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東京電力は27日、福島第一原子力発電所2号機の格納容器内の線量を事故後、初めて直接測定し、最高で毎時73シーベルトだったと発表した。
事故後に測定した最高線量で、人が被曝(ひばく)すれば1分弱で嘔吐(おうと)などの症状が発生し、約8分で死に至る。東電は「容器内での人の作業は不可能で、内部の状況を把握するためには、高い放射線に耐える機器開発が必要になる」としている。
調査は26日に内視鏡を挿入した配管に、線量計を入れて測定した。壁面から50〜100センチの場所で計8か所測り、線量は毎時31〜73シーベルトだった。定期検査中の格納容器内の線量に比べ、10万倍以上高い。格納容器内に溶け落ちた核燃料や、格納容器内に拡散した放射性物質による放射線の影響と見られる。
(読売新聞)
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