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“帰村”を掲げる飯館村・菅野村長は、村民から「独裁者」と呼ばれている
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120328-00000304-playboyz-soci
週プレNEWS 3月28日(水)15時22分配信
福島第一原発事故により、いまだ村民6000人以上が避難生活を強いられている福島県飯館村。菅野典雄(かんの・のりお)村長は「除染から2年後には帰村実現」(インタビュー「全面避難を訴える人に問い質したい。そんな簡単に、ふるさとを諦めていいのですか」)という方針を掲げているが、その進め方に避難住民から反発の声が上がっている。
「家や畑を除染したところで、風が吹いたら山林の放射性物質が飛んできて線量が上がる。こんな状態で帰村なんて不可能。それでも村は予算総額約3200億円で除染する計画を進めています。ならば、村の総世帯数は約1700世帯だから1世帯1億円を渡し“新天地”で暮らすほうが断然いい」(長泥地区の住民C氏)
別の長泥地区住民もこう話す。
「われわれ村民が今、村長に求めていることはなんだと思いますか? 『除染後、村に帰りたいと思うか?』を確認する全村民対象の意識調査をやることです。何度も要望を出しているが、村長は応じる気配を一切見せない! 理由は想像できます。アンケートを取れば『除染は効果がない』『帰村したくない』という、村長にとって不都合な結論が出るからです」
彼らが危惧しているのは、除染には本当に効果があるのかどうか。だが、菅野村長は「除染はやってみなければ分からない」と宣言し、村民の声には耳を傾けないという。
実際、福島大学からのアンケート実施提案も村長は断ったそうだ。酪農家で飯舘村前田地区長、『原発に「ふるさと」を奪われて』(宝島社)の著者、長谷川健一氏が語る。
「双葉郡の住民アンケートを実施した福島大学から『飯舘村でも実施しないか』との提案があったが、村は断りました。村長の最も批判されるべきは、村民の声を無視し続けている点です」
一部の村民は、村長のやり方に反発し、昨年11月に「新天地を求める会」という団体を設立。住み慣れた故郷を離れて“新飯舘村”の建設を目指す署名運動を始めた。しかし、それも村からの圧力により活動を妨げられているという。
「現在、無人となった村での犯罪防止と避難住民の雇用創出のため、村をパトロールする『見まもり隊』が活動しています。村は『見まもり隊詰め所内での、政治活動及び署名活動を一切禁止します』との通達を出したり、役場職員とその家族に『絶対に署名するな』と圧力をかけ、活動の排除に躍起でした。村長はもはや独裁者。村民は疑心暗鬼に陥り、村長も村も信じられなくなっています」
今年10月に改選を控える菅野村長。村民との溝は深まるばかりだ。
(取材/興山英雄)
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