http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/354.html
Tweet |
福島第1原発事故に伴い昨年9月まで緊急時避難準備区域だった福島県南相馬市原町区の住宅で「孤立死」したとみられる女性(69)と長男(47)が、いずれも別々の持病で入院歴があったことが分かった。東日本大震災と事故のため同市では、避難区域内の病院が休止したり医療従事者が避難したりして医療環境が悪化しており、母子の孤立死の一因になった可能性もある。
市や近所の人の話などによると、民生委員から連絡を受けた次男が仙台市から駆けつけた2月26日に見つかった。先に死亡したとみられる長男がこたつに入った状態で、女性が傍らで倒れ死亡していた。母子は乗用車を持たず、長男が食事の世話をしていたらしい。
女性は持病のため市内の病院に数年前入院、退院後はバスで通っていた。通院先は事故に伴い休診、昨夏の再開後も医師不足などから診療日と時間を制限している。昨年8月ごろ女性は次男宅に一時避難し、同12月中旬に南相馬市に戻った。だがバスなどの通院手段に事欠き、事故前のような診療を受けられなかったとみられ、同様の理由で長男の病状も悪化した恐れがある。
今年1月末〜2月初旬には、買い物に出る女性の姿が近所で時々目撃されていた。近くの自営業の男性は「明るく元気だったのに、帰宅後はかなりやせて、まるで別人のようだった。原発事故の弊害だと思う」と憤った。
(毎日新聞)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素22掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。