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橋下市長、原発再稼働で首相恫喝!「政権もたない」
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120317/plt1203171450002-n1.htm
2012.03.17 夕刊フジ
大阪市の橋下徹市長(42)は16日の記者会見で、政府が再稼働を探っている関西電力大飯原発3、4号機(福井県大飯郡おおい町)について、「本当に電気が足りないのか、いつまで再稼働が必要なのか。そういう情報開示なしに再稼働したら民主党政権はもたないと思う」と牽制した。野田佳彦首相(54)はこの“恫喝”にどう応じるか。
橋下氏は会見で、福島原発事故時の政府対応のまずさが露呈した中で、新たな危機管理体制の構築なしに再稼働するのは「あり得ない政治判断」とし、「政府のストレステストがまず必要だ」と述べた。
さらに、藤村修官房長官が同日、再稼働にあたり同意が必要な地元自治体に福井に接する滋賀県は含まないとの認識を示したことについて、「同意を得るなら範囲は福井県だけでは収まらないし、まやかしだ。それなら地元同意など取らず、国が全責任を負って決定すべきだ」と話した。
橋下氏の発言に呼応するように大阪府は同日、関西電力高浜原発(福島県大飯郡高浜町)と大飯原発で、福島第1原発級の大事故が起きた場合の放射性ヨウ素拡散予測を公表した。気象条件などが異なる106例の予測のうち、府内の一部で、内部被曝線量が屋内退避が必要な100ミリシーベルト以上の地域が出るケースが1例、安定ヨウ素剤の服用が必要とされる50−100ミリシーベルトの地域が出る事例が11例あった。
橋下氏の率いる「大阪維新の会」の幹事長でもある松井一郎知事は「あくまで最悪の場合だが、気象条件によっては大阪も被曝することになる。脱原発依存の方向性を関電にも認識いただけるよう議論していきたい」と述べた。
政府は、来週にも提出される原子力安全委員会の最終報告を受けて、月内にも野田首相と関係3閣僚の会議を開き、再稼働の是非を判断する。その判断次第では、橋下氏が野田首相を猛攻撃する場面もありそうだ。
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