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3月16日、関西電力の八木誠社長は、「今年夏に原子力の稼動がなければ(需給面で)厳しい夏が予想される」と語った。昨年10月撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai)
ロイター 3月16日(金)19時23分配信
[東京 16日 ロイター] 関西電力<9503.T>の八木誠社長は16日、大飯原子力発電所(福井県おおい町)3・4号機の再稼動に向けた国の安全確認手続きが進んでいることに関連して、「審査を受ける立場なのでスケジュール感は言えないが、今年夏に原子力の稼動がなければ(需給面で)厳しい夏が予想される」と語り、再稼動に向けた政治判断を促した。
会長を務める電気事業連合会の会見で語った。
原発停止に伴う火力燃料費の増大で関電は2012年3月期に2530億円の当期赤字(前年実績は黒字1231億円)に陥る見通し。電気料金の値上げの可能性について八木社長は、「(原発の)再稼動に全力で取り組んでおり、内部留保を取り崩すことで値上げは回避したい」と語った。社債発行の再開については、原発再稼動が決まっていないので環境改善が必要との認識を示した。
関電の12年3月の年間配当予想は前年度実績と同じ1株当たり60円。枝野幸男経済産業相は同日午前の記者会見で「長期にわたる赤字原因が発生しているのに配当を続け、電気料金の値上げを持ち出したら利用者には理解されない」などと語り、大幅赤字での配当について批判的は見解を示した。八木社長は今期の配当維持の考え方について、「原発の再稼動は一定の進展が見えており、株主には安定配当を基本としている」と語った。
八木氏の後に中部電力<9502.T>の水野明久社長が会見し、電気料金に関して「できるだけ長く現行料金を続けるという考え。燃料費の追加負担はあるが、最大限に効率化して乗り切っていきたい」と述べた。中部電は12年3月期に1100億円の当期赤字(前年実績は黒字845億円)を見込み、年間配当も60円と前年実績を維持する方針。水野社長は「配当は来期以降も今の水準を維持したい」と語った。昨年、菅直人前首相の要請を受けて停止した浜岡原発(静岡県御前崎市)について水野社長は、「再稼動の時期に言及できる段階ではない」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120316-00000104-reut-bus_all
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最終更新:3月16日(金)19時26分
ロイター
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