終処分施設のことで、世界中が頭を悩ませることはない。
これは、楽天的妄信というか、確かに信仰です。
はい、信仰です。科学ではない。
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