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【呼びかけ文】
去る2/8、大飯原発3、4号機の一次評価を巡る第8回目のストレステスト意見聴取会が行われました。
この意見聴取会は、傍聴者を別室傍聴という形で閉め出し、三菱重工から献金を受け取っている利益相反の3委員(岡本孝司、山口彰、阿部豊)を居座らせたままで行われました。
これにより保安院は、大飯原発3、4号機のストレステストの評価結果を「妥当」とする審査書の修正案を意見聴取会に示し、正式な審査書が原子力安全委員会に提出されてしまいました。
そしてついに、先日の原子力安全委員会では、利益相反の最大の悪玉である斑目委員長をはじめとする面々による「確認」手続きにより、安全評価結果を了承することで、原発再稼働に向けた動きが一歩進む事になってしまいました。
今後は大飯原発の再稼働に向けて地元の了解を得る段階に入ります。
さらに、3/9の第10回目となるストレステスト意見聴取会では、伊方原発3号機についてもストレステストの評価結果を「妥当」としてしまいました。
保安院は大飯原発3、4号機、伊方原発3号機の事例を突破口として、次から次へと原発再稼働に向けた事務的な意見聴取会を強行しようとしています。
未だに福島第一原発事故の原因究明も徹底されていない現状において、脱原発を望む市民の声が高まりを見せる中でのこうした原発推進勢力の動きは、まさに原発容認/再稼働ありきの茶番としか言えないものです。
こんな姑息で誤摩化しに満ちた出来レースが許されていいのでしょうか?
可及的速やかに脱原発に向かう為には、原発再稼働の阻止こそが、原発容認の流れに対する重要な防波堤になります。
3.11から1年が経ちました。あらゆるアクションを通じて脱原発の実現を望んできた皆さんにとっての、最大の正念場が今です。何としてでも食い止めなければなりません。
3/19(月)17時30分〜20時30分に行われる第11回目のストレステスト意見聴取会に合わせ、17時30分より経産省本館前にて原発再稼働反対の抗議行動を行います。
事務的に強行される意見聴取会に対する抗議、そして、大飯、伊方をはじめとするすべての原発の再稼働に反対の声を上げましょう。
是非、ツイッター、フェイスブック、ブログ、そのほかSNS等でこの情報を拡散して下さい。
3/19(月)の第11回目となるストレステスト意見聴取会に合わせ、大阪・関西電力本社前でも緊急の抗議行動が決定しました!
是非、多くの皆様のご参加をお願いします!
この抗議行動の情報を拡散する為に、ツイートキャンペーンに皆様のご協力をお願いします!
【呼びかけ】TwitNoNukes
<3.19緊急!原発再稼働許すな!経産省前抗議>
【日時】3/19(月)17時30分〜(意見聴取会は17時30分〜20時30分まで行われます。)
【場所】経済産業省本館前
※反原発・脱原発というテーマと関係のない特定の政治団体や政治的テーマに関する旗やのぼり、プラカード等はなるべくご遠慮ください。
【詳細】http://twitnonukes.blogspot.jp/2012/03/319.html
<3.19緊急!原発再稼働許すな!大阪・関電本社前緊急抗議>
【日時】3/19(月) 昼の部11〜14時、夜の部17時〜
【場所】関西電力本社前
※反原発・脱原発というテーマと関係のない特定の政治団体や政治的テーマに関する旗やのぼり、プラカード等はなるべくご遠慮ください。
【詳細】http://twitnonukes.blogspot.jp/2012/03/319_16.html
是非、ツイッター、フェイスブック、ブログ、そのほかSNS等でこの情報を拡散して下さい。
また、遠方の方や、当日ご都合の悪い方はぜひ電話やFAX、メールによる要請をお願いします。
出来る限り多くの皆さんのご参加をよろしくお願い致します。
枝野経産相、保安院にも電話やFAXで抗議をお願いします!
【枝野幸男経産相】
国会事務所:
FAX…03-3591-2249 TEL…03-3508-7448
地元・大宮事務所:
FAX…048-648-9125 TEL…048-648-9124
E-mail:omiya@edano.gr.jp
【経産省】
大臣官房:TEL…03-3501-1609
広報 :FAX…03-3501-6942
【原子力安全・保安院】
代表 :TEL…03-3501-1511
広報課:TEL…03-3501-5890
原子力安全技術基盤課(ストレステスト担当):
FAX…03-3580-5971 TEL…03-3501-0621
E-mail…qqnbbf@meti.go.jp
メールによるお問い合わせ:ご質問・ご意見(保安院HP):
https://wwws.meti.go.jp/nisa/index.html
【参考】3月15日(木)付「大飯原発ストレステスト一次評価」に関する緊急声明
2012年3月15日 (木)
<緊急声明>原子力安全委員会は大飯原発3・4号機ストレステスト一次評価を差し戻すべき
本日、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、国際環境NGO FoE Japan(地球の友ジャパン)、国際環境NGOグリーンピース・ジャパン、原発を考える品川の女たち、福島原発事故緊急会議、再稼動反対!全国アクション、プルトニウムなんていらないよ!東京−−の7団体は、別添の声明を発出いたしましたので、お知らせいたします。
2012年3月15日
緊急声明
原子力安全委員会は大飯原発3・4号機ストレステスト一次評価を差し戻すべき
「一次評価では安全確認はできない」(班目委員長)なら原発再稼動判断もできないはず
活断層の連動評価による大飯原発の耐震安全性は確認されていない
大飯原発3・4号機の再稼動をめぐり、再稼動の条件の一つとされるストレステストについて、原子力安全委員会の総合的評価検討会は3月13日、原子力安全・保安院による大飯原発3・4号機のストレステスト一次評価審査書の検討を終了しました。来週にも原子力安全委員会で確認書を出そうとしています。このような強引な手続きに私たちは強く抗議します。
1.「一次評価だけで安全は確認できない」のに「政治判断は可能」??
班目春樹原子力安全委員長はストレステストの「一次評価だけでは安全確認はできない」と繰り返し述べ、一次評価の確認が原発の再稼動の要件にはならないとの立場をとっていました。昨日の参議院予算委員会でも同じ発言をしています。2月20日には「諸外国でストレステストを運転再開の是非みたいなものに使っている国はない」とも発言しています。ところが同じ予算委員会で枝野経産相は、原発再稼動については「一次評価をふまえて対応する」と、班目発言を完全に無視しています。野田首相も「一次評価に基づく再稼動の政治判断は可能」との考えを示しました。原子力安全の最高責任者が安全確認ができないと言っているのに、政治判断は可能というのは全く理解できません。原子力安全委員会が確認書を出せば、その意図がどうあれ、運転再開の容認を強要するための材料として政治的に利用されるでしょう。保安院の審査書は一次評価と二次評価を分けてない原子力安全委員会の7月6日付要請の要件を満たしていません。確認の作業を直ちにやめて審査書を保安院に差し戻すべきです。
2.活断層の連動を考慮に入れていない
関西電力は、大飯原発の耐震安全評価において、活断層の連動を十分に考慮に入れていません。保安院の地震と津波に関する意見聴取会では、委員全員から、大飯原発周辺の3本の活断層について、連動評価を行うべきとの厳しい意見が出ました。関電はこれに抵抗し、半年かけて追加調査を行うとしています。関電が行った、連動を考慮した仮の地震動評価では、改訂指針による耐震安全評価(バックチェック)で用いた基準地震動Ssを上回っています。保安院はこの評価について、入力条件を示すよう求めています。
連動を評価した場合には、基準地震動Ssが大きくなることから、バックチェックはやり直しになるはずです。班目委員長は、福島原発事故を受けて、指針類の見直しが必要だと述べていますが、大飯原発については、今ある耐震安全指針すら満足していないということになります。この問題で次の意見聴取会が3月28日に行われます。これを待たずに安全を確認することはできないはずです。
3.津波の想定
保安院は、ストレステストの判断基準として、福島原発事故を繰り返さないことを挙げています。しかし、大飯で用いられている津波の想定は11.4メートルで、福島事故の14メートルよりも低い想定です。これについて、検討会で保安院は、福島ではもともとの想定高さプラス9.5メートルの津波が来たので、大飯もそのようにしたと説明していますが、関電などが行った津波跡調査は、地震・津波に関する意見聴取会でも不十分だとの結論となり、再度の詳細調査が実施される予定です。
また、津波が斜面を駆け上る「遡上」の効果については、全く評価していないことが検討会で明らかになりました。
これらのことから、現在のストレステスト一次評価の津波の想定および評価は、まったく不十分だと言わざるをえません。
4.福島原発事故の原因究明を待つべき
福島原発事故については、原因究明も終了していません。これでどうして福島原発事故を繰り返さないなどと言えるのでしょうか。
福島原発事故では、地震により配管が破損した可能性が指摘されています。政府事故検証委員会中間報告も保安院も可能性を否定しておらず、現地調査が必要であることを認めている。国会事故調査委員会はこの問題に正面から取り組んでいます。保安院は、大飯原発のストレステスト評価にあたって、福島原発事故で配管が破損した可能性については全く考慮していません。少なくとも国会の事故調査委員会の結論を待つべきです。
5.外部有識者の具体的な質問に答えていない
検討会では、外部有識者から、緊急時の要員の確保はどうするのか、アクセスルートの確保をどうするのか、瓦礫の撤去にどれくらい時間がかかるのか、要員の質はどうか、主任技術者をどう配置するのか、津波の遡上をどう評価するのか、他の号機がシビアアクシデントとなり放射能が出ていたらどうするのか、堤防のかさ上げはいつ行うのか、手順にあるバルブの手動操作は緊急時に本当に可能なのか、など具体的な質問が出ました。保安院は、それは「二次評価で」、「今後の課題に」、「引き続き検討します」など問題の先送りに終始しました。まもなく消滅しようとしている原子力安全委員会で語られる「今後の課題」に一体どれほどの意味があるのでしょうか。原子力規制庁でというのであれば、この確認作業そのものも原子力規制庁に委ねるべきでしょう。
基礎ボルトなど機器の強度について安全率を削って評価している問題など、保安院のストレステスト意見聴取会で回答しきれていない質問についても置き去りにしたままである上に、3月4日付で市民団体(福島老朽原発を考える会・FoE Japan)が提出した*公開書簡にも回答していません。
6.傍聴者の締め出し
今回の検討会での審議が、結論を得ることを優先したアリバイ的なものであることは、異常に過密な審議日程と、傍聴者への対応にも表れています。傍聴者の発言の多くは、手続きの不合理さ、審議が尽くされないことに対するやむにやまれぬ意見の表明でした。二次評価が一体いつになるのかという質問には最後まで説明がありませんでした。最終回に、会場から傍聴者を締め出したのは、公開の場で緊張感をもって議論を行うという「傍聴」制度の意義を無にした行為であり、明らかに行き過ぎです。
7.広く市民の意見をきく公聴会の開催を
大飯3・4号機の運転再開の手続きは、その後の原発の運転再開の基準となります。その意味ですべての市民、国民が影響をうける可能性があります。現在の形式的な意見受付だけではなく、一般市民や住民からの意見聴取が必要です。私たちは当事者であり潜在的な被害者です。専門家のみによって進められる審査・確認では全く不十分であり、広く市民の声をきく公聴会を開催すべきです。
*公開書簡 http://dl.dropbox.com/u/23151586/120304_letter_anzeniinkai.pdf
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
国際環境NGO FoE Japan(地球の友ジャパン)
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン
原発を考える品川の女たち
福島原発事故緊急会議
再稼動反対!全国アクション
プルトニウムなんていらないよ!東京
問合せ先:090-8116-7155 阪上(フクロウの会)
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