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この世には、日付がそのまま歴史に刻まれる例が少なくない。日本でいえば、太平洋戦争開戦の12・8、終戦の8・15、広島に原爆が投下された8・6。災害では関東大震災の9・1と阪神大震災の1・17。
▼そこへ昨年、東日本大震災の3・11が加わった。警察庁の2月末現在のまとめでは、死者・行方不明者が1万9131人にもなる大災害である。そしてその日は、東京電力福島第1発電所で、世界史に刻まれる未曽有の原発事故が起きた日でもある。
▼あれから1年。日本各地で多くの人たちがあの日の記憶を紡ぎ、被災者を悼みながら、悲しみを新たにした。心臓の手術を終えて退院されたばかりの天皇も、追悼式に出席され「被災地の状況が改善されていくようたゆみなく努力を続けていくよう期待しています」と述べられた。
▼そんな中、原発事故の当事者、東京電力の姿勢が波紋を呼んでいる。西沢俊夫社長は事故から1年という節目の日の記者会見にも出席せず、談話を発表しただけ。その談話には「事故によって迷惑をおかけした」という文言はあるが、自分たちの安全対策の不備によって事故が起きたことは認めていない。会見に応じた副社長も「事故原因は想定外の津波」という従来の見解を強調するだけだった。
▼これが事故に責任を負わなければならない当事者の姿勢である。こんな無責任な会社に原子力発電の運用を委ねたままでいいのかと疑問を感じた。 (石)
(2012年03月12日更新)
http://www.agara.co.jp/modules/colum/article.php?storyid=227965
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