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日本だけ・・・原発を地震地帯の海岸に作る  武田邦彦  
http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/213.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 3 月 21 日 14:18:28: igsppGRN/E9PQ
 

日本だけ・・・原発を地震地帯の海岸に作る
http://takedanet.com/2012/03/post_a6cc.html
平成24年3月21日 武田邦彦(中部大学)


日本だけ・・・というシリーズも2回目。物事は「自分の頭で考える」というのと「他人は何を考えているのか」とを組み合わせるとさらに理解度が高まります。ただ自分が日本人の時には日本人同士では同じようなことを考えるので、「他人」を「外人」とするとかなり勉強になります.それがこの「日本だけ」です。

今回は原発立地です。世界の原発は、アメリカ、ヨーロッパ、日本の三極にあります。アメリカは主として東海岸からミシシッピーより東側の内陸にあり、ヨーロッパは全体的に拡がっています.

一方、世界で「震度6以上の地震がくるところ」はとても少なく、ほぼ「太平洋の端」しかありません。たとえば南米のチリ、日本、フィリピン、インドネシアなどに限定されています.下の地図の紫色の丸い点が原発の場所、赤い筋が震度6以上の地震が来るところです.

http://takedanet.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2012/03/21/globalearthquakeactivityvsnuclearpo.jpg


一見して判りますが、「震度6以上の地震が来るところに原発が立っているのは日本だけ」といってそれほど間違いはありません.また大西洋(アメリカとヨーロッパの間の大洋)は誕生してまだそれほどの時間が経っていないので、地震も津波も無いのです。だから英語でもフランス語でも「津波」という単語が無いのもうなずけます.

さらに、アメリカとヨーロッパの原発はそのほとんどが内陸に建設され、川の水(淡水)で冷却されています。原発ばかりではなく、およそ発電所というのは石油やウランを燃やしたらそれを冷やさなければなりませんので、どうしても海水か川の水が必要です.

原発は発電所で電気を扱うので、潮水は苦手ですから、できれば内陸に作って川の水や湖で冷やすのが適当です。それになんと言っても海岸はハリケーンや台風が来たり、気象が変化しやすいので、内陸で気象が安定した穏やかなところに建設する方が安全に決まっています.

日本なら、利根川上流、木曽川上流、そして琵琶湖のほとりが、もっとも良いことは間違いありません.

ということで、アメリカ、ヨーロッパの原発は、「地震なし、津波無し、内陸、淡水冷却」ですが、不思議なことに日本だけは「地震あり、津波あり、海岸、塩水冷却」ということになっています。「どちらが安全」と聞けば、その答えは決まっています.

おまけに、日本の原発はアメリカの内陸で設計されたものをほぼそのまま使っていますし、事故後問題になったストレステストも津波のないヨーロッパで生まれたものです。

なぜ、日本だけが「地震があり、津波がある」という土地柄なのに、さらに「海岸ふち、塩水冷却」問い特殊な立地条件を採用し、さらに「日本の設計」ではなく、アメリカの設計で原発を建て、津波で事故が起こると津波のないヨーロッパの安全審査方式をとるのか、それを考えてみなければいけないでしょう。

「日本の原発は基本的に危険だ」というのは原発がまだ不完全であると共に、立地が日本だけ特別ということが問題なのです.なぜ「日本だけ」なのか、なぜ「日本だけなのにアメリカの設計、フランスの安全基準を使っているのか」についてはまた別の原因があります.


音声
2012.03.21 武田邦彦 日本だけ・・・原発を地震地帯の海岸に作る
http://www.youtube.com/watch?v=bFjNgbEKvwk


 

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コメント
 
01. 2012年3月21日 15:27:49 : pPJ5gJb78A
>震度6以上の地震が来るところに原発が立っているのは日本だけ

過去に何度も大地震があった米国ロサンンジェルス近郊には、
2つも原発があり、近くに断層も走っていて、大変危険な状態です。

>。ヨどちらが安全」と聞けば、その答えは決まっています.

福一は、地震で配管破断が起きて冷却材が喪失したことは明白です。
地震が多い日本では、内陸に作っても危険なことに変わりはありません。

また、河川も渇水や氾濫があるので、海岸に比べて安全とは言えません。

過去に大事故を起こした原子力施設は、大半は内陸にあるものです。


原発はどこに建設しても危険なことに変わりはありません。

次の大爆発が起きない前に、一刻も早くすべての原発を廃炉にすべきです。


02. 2012年3月21日 15:41:11 : pPJ5gJb78A
台湾も地震大国ですが、3ヵ所に合計6基の原発があります。

あんな小さい島国で事故があったら、全く逃げ場がありません。
想像するだけでも怖くなります。日本以上に危険です。


03. 2012年3月21日 15:57:01 : Kcj0zZa4O2
世界は核戦争よりも原発事故で滅ぶというほうがリアリティーがある。

04. 2012年3月21日 15:57:41 : rvTfiDA42E
世界の川の近くには断層が100%あります、チェルノブイリもそうです

津波ありきの議論は空しく思いますが・・・・・


05. 2012年3月21日 16:52:42 : SvSX9UPTO2
世界有数の地震大国に原発を誘致するというのは狂気の沙汰。
これに対して日本の地震学会がはっきりと反対しなかったのは、地震研究自体がもともとエセ学問だからだろう。

06. 2012年3月21日 17:32:19 : HH0BG0NF6g
フランスだっけ?水不足で原発がヤバくなったのって。
内陸は内陸でヤバイ事もまた有ります。

07. 2012年3月21日 20:22:12 : Mb4DcXILmI
おまけに、2012年頃に起こると言われる巨大太陽フレアの影響で、
電源喪失したら どないするねん・・・・

08. 佐助 2012年3月21日 22:12:42 : YZ1JBFFO77mpI : gHqpcm4bVU
専門家はなぜ原子炉の致命的な欠陥を避けて通るのだ

【海水は火に油】
(1)冷却水の「マグネシウムやカルシウム,ナトリウムは腐食・穿孔・発熱を加速させます。そして想定外の腐食・腐敗・発熱が発生させる。イオン化で腐食・穿孔・発熱の劣化が進むと接続箇所やパイプ部分から水素や蒸気に含まれた放射能が放出されることになる。フクシマも多くの分子を含む海水を注入して原子設備の腐食・穿孔・発熱は加速したのは火に油を注いだためである。

(2)地震発生前にフクシマ1号機または3号機の原子炉容器に腐食・穿孔・発熱から応力で亀裂がすでに発生していたはずです,巨大地震応力の発生によって原子設備(配管・容器)のクラック(亀裂)は大きくなったのではないか。東海第二も浜岡も、壊れた福島も同じだ。(巨大地震や腐食・穿孔・発熱現象から応力に)耐えられる設計になっていないことが容器のクラックから証明できる。フクシマも浜岡も容器にクラック(亀裂)が入っているはずです。

そして津波と海水によってイオン化で腐食・穿孔・発熱が進むと接続箇所やパイプ部分から水素や蒸気に含まれた放射能が放出されることになる。3号機は爆発で「メルトダウン」そして1号機は「メルトダウン」(炉心溶融)を上回る「メルトスルー」(原子炉貫通)そしてメルトアウトが起きて燃料棒は炉心が溶解。地表の数メートル以下で溶解しているのではないだろうか。

【放射能は海洋や大気なら薄められるという安全発想はキチガイ】
原発は高濃度放射性物質を大気と海洋に放出するのが目的,大気と海に垂れ流して放射能を拡散すれば誰にも判らないし問題ないとの考え。ウラニウムは自然崩壊しセシウムとプルトニウムになる。電子を激突させると崩壊は加速され原子爆弾のように大量に殺傷破壊させる。だから,原発の燃料棒は濃縮されたままのウラニウムは使用されず,自然崩壊を遅延させるために混ぜ物にしている。だから混ぜ物を結合させる水素が発生するために,水素爆発や高温の熱での蒸気爆発は避けられない。そのために,原発設計し,水素と蒸気を逃がすように設計されている。そこで原発は水素や蒸気を逃がし爆発を防ぐために,配管大気開放コックやドレンコックから水素や蒸気に含まれた放射能を放出している。

【格納容器自体の損傷はさけられない】
劣化すると腐食・穿孔・発熱から応力が発生し繋ぎ箇所の溶接部にクラックや穴があき,格納容器自体の損傷はさけられないことになる。『燃料棒が入っている原子炉容器の密閉性が』崩れることになるから,原子炉圧力容器内で発生する水素が格納容器内に漏出し、格納容器内で可燃限界濃度に高まり水素爆発を起こす恐れがあるということになる。

仮に不活性な窒素ガスを格納容器内に注入し、水素爆発を防いでも極めて高濃度の放射性物質を含んだ水の海洋への放出や高濃度放射性物質を大気に放出しなければならない。

【水や空気に触れると大爆発する】
燃料が高濃度のプルトニウムで福島よりずっと臨界しやすい,冷却系が液化ナトリウムで、水や空気に触れると大爆発を起こす。 フクシマで「冷却水と高熱水を循環させるシステム」は溶解すると放射能の漏出は止らないことが証明された。

日本の原発54基すべての原発は原子炉建屋と核燃料集合体の「固有振動数」が同期しています。簡単にいうと日本の原発はすべて容器か配管や燃料棒のハウジング肉盛部に穴やクラックが発生します。腐敗し爆発します。この共振振動応力は水の中でも地下でも関係なしに発生します,海水を注ぐと増幅します。そして話しにならないのは蒸気と共に放射能を大気開放と海洋へドレンさせる設計になっている。メチャクチャである。そしてフクシマは今回の寒波で水の分子に氷結されていた放射能が、世界中と日本を汚染列島にすることが避けられない。


09. 2012年3月22日 01:51:35 : tnzBKUN4vk
>>01,>>02

議論の全体を見ないで、瑣末をとらえても意味はありません。武田教授が

”「日本の原発は基本的に危険だ」というのは原発がまだ不完全であると共に、立地が日本だけ特別ということが問題なのです.”

こうおっしゃっているのは、合理的な思考が根本的に欠けている、という点を問題
にしていると思われます。このことは、近代的な国家たりえていない、と言っても
いいでしょう。

地震国が原発を持つことと同様なほどおそろしいことです。


10. 2012年3月23日 19:54:12 : oDZLjorBrU
大体、飛行機のしりもち事故で分ってたでしょ。
鋼鉄だろうとなんだろうと、振動で簡単に金属疲労は起きるって事!
配管がまるで万里の長城のように、どこまでもどこまでも長く長く続き、それも天井から吊り下げた状態でぶらぶらに取り付けてあるんでしょ。
地震の為にそういう取り付けをしてるんでしょうが、それが又金属疲労で破断すると言う危険もはらんでいるのも事実でしょ。
配線も、あんなに化け物の血管のように縦横無尽に太い束になってアッチに繋がりコッチに繋がり、それが又どこへ繋がっているものかも分らないほどに太くまとめられ、それが又どこへ繋がっているのか、それらの配線の全てを知り尽くしている人がいるとでも言うのか?
ただ電子回路で繋がっているから、普段はボタン一つで操作しているだけなんじゃないのか?
だから、いったん電源喪失ともなれば、直ちに配線は迷子状態。
何がどこへ繋がっているのか、何がどうなっているのか、それが全部分る技術者が日本に一人でもいるとでも言うのか?
世界に一人でもいると言うのか?
大体アメリカのGE社が造ってから30年とか40年とか経った原発の技術者が生きているのか?
ふざけるんじゃないよ!
何がストレステストで安全が確認されただ!
誰が確認したんだ!
誰が許可するんだ!


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